リューデスハイムに到着したら鴨の親子の引っ越しに遭遇した。【ライン下り①】

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

 

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ユネスコ世界遺産にも登録されている、ライン川流域のリューデスハイムからコブレンツまで、母子3人で旅して来ました。

ライン渓谷中流上部(ラインけいこくちゅうりゅうじょうぶ、Reine Gorge)は、ドイツの世界遺産の1つ。ラインラント=プファルツ州の都市であるコブレンツとビンゲン・アム・ラインの間のライン川の65キロメートルの渓谷のことを指す。登録範囲は、272.5平方キロメートル及び緩衝地帯は、約346.8平方キロメートルに及ぶ。

ライン渓谷中流上部 Wikipedia

 まずはフランクフルトから西へ約40キロの街マインツから、リューデスハイムに向かいます。マインツとリューデスハイムはライン川を挟んで反対側に位置するので、マインツからヴィースバーデンへライン川を渡り、そこで電車を乗り換えてリューデスハイムまでの道のりです。

電車に乗っている時間は合わせて一時間ほどですが、今回はヴィースバーデンで乗り換えに40分ほど待ちました。

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鳩の糞が降ってくる危険な駅舎。ヴィースバーデン。

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40分の待ち時間の間にパンを買って早めのおやつタイムです。

さっき朝食食べたばかりですが、ふたりともしっかり完食しました。

ヴィースバーデン中央駅の前には緑地になっている公園があって、そこで時間をつぶしても良かったのだけど、ドイツ鉄道はしょっちゅう遅れたり、変更があったりするので駅に居てすぐ対応できる方がいいかな。と思ったのと、子どもと公園に行って帰って来るには40分は微妙な時間でした。

乗り遅れたら、また30分待ち。それはしゃれにならん。

ヴィースバーデンは始発駅なので5分ほど早く列車が来て、座席もしっかり確保。

予定通りリューデスハイムに向かいます。

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リューデスハイムの駅

 ヴィースバーデンの街を抜けて牧草地の広がる美しい景色を眺めながら30分ほどでリューデスハイムに到着しました。

券売機以外は何もない小さな駅舎です。

鉄道はライン川に沿って走っているので、今電車が来た方向を少し歩いて戻るとリューデスハイム市街です。そこに観光案内所やラインクルーズの船会社のオフィスもあるので、まずは観光案内所を目指して歩きます。

歩き始めてすぐ左手にBrömserburgという古城が見えてきました。

そのBrömserburgの横手辺りなんだか騒がしいと思ったら、鴨の親子が連れ立ってこっちに向かって歩いてくる!

なにそれー!! 子連れの鴨のお引越し!

どこから出てきたのか分からないけど、まさに今始まったばかり。

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よーく見て!鴨が子連れで歩いてる。

フワッフワの子鴨は5羽。親ガモがガーガー言いながら先導します。

 

えっ?えっ? でも、ちょっと待って。

 

ここからライン川を目指すつもりなら、そんなよちよち歩いて行けるような場所じゃないよ。

直線距離にしたら大したことないかもしれないけど、まずは大きな道路を渡って、複線の鉄道が走る線路を越えて、さらに歩道を越えて急斜面でライン川に入る事になるけど、どうなん? 本気なん?

 

 

どうやら 本気らしい。

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この大きな道路を越えた。

交通量はけっこう多いこの道路をなんなく越えて(私が車 止めた。)次は線路を横切って行かないといけない。

しかし、今 鴨家族のいる歩道から線路までは80cm程の高さがあり、子鴨は登れない。

さぁ どうする!?

 

そしたらBrömserburgから出て来て様子を見ていたおじさんが助けに来た。

このおじさん、なんかでかい段ボール箱持って出てきたんだよね。これに鴨家族丸ごとぶっこんでライン川に連れて行こうとしてたらしい。

 

無理だよね。

 

そこで今度はブルクおじさん、歩道で右往左往している鴨達を追い立てて駅方面に誘導。

駅の近くにこの大きな道路と交差する踏切があり、そこだと段差が少ないから渡れるもんね。

ナイス! ブルクおじさん。

 

大きな観光バスなんかも行きかう中なんとか踏切近くまで辿り着いた鴨家族。

しかし踏切内は車がバンバン通るから、そこから線路内へ逃げ込む鴨家族。

 

さぁ 頑張って線路越えて行け!

 

子鴨がね、これが越えられないの。

線路のレールがね、そんなに高さがあるわけじゃないんだけど Ⅱ みたいな形になってるでしょ? 

このくぼみの所でジャンプするから、上の出っ張りに引っかかって飛べない。

親鴨がもうガーガー鳴いて、来い来い!言うんだけど、これが複線だからいっぱい越えないといけなくてね。

はやくー! 電車来ちゃうよ!!

その頃にはブルクおじさんと、線路付近で工事してた作業員のおじさん2人の3人で線路に入り込んでなんとか子鴨を向こうに渡そうとするんだけど、子鴨に近づくと親鴨がすっごい怒るの!ガ---!!!!って。

 

でもね、早くしないと電車来ちゃうって!!

 

もうウチら母子3人線路脇にへばりついて、ハラハラしながら見てたんだけど。

とうとう、カンカンいって踏切が閉まった。

 

えーーー!えーーー!! ほんま あかんやん!!

 

この時、線路を越えていた子鴨は1羽くらい。

まだ残りの子が線路内にいるのに! 電車が来た!

 

!!!絶体絶命!!!

 

やって来たのは貨物列車、だから駅で止まらずにすごいスピードのままで子鴨達の上を通過する。しかも長い! 延々と続く、車両。

もうどうしようも出来なくて線路わきに佇む3人のおじさんと、目を凝らして子鴨達を探す私達。

 

時間やたらと長く感じたわ。いや実際 長かったよあの列車。

 

やっと、列車が通り過ぎた後。

驚いた親鴨はもう線路の向こう側、ライン川方面へ行ってしまい私達のいる場所からは見えない。

子鴨達は??

 

・・・生きているみたい!!

小さいフワフワが線路のあちこちにいる!良かった!

驚いて、それぞれかなり離れた所に行っちゃったか、それとも列車の風圧で飛ばされたか、でもみんな動いてる。

さっそく3人のおじさんがそれぞれ子鴨を捕まえて、川のほうへ避難させ、親鴨も戻って来ているみたい。

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離散した子鴨達。

 

ブルクおじさんが「5羽だったよね?」

う、うん 5羽だったと思う。

 

全部無事に親元に届けて、「オールライト!」だって!

良かった!本当に!

 

長男も次男も一部始終見ていて、家は家業が酪農で生き物は慣れていて動物の生死も頻繁に見ている子達だけど、こんなもどかしい事はなかったよね。

 

お気楽観光客気分でリューデスハイムに来て、いきなりすごいのに遭遇しました。

drive.google.com

分かりにくいかもしれないけど、鴨家族が移動した動線を黒い線で記しました。

奇跡の157m。

 

 

まだ、ドキドキしていますが次回はリューデスハイムを観光します。

 

 

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