ドイツもここまで北にやって来ると見える景色がだいぶ変わりますね。
北ドイツのバルト海に面した湾岸都市リューベックです。
ハンザ同盟都市リューベック
バルト海に面する北ドイツの代表都市リューベックは中世にハンザ同盟の盟主として繁栄を誇り、「ハンザの女王」(Königin der Hanse)と呼ばれ、ゴシックレンガ造りの街並みが美しい街。
正式名称をハンザ都市リューベック(Die Hansestadt Lübeck)と言います。
ハンザ同盟とは。
ハンザ同盟(ハンザどうめい)は、中世後期の北ドイツの都市による都市同盟である。バルト海沿岸地域の貿易を掌握し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配した。
トラベ川とトラベ運河に囲まれた島にある旧市街地が、1987年にユネスコの世界文化遺産遺産に登録されました。
詳しいリューベックの概要はウィキペディアでも見ていただいて、今回はリューベックをお散歩するように軽く歩いてみましょう。
実際、私も行くまで全然知らなかったリューベックの事。
子連れだったからじっくり観光も出来なかったし、すぐ夜になっちゃったしね。
知ってても知らなくても、素晴らしく魅力的な街ですので気軽に街ブラしましょー。
ホルステイン門(Holstentor)
駅から旧市街に向かってしばらく歩いてゆくと、アイコニックな姿が見えてきました、ホルステイン門です。
シュレースヴィッヒ・ホルスタイン州のシンボルにもなっているこの門は有名で、州の2ユーロ硬貨にも刻印されています、旧ドイツマルク紙幣の図柄にもなりました。
内部は博物館になっていますよ。
門をくぐって旧市街側から眺めてみるとまた違った趣です。
ここから緩やかな坂道を旧市街の中心部へ向かいます。
リューベック市庁舎 (Rathaus Lübeck)
16世紀に増築されたアーケード部分はルネサンス様式、議会ホールはゴシック様式、謁見の間はロココ様式と、多彩な建築様式が混在しています。
黒レンガの建築物自体とても珍しいんだそうです。
館内を見学することも出来ます。(コロナ禍の現在は不明)
裏側のマルクト広場では市が開かれていました。
マルクト広場からは様々な建築様式で建てられている様子がよく分かります。
もう少し歩いてみましょう。
この辺りは商店が立ち並び、歩行者天国になっていてとても賑やかでした。
シュランゲン通りから見た聖マリア教会。市庁舎の隣に建っています。
『St. Catherine's Church, Lübeck』
このゴシックレンガ造りの街並みがすっごく新鮮!
南ドイツに住んでいると、もうここは外国なのではないかと思うくらい街並みも違いがありますね。
洗練されたカフェやレストラン、雑貨屋さんなど目につくもの全てに興味が湧いて、あーーゆっくり一人で周りたい!
街の規模はそんなに大きくはないので、一日もあれば十分徒歩で見てまわる事ができます。
でもやっぱり、子ども達が疲れてきてややこしいので仕方なくホテルに戻りました。
リューベックへのアクセス
一番行きやすいのはハンブルクから。
ハンブルク中央駅からリューベック中央駅まで約45分、30分に1本列車が運行しています。
近郊の都市としては他に80㎞北西にキール、120㎞東にロストク、ベルリンまでは270㎞です。
スウェーデンのMalmöまでの航路もありますよ。
私達はハンブルクから電車で行きました。
2階建ての特急でした。内装がカッコイイと思いません?
リューベック中央駅。
ハンブルクからはあっという間に到着して、子連れでも余裕でした。
ハンブルク駅は大きくてホームも長く、列車が停まる位置を前もって確認しておかないと長ーいホームを全力疾走する羽目になります。
時間に余裕をもって旅行を楽しんでください。
次回は子連れお出かけの定番、『遊園地』です。