コロナは終わった。
夏だ!旅だ! いや ライブだ!!
うん、コロナは終わってない。。。
しかし、そんなん待ってられへん。
音楽イベントがことごとく中止になった去年から一年以上我慢の時を経て、ここドイツではやっとイベントが開催可能になりました。
行きたいコンサートが延期に延期を重ね、もしくは中止になり、もう何回予定の練り直しを迫られたか分かんない。
バンドはもちろん、関係者、ファンのみんな、待ちわびたコンサートの再開。
コロナ禍を過ごすうちに、気が付いたら思春期の入り口に立っていた11歳長男を連れて行って来ました。
- Picknick Konzerte
- 旧東ドイツの麗しき都市・ドレスデン
- ピクニックコンサートって?どんな?
- 指定席の無いコンサートは早めに会場入りするべし
- Giant Rooooooks ‼
- 小学生高学年くらいからなら楽しめるピクニックコンサート!
Picknick Konzerte
行って来たのはこちら↑↑
この『Picknick Konzerte』はドイツ国内各所で夏に野外コンサートを開催しています。
今年の参加アーティストはほぼ全てドイツ出身ですね。これがコロナ禍だから海外アーティストが来にくくてこうなのか、いつもドイツ出身アーティストに限っているのかは不明です。
春に開催の案内があって、それからもどんどん参加アーティストが増えて、開催場所も増えて、未だに変更があるからついていけない。
出来るんならがんがんやったるで!な、プロモーターの熱気を感じます。
チケットは上の公式サイトから購入しました。
ドイツ語が解らなくてもブラウザの翻訳機能に任せてしまえば簡単に購入できます。
システムはいたってシンプル、ややこしい事はなかったですよ。
会場に入れる年齢は6歳から。
年齢関係なく一律の料金でした。
その他、コロナ関連の注意事項、ピクニックに持ち込めるものの制限などの注意事項は必ず目を通してからチケット購入したほうがよいです。
開催者側の都合でコンサートが中止、もしくは延期になった場合は払い戻し、チケットの振り替えに対応しています。
私達が行ったのはドレスデンの『Giant Rooks』のコンサートでした。
コンサートに行きたい人が準備しないといけない事は4つ
①チケットの購入
②届いたメールからチケットを印刷、もしくはスマホにQRコードを保存
③開催5日前にチェックイン(チケットにあるURLから出来ます)
④予防接種証明書、もしくはコロナ感染後の回復証明書
⑤④が無い場合は24時間以内のコロナ検査の陰性証明書
以上が揃ったらあとは会場に向かうだけです!
身分証明書と敷物をお忘れなく。
旧東ドイツの麗しき都市・ドレスデン
ドレスデンて、我が家から見てドイツの反対側になるんですよ。
日本で例えるなら大阪から見た秋田みたいな。
なんでそんな所まで行ったのかと言うと、一番最初にアナウンスされたこのバンドのライブ開催地がドレスデンだったから。
はやる気持ちを抑えきれなかった。
その後、次々と開催都市が追加されてけっこう近くの街でもやることがわかった時にはひと夏のコンサート予算をオーバーしてしまいました。
でも、いい。
行ってみたかったから、ドレスデン。
宿を探して、列車のチケットも手配して、長男と久しぶりに2人だ!と、浮かれていたらこの人の学校まだ夏休みじゃなかった。
州によってはもう夏休みに入っているんですけどね、そこまで考えていなくて誤算でした。
金曜日に学校終わりの長男をピックアップしてそのまま東に向かいました。
ピクニックコンサートって?どんな?
ドレスデンの旅行記はまた別で報告するとして、今回は野外コンサートですよ。
このピクニックコンサート、どこの会場も広い公園の芝生のエリアや湖岸などで開催され、観客は各自敷物を持参して、飲み物や食べ物の持ち込みもOKな、まさにピクニック出来るコンサートなんです。
ワイングラスとチーズと果物を持ち込んで優雅にワイン飲みながら観賞している大人なカップルもいたし、手作りのお弁当を持ち込んでいるグループもいたし、みんな好きなもの持ち込んでいましたね。
私達はスーパーで果物とドーナツを買って持ち込みました。
BBQは出来ません。
コロナ対策で周囲のグループとの距離はしっかり空けて自分の場所を設置するように言われるから、背の低い人でもステージがしっかり見えるよ。
これは子連れにピッタリ。
『人をダメにするクッション』とか持ち込みたかったわ (違反です)
観客を多く入れる事が出来ないので、ドイツの一般的なコンサート料金より高い値段設定でした。
今回のドレスデンのGiant Rooksのコンサートは2000人の定員で速攻ソールドアウトになったらしいです。
指定席の無いコンサートは早めに会場入りするべし
ドレスデンの会場は街から少し外れた大きな公園の広場でありました。
すぐ近くにトラムの駅があるので中央駅からトラムで向かいます。上の画像はトラムの停留所から見た会場。
ほとんどの人がトラムを使って来ていました。
車の人は少数(駐車場もそれほど大きくはありません)
自転車で来ている人も多かったです。
開場は18時。
私達が到着したのは17時頃、既にたくさんの人が待っていました。
う、もうちょっと早く来たら良かった。
入場待ちも対人距離を取って待ちますよ。
この日のドレスデンは夏日で、気温は30度を超えていないはずなんだけど日差しが強くてとにかく暑い!
