2018年 岐阜県の白川村にある白川郷を訪れました。
ユネスコの世界文化遺産に登録されている、『日本昔話』が現実にあるかのような合掌造りと呼ばれる茅葺屋根の家が並ぶ集落です。
集落とは書いたものの、世界遺産登録されている地域は白川郷に限っても上白川郷と下白川郷があり、庄川沿いに広い範囲で合掌造りの集落が点在しています。
全てを歩いて散策すると結構な距離です。
山に囲まれた集落は長閑で広々としており観光客が多くても、子連れで観光しにくいという事はありません。カフェや飲食店もボチボチあります。
現地に行ってしまえば子供ものびのびと散策できると思うので、白川郷にたどり着くまでの交通情報を主に書いてみたいと思います。
私達が取ったルートはJR高山駅からバスで白川郷バスターミナルに行き、一日観光してまたバスでJR金沢駅に向かいました。
こう書くと簡単ですね、乗り換えもしてないし。バス乗ってただけ。
白川郷に入る公共交通機関はバスしかないのです。
その他のルートで白川郷を目指す方はこちらの公式サイトをご覧ください。
https://shirakawa-go.gr.jp/
JR高山駅横に濃飛バスセンターがあります。
高速バスの予約、発券が出来るチケット売り場と各方面行きのバス乗り場があり、こちらで前日に予約することにしました。
さすが世界中から観光客が集まる飛騨高山、完全にキャパシティオーバーです。チケットカウンターもバス乗り場も長蛇の列。
家族は宿に帰し私一人で突入しましたが、もしこれにふたりの怪獣を連れていたとしたらどんなに大変だったろうと思います。
英語が母国語ではない人と英語でやり取りするのは本当に大変です。そんなお客も大勢いる中、どのスタッフも気持ちの良い接客で、毎日たくさんの観光客にもまれて技がビシビシに磨かれているのだなと感じました。
素晴らしいな と思いながら待っていると私の番です。明日の白川郷行きのバス 大人3名子ども2名で予約したいというと午前中の便で残っている座席は残りわずか。ふーーっ 危ない危ない。
しかし、この時私は大きな過ちを犯していたのです。
白川郷から金沢に向かうバスもほとんど空いていなかったのです。そんなことは考えてみればすぐ分かるのに、なぜ当日白川郷で金沢行きの席を予約しようと考えたのでしょうか。
結果、白川郷から金沢までは3席しか座席がなくそれぞれ子どもを膝に乗せて金沢に向かいました。
3歳はまだいいわ。8歳の22キロ!
濃飛バスのサイトはこちら。サイトから予約も出来るので、準備はなるべく早くした方が良いです。
www.nouhibus.co.jp
いざ!白川郷へ!
朝のバス乗り場も長蛇の列です。
大きな荷物はバスの下部の荷物入れに預かってもらえます。ベビーカーもこれで預かってもらえるようです。
バスは山の中を走り、白川郷へは1時間弱で到着。
例の大きな荷物はバスターミナルのすぐ近くに、荷物一時預かり所がありここで預けます。
ベビーカーも一時預け出来ると思います。
バスターミナルにもコインロッカーがいくつかありますが、空いているわけがない。
外国人ばかりを乗せた観光バスから降りてきたスタン・ハンセンみたいなおっちゃんがバスターミナルの受付で「ここは高山ではないのか?俺は高山に行きたかったんだ。どうしたらいいのだ!」と頭を抱えていました。
そんなこと言われても受付のお姉さんも頭抱えるよね。
この集落をちょっとでも歩いてみたら、『高山行かなくて良かった。何ここ 最高やん!』てなってたと思いますが。
どうしたんでしょうかね。向かったんでしょうね、高山に。
荷物を預けて身軽になったらまずは展望台を目指します。
展望台行きのシャトルバスは片道大人200円で20分間隔で運行しています。
展望台 – 白川郷観光協会
歩いて登ることも出来ますがかなりの急斜面を登るので、行きはバス 帰りは歩いて下りることにしました。展望台にはお食事処や土産物屋があり、記念写真を撮ってくれるカメラマンもいます。
100点満点!いいお天気。
集落には合掌造りの宿、レストラン、カフェ、土産物屋、温泉施設、美術館、重要文化財になっている家などいろいろあるので、もう気の向くままお好きにしてください。
この美しい集落をよくぞ残してくれた。と感動するばかりです。
私は以前、雪のとっぷり積もった真冬のライトアップされた時期に来たことがあります。
今は予約制になったようですが、冬 本当におすすめ!
現世とは思えないような幻想的な光景が見られます。
山間の昔ながらの集落っていうロケーションが特に好きなんでしょうね。
なのでちょっと布教に気合が入り過ぎました。
あぁ 3000文字越え。
以上 子連れで行きやすい世界遺産 白川郷でした。