画像引用元:Night train connection between Budapest and Berlin | MÁV-csoport
ドイツを走る夜行列車、第2回目はハンガリー鉄道が運行する、『ユーロナイト』ベルリン⇔ブダペスト間を走る『Metropol』と、ミュンヘン⇔ブダペスト間を走る『Kálmán Imre』を調べてみました。
どんな列車なのか楽しみです。
さっそく見てみましょう!
- ベルリン-ブダペストを結ぶ EuroNight『Metropol』
- 『Metropol』ベルリン⇔ブダペスト
- ミュンヘン-ブダペストを結ぶ EuroNight『kálmán imre』
- 『kálmán imre』ミュンヘン⇔ブダペスト
- チケットはどこで買うの?
- 夜行列車で過ごす一夜、目が覚めたらブダペスト!
ベルリン-ブダペストを結ぶ EuroNight『Metropol』
画像引用元:Night train connection between Budapest and Berlin | MÁV-csoport
ドイツ、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの5カ国を約10時間で走る夜行列車『Metropol』。
ハンガリー鉄道公式サイトを見た所、ベルリン、ブダペストの主要な駅以外では、途中ヴロツワフ(ポーランド)にしか停車しないようです。
乗車時間が11時間を越えない夜行列車ですから、そんなもんかもしれませんね。
【追記】ドイツ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの5カ国を通過し、たくさんの駅で停車します。
詳しくは下の運行スケジュールを参照ください。
ベルリン発ブダペスト着と、ブダペスト発ベルリン着のどちらも毎日運航しています。
『Metropol』ベルリン⇔ブダペスト
ベルリン→ブダペスト
ベルリン中央駅とブダペスト東駅を約14時間で結んでいます。毎日運行。
EN40457 Berlin Hbf→Budapest-Keleti
ブダペスト→ベルリン
EN40476 Budapest Keleti→ Berlin Hbf
ブダペスト東駅とベルリン中央駅を約13時間で結んでいます。毎日運行。
EN40476のタイムスケジュール
『Metropol』の車内設備
Sleeping car: 1名、2名、3名までの最上級寝台個室。個室内に水の出る洗面器あり。タオル、ミネラルウォーター、簡単な朝食付きです。
Couchette car: 4名または6名1室の寝台車両。簡単な朝食が付いています。
Sitting car: 6名が座れるコンパートメントの席。寝台は無いので横になって眠ることは出来ません。
トイレ:各車両に設置されています。
WIFI:ありません。
食堂車:食堂車はありませんが、注文するとケータリングで座席まで持って来てくれます。
ミュンヘン-ブダペストを結ぶ EuroNight『kálmán imre』
画像引用元:EuroNight Kálmán Imre | Interrail.eu
有名なハンガリー出身でオーストリアの作曲家の名前が付いた、夜行列車 EuroNight『kálmán imre』。
ミュンヘン、ザルツブルグ、ウィーン、ブダペストを約10時間かけて走ります。
ミュンヘン発、ブダペスト着もブダペスト発ミュンヘン着も双方向で運行しており、一部の運休日を除いてほぼ毎日運航しています。
『kálmán imre』は列車が始発駅を発車する時に音楽が流れるようです。面白い演出ですね。
【追記】2020年1月に乗車した時、ブダペストを発車した時には乗車していたので音楽が流れたかは分かりませんでしたが、ミュンヘン中央駅でブダペスト行きの列車を見た時には音楽が流れていました。
『kálmán imre』ミュンヘン⇔ブダペスト
ミュンヘン→ブダペスト
EN463 München Hbf→Budapest Keleti
ミュンヘン中央駅発、ブダペスト東駅へ約10時間で運行しています。毎日運行。
EN463のタイムスケジュール
ブダペスト→ミュンヘン
EN462 Budapest Keleti→ München Hbf
ブダペスト東駅とミュンヘン中央駅を約10時間半で結んでいます。毎日運行。
EN462のタイムスケジュール
『kálmán imre』の車内設備
上の『Metropol』と同じ。
チケットはどこで買うの?
画像引用元:Trains from Budapest | Train times, fares, online tickets
ハンガリー鉄道が運行している路線なので、ハンガリー鉄道公式が一番分かりやすいと思いますが、ドイツ鉄道公式、オーストリア鉄道(kálmán imreの場合)でも予約購入は可能です。
ドイツ鉄道公式↑
【追記】実際にはオーストリア鉄道の公式サイトで購入しました。英語に切り替え出来て、分かりやすく簡単に予約、購入できましたよ。
・料金は予約を受けている民間のサイトでも、各サイトによって差があります。
料金の目安
Seat: €14
4-bed couchette: €34 p.p.
6-bed couchette: €44 p.p.
3-person sleeper: €54 p.p.
Double sleeper: €74 p.p.
Single sleeper: €114
※ 注意点※
ハンガリー鉄道では国境を越える路線の場合、チケットは駅の窓口か券売機で発券されたチケットしか受け付けていません。
モバイルに保存されたEチケットや、自宅で紙にプリントアウトしたチケットは認められませんので、列車に乗る前に忘れずに発券手続きを行うようにしましょう。
【追記】以上のような注意書きを見たので、ブダペストの駅のチケットオフィスに出向いて確認しましたが、紙にプリントしたチケットで問題ない。と言われ、その通りに自宅プリントしたチケットで乗車出来ました。
私の場合は、オーストリア鉄道公式サイトでチケット購入→メールで送られてきたEチケットを自宅でプリントアウト→そのチケットを見せて乗車。という流れでした。
サイトに書かれていることが正しいのか、私の時にたまたまそうだっただけなのか、分からないのでご自身で駅の窓口へ行って確認するといいと思います。
また、始発駅から乗る場合は30分以上前から列車が来ているので直接列車の車掌さんなどに確認する事も出来ます。
夜行列車で過ごす一夜、目が覚めたらブダペスト!
【追記】朝4時半頃に停車した駅(多分ザルツブルグ)で警察の検問があり、30分ほど停車しました。各自たたき起こされて、パスポートの提出を求められます。
シェンゲン協定国内の移動なのですが、こういった事もあるのでパスポートは必ず携帯したほうがいいです。
毎回実施されるとは限りませんが、この検問で停車時間が伸びて30分ほど遅延がありました。
乗り継ぎなどを考えている方は、時間に十分余裕を持って予定を組まれることをお勧めします。
ちょうど一晩を列車で過ごせるスケジュールで運行されているので、これなら挑戦できそうです。
言うなれば、自宅からはベルリンも、ミュンヘンもまぁまぁ遠い。という・・・。
ロシアのようにビザの心配もしなくていいし、モスクワはあきらめてブダペストに行ってみようかな。
次回はドイツとクロアチアを結ぶ、ユーロナイト『Lisinski』の予定です。
※2020年1月に EuroNight『kálmán imre』に乗車しました。
実際に利用してみて、予約の段階から乗車まで気が付いた事、事前に調べたのと違っていた事があるので修正、追記しました。