ベルリン東駅(Berlin Ostbahnhof)です。
ベルリン東駅(Berlin Ostbahnhof)
世界第二次大戦後、旧東ベルリンの主要駅として主にベルリンと東欧を繋ぐ重要な駅でした。
2006年に新ベルリン中央駅が開業するまで、『Berlin Zoologischer Garten駅』とともに東西ベルリン市内における長距離列車の主なターミナル駅でしたが、現在は徐々に長距離列車の運用は減ってきています。
とはいえ、地方都市の中央駅くらいの規模はあります。
西に向かう長距離列車の多くがベルリン東駅を始発としています。
帰宅の際には、指定席の予約なしでも座席が確保出来て助かりました。
私が行った8月は各ホームが絶賛工事中でした。改修工事が終わったら、発着列車の変更もあるのでしょうか。
駅構内は充実しています。
地下にはスーパーマーケット。
地上階にインフォメーションセンター、トイレ、コインロッカー、ベーカリー、書店、ドラッグストア、飲食店があります。
駅周辺は商店が少ないから、駅に行けば必要なものが手に入るのはとても便利でした。
コインロッカー。小銭が必要です。
駅構内の“スシ&アジアンフード”のお店のマンゴーラッシー(小2.70€・大は4€)
インスタに投稿しようと思って写真を撮ったけど、次男の手が汚くてやめた。
このマンゴーラッシーが美味しくて毎日通いました。
疲れて帰って来て、外食したくない時、巻き寿司のテイクアウトも助かった!
お金を入れると動く鉄道模型もありましたよ。
マクドナルドの横です。
ベルリン東駅周辺情報
それでは駅の外を見てみましょう。
旧東ドイツの国民車『トラバント』。
4台も連なっているって事は、きっとトラビに乗って街を巡る観光ツアーか何かかな。
ベルリン東駅周辺は旧東ドイツ時代は工場が立ち並んでいました。東西ドイツ統一後に急速に開発が進められている地区ですが、人通りの多い地域ではありません。
ベルリン東駅周辺で一番の見所はやっぱりここ↓
イーストサイドギャラリー
メルセデスベンツ アリーナ・ベルリン
アリーナの周辺にショッピングモール、ボウリング場、レストラン街、映画館があります。
ベルリン東駅といえば夜遊び
ベルリン東駅周辺は、大手資本による開発が進められる前は工場跡の残るうらびれた場所でした。
そんな都市の中の辺境に目を付けた若者が集まり、オルタネイティブなカルチャーの発信地として注目されている地域です。
世界最高峰クラブ『Berghain』
世界のテクノカルチャーを牽引してきた超有名クラブ。
このエリアには大小様々なクラブがひしめき合っていますが、間違いなく『Berghain』がその頂点に君臨しています。
『YAAM』
シュプレー川沿いにあるクラブ、バー、ワークショップ、ヨガ、アートエキシビジョンなどのカルチャー発信地。
キッズプログラムもあります。
『Holzmarkt 25』
カフェ、バー、ライブハウス、ワークショップ、アートギャラリーなどが揃った複合施設。
『Floating Lounge』
シュプレー川に係留したボートを利用したバー。
隣接したボートがHostelとして営業しています。
旅行計画の際にここに宿泊しようかとも考えましたが、場所と予算が少し求めていたのと違ったので宿泊はしませんでした。
夜は特に騒がしくなる、パリピ向けのホステルです。
『Floating Lounge』以外にもこのシュプレー川付近には、カフェバー的な場所がいくつかあります。
ベルリン東駅周辺の治安
元々人通りの少ない地域でしたので、暗くなると裏通りには誰もいなくなり、寂しさを感じます。
しかし、如何わしい雰囲気はなく子連れでもそんなに不安は感じませんでした。
夜遊びで人が集まる場所なので、凶悪な強盗団とかより酔っ払いに遭遇する確率の方が高いでしょうね。
夜間の一人歩きはしない。など最低限の事を気を付けていれば治安は心配しなくてもいいと思います。
ベルリン東駅周辺はディープなベルリンのカルチャー発信地
旧西ベルリンに比べて旧東ベルリンであったベルリン東駅周辺は、今急ピッチで開発が進められている地区です。
同じような箱型の新しい建物がジャンジャン建設され、急速に街の色を塗り替えています。
それと同時に、東西ドイツ統一後に自然発生したオルタネイティブなカルチャーが根付いた地域でもあります。
駅の真横の一等地に取り残されたような荒れ地があったり、不法占拠されたような工場跡があったり。
世界有数の豊かな国であるドイツの首都でありながら、発展途上なベルリンの街は常にエキサイティング!
このアンバランスがべルリンの魅力だと思う。
旧東ベルリン地域に滞在したのは初めてでしたが、多様な顔を持つベルリンのまた違った一面を見る事が出来ました。