日陰の無いこの場所で1時間も待つのが辛かった。
次は折りたたみ傘を持って行こう。
会場に入って4列目、左のモニタースクリーンの前に場所を取ることが出来ました。
ここからがまた長い。
なかなか始まらないの、まず前座の人が30分ほど歌って それからまた待って。
長男が『(遅延で有名な)ドイツ鉄道だ』と言っておりました。
バンドの人達、ユーロ(サッカーの)見とったんちゃうかな。
この早くから並ぶにも関わらず、ギグの時間以上に長い待ち時間がネックになって6歳次男を連れて行くのは考えちゃうんですよね。
本人のめちゃくちゃ好きなアーティストならまだそれでも我慢できそうだけど、私に付き合わせたらショーが始まった頃に寝てしまいそう。
イチゴを食べながら待ちますよ~。
この待ち時間は本当にすることないから、食べ物たくさん持ち込んで酒盛りとかするのがいいんじゃないかな。実際そうしているグループめっちゃ多かったです。
会場内にトイレはありました。
簡易トイレだから水がほとんど流れなかったけど。
その他、ビールなどの酒類とソフトドリンクを売るスタンド。
ソフトクリーム、チュロス、ホットドックなどのスタンドもありました。
食べ物はともかく飲み物は持ち込まなくても会場内で調達できそうです。値段は普通。
ピクニックコンサートとバンドのグッズも売っていましたが長蛇の列だったので諦めました。公式サイトで同じものが買えますからね。
19時開演ってチケットに書いてあったんだけどなー。
もう20時過ぎたよ・・・。
Giant Rooooooks ‼
はじまった!!
足が震えるほどの期待と興奮。
この感覚たまらんわ。
これね写真だと遠く見えるけど、実際は凄いよく見える場所だったんだよ。
多分ステージから私達の事もよく見えたと思う。
長男は初めて経験する音楽コンサート。
どう振舞っていいか分からなくて説教されてる人みたいに突っ立ってるけど、聞いたら「楽しい!」だって。
英語歌詞だから一緒に歌えないんだな、勉強しなよ。
『Giant Rooks』どんな音楽かな?っていう人の為、ライブの動画を貼っておきます。
このバンドの音楽も好きだけど、ライブ動画見てバンドのメンバーがみんなすっごい楽しそうで、それでライブに行ってみたいな。と思ったの。
実際行ってみて思った以上に良かったです。
楽しかった!
トラムの停留所の高架にたくさんの野次馬が、見えますか?
バンドメンバーは小さくて見えないけどスクリーンなら十分見えるしけっこういい場所だと思うな。
あとステージの裏山にもめっちゃ人が来てた。こちらはスクリーンも見えないから聞くだけだけど。バックステージが見えるのは反対にプレミアムかも。
陽が沈んでからはライトに虫が集まって、バンドメンバーも観客も虫の大群に襲われました。
私は平気な方なので、虫ね。気にならない。
周囲の人は逃げまどってたけどね。
長男も頭からジャケット被ってうずくまってた。次回は虫よけスプレー持って行こうか。
蜂に見えたけど光に集まる虫だから違うと思います。
黄金色のカナブンみたいなのに首にほわほわした毛が付いてるの、なんていう虫かな?
ブーンって羽音の強さとかカナブンのそれだった。
刺された人はいないはず。
アンコールも2曲披露してくれて。
最後はメンバー全員と観客みんなで写真を撮ってバイバイ。
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やー、行って良かった!
思った以上に観客が若い女の子ばっかりだったけど。
一番若い女の子に見える長男を連れて行って良かったな。
小学生高学年くらいからなら楽しめるピクニックコンサート!
会場を後にしてトラム駅に行ったらちょうどトラムが到着して、Giant Rooksファンを満載したトラムでホテルに帰りました。
この頃でたぶん22時くらい。
11歳の長男だったからいけた。
6歳次男だったらきっと寝てたな。で、動けず帰れなくなってた。
この時間から帰って、そこから何かを食べるのは気力が要るのでコンサート後はもう何も食べなくてもいいように調整したほうがいいですね。
今回は降水確率が低かったから雨を気にしなくても良かったけど、野外コンサートで一番困る悪天候の時。
子連れで天気が崩れると自分も子どもも大変だから、雨対策もちゃんと考えないとダメですね。
事前に準備したのはビニールのポンチョと折りたたみ傘、長男のレインジャケットですが本格的に雨だったらそれでも全然足りない。そうなったらもうずぶ濡れ覚悟ですね。
スマホをジプロックに入れる。とかかしら。
陽が沈むと急に冷え込みます。
ダンスで汗かいて体が冷えると良くないから保温できる上着も忘れずに。
開場待ちの時の暑さと、コンサート終盤のバラード曲の時の気温差は15度くらいはあったと思います。それに夜風も追加されていました。
子連れ野外コンサートで気になるのは、天候、時間が遅くなる場合は食事、会場までの交通手段ですね。
普通のコンサートの場合は、もっと観客が密集して子どもは何も見えなくなってしまうから楽しめないし、危ないですよね。
その点、今のこのピクニックコンサート形式は子連れに最高でした。
許されるなら、Giant Rooksと一緒にツアー周りたい。
お題の『100万円あったら何に使う?』の答えがココにありました。って、終わってましたねこのお題。
次回からはドレスデン旅行記です。
ドレスデン、いい所でしたよ。