カールスルーエ中央駅の真ん前にある交通至便な動物園です。子どもと一日遊べる、庭園と動物園が合体したハイブリッドな動物園に行って来ました。
カールスルーエの中心街は中央駅からは少し離れていて、トラムに乗って10分くらいの所に街の中心が集まっています。では中央駅付近はどうなっているのかと言うと、集合住宅の集まる住宅街です。しかし、その目の前に大きな動物園があるのです。
たかが動物園と侮るなかれ、園内には遊具のある公園数か所、ボートに乗って回ることが出来る池、日本庭園、ローズガーデン、眺めの良い丘、レストラン、カフェ、コンサート会場など充実の施設。
小さな子どもを遊ばせる場所の少ないカールスルーエでは、どこかにお出かけとなったらここ一択ではないでしょうか。
ドイツ語のみ。
『ZOO』はドイツ語でツォーと言います。
中央駅で飲み物とパンを買って、いざ動物園へ。
入場料
大人:11€
学生:9€
6歳から15歳:5€
その他、レイトチケット、グループ割引、ゴンドラ(池のボート)とセットになったコンビチケット、年間パスなど各種あり。詳しくは↓
Karlsruhe: Eintrittspreise für den Zoologischen Stadtgarten
近隣3園(カールスルーエ、ランダウ、ハイデルベルグ)の動物園を回れるチケットもあります。
開園時間
11月から2月 9:00-16:00
3月と10月 9:00- 17:00
4月から10月 8:30 ー 18:00
祝日だったけど、安定しないお天気だったのでそんなに混んではいませんでした。
何回か来たことがある長男に引率されて、私と次男は初めての訪問です。
「右回りと左回り、どっちがいい?」と長男に聞かれてどっちでもいいけど・・・と思っていたら、フラミンゴを見つけた次男が走り出してしまい、強制的に右回りになりました。
「フミランゴ~!!」
公園の西側は主に緑地が広がり、日本庭園や巨大なチェス盤があるガーデンエリアになっています。
さっそく池をグルっと回る「ボートに乗りたい!」と言い出した子ども達。それなら最初からボートとセットになったコンビチケット買ったのに。
乗り場の自販機はおつりの出ない仕様で、苦戦しながらチケットを購入。このボートはちょうど反対側で降りるハーフと、乗船した所に戻ってくるフルが選べます。
長男:「ママ、フルねフル!絶対フル!」
そんなとこだけ説明書きを熟読せんでええ。
まぁ、このボートライドがなかなか良かったです。ゆっくりだけど、次々と鴨やら、カラスやら、白鳥やら、ペリカンが現れて、噴水もあって。みんな飲み物やスナック片手にのんびり乗っていました。
それで、一番奥まで行って帰ってくるから、この動物園の大きさがだいたい把握できる。
ボートは大人4人乗りです。子どもとなら大人の膝に抱えて少し多めの人数でも乗れるようです。
ボートを降りてしばらく歩きます。やっぱり雨が降ったりやんだり。
長男が全身黄色なのは気にしないでください。本人に着るものを選ばせるとだいたいこうなります。まぁ、遠目に見つけやすくて良い。
遊具のあるふれあい広場。この中にヤギが放し飼いにされていて、なでなで出来る。
こちらから近づいて行かなくてもヤギからグイグイ来る。近すぎてピントが合わないんですけど!
この中には、他に鶏、豚、ロバなどの家畜系動物がいます。
ちょうど園の一番奥まで来ました。ここから池の東側を中央駅方面に折り返します。
東側は熱帯の動植物を集めた建物やレストラン、カフェがあり賑やかです。動物も次々と見れて楽しい。
もちろん寝ているのや、引っ込んでいるのもいて全ての動物を見れたわけではないけど、こんなに近くで見られるなら十分です。
入場する時に貰えるパンフレットや園内の掲示板に各動物舎の餌やりの時間が書かれています。その時間に合わせて園内を回るようにすれば確実に動物を見れますよ。
園内で一番大きな遊具広場。隣接して幼児用の遊具公園もありヨチヨチ歩きから小学生までが遊べるようになっている。子どもにも保護者にも楽園のようなところ。
しかし私はここで蚊に刺されました。なんでやねん。
この遊具広場の周りを電車に見立てた乗り物が走っています。私達も乗ろうと思ったけど、ちょうど雨が激しく降って来て運行中止になってました。残念。
雨宿りできる場所は各所に設けられているのでそちらに避難。
長男は巨大チェスをやっている見も知らぬ誰かに誘ってもらい、大人の対局に参加して嬉しそうでした。次男はプレッツェルを齧りながら見学。雨がけっこう降り続き、この2局した後にようやく解散です。
本当に慣れている。よそ見してると足元をつついてきます。
雨が上がり、アイスでチャージしたら後半戦だ!
ゾウのいる舎に向かいます。
と言って、ゾウは写真に撮っていなかった。ここから動物が数珠繋ぎ。
その途中で近所の友人家族に会いました。
そこの家の長女ちゃんがウチの次男と同じ幼稚園で、パパ同士が幼馴染、義母同士が親友という間柄です。
年間パス買って、しょっちゅう来てるんだって。
そうだよね、ここはわりと来やすいなって思った。駅前だし。
私達の帰る電車の時間まであと一時間、お友達家族は来たばかりで、反対回りなので、すぐにお別れ。先を急ぐぞ~。
長男が前回来た時に見て興奮したシロクマは亡くなった。との事で北極エリアにはペンギンしかいませんでした。
しかしオットセイが海中を泳ぐ姿を至近距離で見れたり、見どころはたくさんある。
時間がなくなってきたから駆け足で巡ります。
ウチの猫と一緒やな。
最後に脱力系。
ははは。 ビクッ! ビクッ! ってしてるの。
あのモフモフのところ、触ったら気持ちいいやろうな。
オーケー!
十分堪能したね? 帰るよ。
次男も足が痛いとか言い出したから、ちょうどいい頃合いだわ。
帰りの電車で寝るパターンやな。
ドイツの動物園はどこもそうだと思いますが、ここも例外なくバリアフリーでベビーカーで回りやすい。
園内のトイレは無料、オムツ替え台の設置されている所もあり、赤ちゃん連れもウエルカムです。レストラン、カフェどこに行っても家族連れだらけで居心地いい事このうえなし。
平日は学校や幼稚園の団体も多く利用があるようです。
気軽な遠足にも、子どもの誕生日会にもぴったりだもんね。
なんで今まで来てなかったんやろ。
はい!緑あふれる駅前の動物園に行って来たお話でした。ありがとうございました。
カールスルーエのショッピングモールにあるグリルハウスはこちら↓