メルヘンな街並みがマルっと残った北ドイツの街『リューネブルク』(Lüneburg)にやって来ました。
日本での知名度はほぼゼロですが、北ドイツまで来てリューネブルクを見逃すなんてもったいない!
ただ、街を歩くだけでこんなに楽しい所があっただろうか?
今回から数回に分けて塩の取引で栄えた栄光の街『リューネブルク』を紹介したいと思います。
リューネブルクとは
中世の時代、岩塩の採掘で栄えたリューネブルクは、イルメナウ川を使って、リューネブルクからリューベック、リューベックから北海へと塩の取引で重要な役割を担った都市のひとつで、当時『白い金』と呼ばれるほど価値の高かった塩で富を築きました。
戦禍の被害が少なかったリューネブルクには、当時の繁栄ぶりがよく分かる美しいレンガ造りの街並みが残っています。
人口約7万5千人のリューネブルクの街の規模は大きくありません。
歩行者天国の旧市街に見どころのほとんどが凝縮されているので、徒歩で観光しても1日あれば十分。
ハンブルクからの日帰り観光におすすめです。
日本との縁
街を歩いていて突然現れる標識にしばし考え込む。
リューネブルクと徳島県鳴門市は姉妹都市なのですね。
この後、ある場所でリューネブルクと鳴門市の頻繁な結びつきを目にします。
リューネブルクに来たら、とにかく歩こう
ひたすら街歩きが楽しい街です。
訪れるなら個性的な個人経営のお店が開いている平日がいいですよ。
北ドイツによく見られるレンガ造り様式と、南ドイツの木組みの建物がミックスした街並み。
これはリューネブルクが一番美しいんだそうです。
建物が美しくて写真を撮っていたら『棺桶専門店』でした。おっ・・と。
リューネブルクへの行き方
リューネブルクはハンブルクの南東約50㎞に位置します。
やっぱり一番行きやすいのはハンブルクから。
ハンブルク中央駅からIC利用なら30分、近郊列車利用でも50分です。(9時以降で、ハンブルク市内交通とリューネブルク市内交通が乗り放題になる一日券が15.81€でした。日帰りならこちらがお得です。)
列車は頻繁に運行しています。
ハンブルクとハノーファーを繋ぐ列車の途中駅ですので、ハノーファーからのアクセスも便利です。
リューネブルク駅
リューネブルクにはリューネブルク駅(Bahnhof Lüneburg)とリューネブルク西駅(Bahnhof Lüneburg - West)があります。
ふたつの駅は隣り合っているので到着の際は問題ないと思いますが、出発の時はどちらの駅から乗車するのか確認しておきましょう。
駅から旧市街までは徒歩10分ほど。
イルメナウ川を越えればすぐに市街地中心部ですよ。
長くなっちゃうので、今回はここまで。
次回はテーマパークの見本になりそうなリューネブルクの見どころを巡ります。