ストラスブールの大聖堂近くにあるアルザス料理の食べられる気軽なレストランです。
今回は1人でランチタイムに行ったのですが、店内には何組か子連れの家族がいましたし、店員さんもみな気さくに子連れにも対応していて、家族連れが気を遣わずに食事できるお店だと感じました。
アルザス地方は過去に何回かドイツ領だったこともあり、アルザスの郷土料理はドイツ料理にとても似ている、というか同じものが食べられます。たぶん名前がフランス語かドイツ語か、の違いくらい。
私はジャンボノにシュークルトの付け合わせを頼みました。
ジャンボノはドイツ語ではアイスバイン、シュークルトはザゥワークラウトですね。
写真では分かりにくいと思いますが、物量が凄い!
ジャンボノが巨人の握りこぶしくらいの大きさです。
骨付き肉ですから、骨がしっかりしていてその分の嵩があるのかなー、と思ったら骨は薄い骨でほぼ見た目の分のお肉でした。
しっかりとした味付けで、豚肉の香りがずわんと脳内にまで広がるようです。脂身の部分はトロトロ、そこもしっかりと豚を主張してくる味の強さです。
中国の人が調理している塊のチャーシュー食べたことありますか? 独特の癖と香りがある豚肉。日本でも中華街とかで食べられると思うんだけど。その豚肉に近い味だったな。
味の強さといい、量といい、一皿で半年分の豚肉を食べた気分になりました。
と、まぁ かなりこってりなのですが、このシュークルトの酸味と合いますね。
脂っこさが抑えられて、理にかなっています。
ドイツのアイスバインと比べて、ドイツの方が大味なんじゃないかと思いました。
ジャンボノは濃い味付けだけど、その中にいろんな風味が何層にもなっているように感じた。フランスではここ一軒しか食べていないし、ドイツでもそうしょっちゅう食べているわけではないので、単にそのお店の味が違うだけかもしれないですけどね。
ものすごい頑張ったけど、食べきれませんでした。さらに、夕食もほとんどいらないくらいお腹いっぱいになりました。
子どもと行くなら、一品をシェアして食べるのがいいんじゃないでしょうか?
シュークルトが苦手な子は多いと思うので、付け合わせや別の一品をジャガイモの炒めものなどにすると食べられると思います。
あとは薄い生地にチーズとクリームソースを乗せたピザのようなFlammekueche、フランス語ではタルトフランベと呼ばれていますね。これはうちの子ども達も大好物です。
量の多さや食べるものに迷ったら、お店のスタッフに相談してみたらいいと思います。フランス語、ドイツ語、英語に対応しています。
お値段は観光地ど真ん中であることを考慮してもかなり良心的です。お客さんにローカルも多いようでした。
お昼にしか行っていないけど、夜にびっくりするほど高くなるという事もないと思います。
場所は大聖堂の南側、多くの飲食店がひしめき合うエリアにあります。
細い路地に土産物屋やレストランが並ぶRue du Maroquinの裏手にありますが、地図があれば見つけるのはそんなに難しくないと思います。
店内は席数が多くないので、大人数で訪れる場合は予約した方がいいですよ。
ストラスブールに行って郷土料理を食べようと思っている方。私のように一人でも、家族でも、仲間同士でも、場所が良く観光の合間に気軽に立ち寄れる『Zehnerglock』を紹介しました。
ストラスブール子連れ観光の秘技↓
【Trip-Partner】に寄稿しました。