フランス東部、アルザス地方の宝石とも呼ばれる『コルマール』です。
フランスでは最高気温記録45.9度という熱波に襲われているから行くのやめよかな?とも思ったのですが、最高気温を記録した村とは離れているし、その日から何日か過ぎて少し気温は下がるみたいだし、大丈夫かなと思って行ってみました。どっちにしてもドイツだって暑い。
日中一番暑い時で街中の温度計は34度。
確かに暑いけど、日陰に入ればカラっとしているし無理しなければ大丈夫。
反対にクーラーを効かせた室内が寒かった。上着なんて持ち歩いてないし、大きめのショールくらいは持っていけば良かったです。
アルザス地方はドイツ領だったり、フランス領だったりと歴史の中で何回も首領国が変換してきた国境に近い土地です。戦禍を免れたコルマールの街も『ドイツ風』と言われる街並みですが、ドイツの建物にフレンチのスパイスが効いた独自の街並みでした。
通り名やホテル、レストランの屋号もドイツ名をそのまま使っていたりフランス側から見るとやはり『ドイツ風』なんだろうな。と思います。
旧市街は観光客で溢れていますが、やはりドイツ人の割合が高く、聞こえてくるのはフランス語5割、ドイツ語4割、その他1割くらいでした。
地元の人もドイツ語が話せる人が多いので、全て観光客という訳ではないと思いますが。
子ども達はドイツ語が通じるから嬉しかったみたい。
観光地なので英語もそれなりに通じます。フランス語>ドイツ語>英語>その他の順です。多言語看板ではスペイン語やロシア語も併記されていました。日本語がんばれ。
街の大きさや主な名所を把握するため、乗り物に乗って一周します。
どこに行ってもあるし、どこに行っても乗る恒例行事なので、子ども達も『またか』と思ったようですが、「馬車もある!」と目ざとく見つけた長男。
「うーん、馬車はあかん。馬車は高いやろ。」え?馬車の方が安い?
じゃあ、馬車に乗りましょう!
という事で馬車に乗りました。馬車もプチ・トランも値段、時間ほぼ同じ、回るルートが少し違うくらいでしょうか。
しかし注目度は断然馬車の方が高いです。美しい街並みの中を走る馬車を撮ろうとめっちゃカメラ向けられます。
スターな気分を味わいたい方は馬車がお勧めです。
どちらもウンターリンデン美術館横の緑地前から発着していますよ。
もうね、街全体が絵になってる。
世界中のインスタグラマーはここに来たらいいんじゃないかな。
インスタグラマーだけでなくいろんな人にもインスピレーションを与えているようで。
『ハウルの動く城』に登場した建物はこちら。↑
その他、コルマールの街はディズニーのアニメ映画『美女と野獣』(実写じゃないほうね)に出てくる街並みのモデルになったとも言われています。
こんなファンタジー溢れる街並みならクリエイターが反応してしまうのも納得だわ。
公衆トイレもこちらにあります。
お土産になりそうなものも売っている市場。軽く食べたい時にも使えそう、運河に突き出たテラスで食事できます(上の画像)。いつも空いていて穴場だと思います。
やって来ました。La Petite Venise プティット・ベニス!
ベニスぽいかって言われたらほとんど違うと思うけど、こっちの方が可愛い♡♡
コルマールは街中に花が飾られていて、どこを切り取っても素敵なんです。街の規模もストラスブールほど大きくなく、子連れでも街を歩いて回ることが可能です。
宿を取るならやはり旧市街近辺が便利だし、素敵な宿も集まっていると思います。鉄道を利用するならコルマール駅から旧市街にかけてのエリアがベストでしょう。フランスの有名な観光地の中では治安はいい方ではないかと感じました。
平日であればお買い物も楽しめます。
ヨーロッパの大手チェーン店から地元のおしゃれなショップまで、自分用にもお土産にもショッピングが好きな人には楽しい街です。
私はフレンチブランドの子供服のショップを見てみたかったです。(子連れなので買い物は叶わず)
アクセスはフランス国内はもちろん、パリからTGVで2時間ちょっと。その他、スイスはバーゼル、ドイツ南西部(フライブルク、シュトゥットガルトなど)からも近いですよ。日帰り圏内。
訪れるなら花が街中を彩る春から夏にかけてと、クリスマスマーケットの季節(11月末から12月25日)がいいと思います。
子連れコルマール、子ども達にも好評だったのでまた来ます。