オープンエア ライブに尽くした夏 2021

Giant Rooks

この夏の北ドイツ旅行記を書く前に、オープンエアライブについて。

そもそも北ドイツに行かないといけなかった理由に“野外コンサート”に行く目的がありました。

 

8月13日に開催されたGiant Rooksのピクニックコンサートです。

 

バンドはこの夏、各地をツアーで回っており、その内のピクニックコンサートのドレスデン、ラーデンブルク、ロストックと3回のコンサートに行きました。

ドレスデンとラーデンブルクは長男と、ロストックは次男とふたり旅です。

 

Giant Rooksのパフォーマンスは毎回期待どおりで、めちゃくちゃ楽しかった。

バンドの生の姿を見られるのはもちろん、数回コンサートに通うと他のルークスファンの事もなんとなく分かってきて、インスタ内で『この人はあの時あそこにいた子だ!』みたいな繋がりが判明するのが面白い。

みんなライブ動画をポストしたりしていますからね。

たぶん、バンド側も他のファンも『このインスタアカウントはあの東洋人のおばさん』って分かりましたよね。子連れで来ている人自体珍しいし。

そんな相互認知があって、ここからどんどん絡んでいくか、距離を保ちながら追いかけていくか、どうしようかなぁ。

ただ私はGiant Rooksだけでなく、他のミュージシャンも追いかけているから『Giant Rooks一筋!!』な人からしたら邪道で許せないかもな。と思って深入りしないようにしています。

Giant Rooks

Giant Rooksのファンてホント若い女の子が多いんですよね。

だから保護者が付いて家族で来ているグループも多かった。その親世代がだいたい私と同じ年代で、この会場にいる子達の多くが自分の子供でもおかしくないと考えるとちょっと悪寒が走るわ。

バンドのメンバーだって、もし私が若くして子を持っていたらこの人たちくらいの年齢なわけで・・・。

 

ドレスデンのライブ動画を貼っておきます。


www.youtube.com

この時、私達はこの会場には居ましたがこの動画には写っていません。

動画の曲は『Nightingales of the Walled City』という曲です。

楽曲としてレコーディングされていなくてライブの時だけ演奏する特別な曲なんです。

Giant Rooksらしいダンス曲で、めっちゃ盛り上がるですよこの曲やると。

 

ただね、おばちゃん 飛んだり跳ねたりすると尿漏れが・・・。あっ! いかん!!

ライブに集中できない。

次回からは引き締めてまいります。

 

今回、行ったのは3回とも『Picknick Konzerte』というイベントのコンサートでした。

www.picknick-konzerte.de

野外でピクニック形式で大きく間隔を取ってコンサートを見られるから、子連れにとってもコロナ禍の事を考えてもとってもいいスタイルだと思います。

picknick konzerte

開演前のようす。ロストック。

自分の敷物からはトイレの時や何かを買いに行く時以外、基本出てはいけない決まりです。

飲食物の持ち込みが出来て、ゆっくり座って待っていられるのは良いですよね。

picknick konzerte

長い待ち時間にゲームをして時間を潰す。

picknick konzerte Giant Rooks

全員立ってるみたいに見えるけど、座ったり寝転がったりみんな自由にコンサートを楽しんでいましたよ。

 

3か所行った『Picknick Konzerte』ですが、同じイベントでも開催場所によって運営に大きな差がありました。

私は“Giant Rooks”のコンサートにしか行っていないけど、『Picknick Konzerte』自体はたくさんのアーティストが各開催地を回る形式になっています。

だから例えばベルリンの会場ならほぼ毎日誰かのコンサートを開催していたりするわけで、その運営は地元の企業が委託されて運営しているみたいなんです。

この夏はコロナ禍ということもあり、イベント開催には様々な規制がありました。

観客は全て、陰性テスト証明書かワクチン接種済証明書、もしくはコロナからの回復証明書のいずれかの提出義務があったり。

名前と連絡先を各自登録しないといけなかったり。

敷物を敷く時もスタッフがメジャーで間隔を測って設定していたり。

まぁ、いろいろあるわけですよ。

ドイツではコロナ対策は州やその地域において違いがあり、それはそのままコンサートの開催地にも当てはまるので一律ではないのは理解できます。

しかし、ロストックの運営は酷かった。

個人情報登録をオンラインチェックインの際に行うのではなく『LUCAアプリ』というQRコードでコロナ追跡できるアプリを使ってやります。って事だったのですが、私はスマホで契約していない(つまり電話番号がない、ネット接続していない)から現地でLUCAアプリ読み込みできないんですよ。

それにスマホ持っていない人がいたらどうなの?子供だってスマホ持っていないでしょ??

で、開場前に待っている時にスタッフに「LUCAアプリ使えないから、個人情報記入する用紙を今ください。」って聞いたら「開場してから記入してください」って言われたの。

そんなん、開場してから書き込んでたら場所取り出来んだろうが!何のために2時間前から並んでると思われるか?!

と、ブチギレましてゴネましたら「全員にそのように対応していたら混乱するから」って半笑いで言われて、開場してから記入させてたらそっちの方がよっぽど混乱するわ!ボケー!!アホ!!スカタン!!

で、なんとか記入用紙をもぎ取り並んでいる間に記入した。怒りで字が震える。

入場前に並んでいた人達の交通整理も何もしないから、後から来た人たちが前に割り込み放題だったし、対人距離なんてゼロだし、その時点でもう、この運営ダメだ。

入場の際にはチケットとコロナ陰性証明書確認、LUCAアプリとのすり合わせはするんかと思ったら何もせず(せーへんのかいっ)、「混乱する」と言った人は半笑いのまま記入用紙のあるテーブルにポツンとひとり座って、微動だにせず。これが混乱ならそれはお前の頭の中だけじゃー。

各自が場所を決めて敷物設定する時も間隔を測る事はなく、コンサート終盤には後ろの人たちがどんどん前にやって来て、普通のコンサートのように密になっていたし。

2人で使っていた1列目の人の敷物の上に他人が6人くらい乗っていたね。もちろん、マスク無しよ。(自分の敷物の上ではマスクは取っても良いルール)

トイレは有料だし。あ、これはドイツでは普通か。

決まりを守ろうとしている人が不利益を被るようなイベントはダメだよね。

もうロストックのピクニックコンサートには二度と行かない。

picknick konzerte Giant Rooks

ラーデンブルク。

ステージと観客1列目が3mくらい開いていました。

違反する人にはきっちりスタッフが注意していた。

開場前の交通整理、前もっての陰性証明書、各身分証明書確認でスムーズな開場。

会場の雰囲気も良くなるよね。

picknick konzerte Giant Rooks


開演前のようす。ラーデンブルク。

 

ドレスデンが標準だとすると、1番良かったのがラーデンブルク、最悪がロストックでした。

Giant Rooks

独自の形式で開催される『Picknick Konzerte』でこうだから、普通に密になるライブ形式のフェスは行くの考えちゃいますね。

少なくとも子連れでは行けないな。

 

でもでもね、ライブはやっぱり好き!

楽しさがハンパない。

はやくコロナが収束して、以前のように各地で音楽イベントが開催されるようになる事を祈っています。