この日のザルツブルクの天気予報は雨。
だったら、ミュージアムに行くしかないよね~、と訪れたのが『レジデンツ』ザルツブルクの宮殿です。
17世紀から大司教の住居となり、政はこの『レジデンツ』で執り行われました。
例えるなら、為政者が居住し、政治の中心となる米国のホワイトハウスのような場所でした。
現在は『ザルツブルク州立博物館』として、多くの美術品や武具などが展示されています。
もちろん素晴らしい絵画も外せませんが、私が個人的に見どころだと思ったのは『レジデンツ』の建物自体。
巨大な宮殿はザルツブルク大聖堂に隣接していて、博物館通路から大聖堂の上階部分に出る事が出来ます。
その他にも、レジデンツ広場に面したテラスに出て、広場を上から眺めることが出来、増築されて回廊のようにつながった宮殿内部を歩くのが楽し過ぎました。
さっそく『レジデンツ』に入ってみましょう。
『ザルツブルク州立博物館』レジデンツ広場の入り口はココ。
ひと区画はゆうに超える規模の大きな建物『レジデンツ』
入り口はその名もレジデンツ広場(Residenzplatz)の西側にあります。
こちらがレジデンツ広場↓。東から西を向いています。
正面奥、黄色の旗が立っている所が『レジデンツ』入り口です。(旗がいつも立っているとは限りません)
左手にはザルツブルク大聖堂。
ここから↓入場します。入り口も立派ですねぇ。
私は『ザルツブルクカード』を持っていたので、そのまま入場。
レセプションでカードを提示するとチケットを発券してくれるので、それで改札を通過します。
クロークがあり、手荷物は預けるように言われました(無料)
館内に入ってすぐにオーディオガイドを貸してもらえるデスクがあります。日本語のオーディオガイドを借りました。
『ザルツブルク州立博物館』
数多くの美術品が展示されていますが、特に中世の絵画がめっちゃあります。
どれも素晴らしい、そして最後にはどれも同じに見える。芸術の分からないTAKIママです。
しかし、各部屋を周っていると、ここは主人つまり大司教の寝室でした。とか、ここでは賓客をもてなしたダイニングです。とか、ここでいろいろな署名を行いました。とか、各場所がどのように使われていたのかを知るのが面白い。
大司教の執務室はさすがに豪華でした。
↑ここはただの廊下的な。それでもこのシャンデリア。
我が家にこんなのがあったら、ウチの蜘蛛達が俄然はりきっちゃうだろうな。
電球切れたら取り換えるの大変なやつ。
廊下ばかり撮ってますね。
『レジデンツ』は回廊のような建物なのでとにかく廊下が長いんです。50m走ぐらいなら余裕で出来る。
ザルツブルク大聖堂
その回廊をぐるっと歩いて、ザルツブルク大聖堂の上階にやって来ました。
上階からだとアーチの天井が近く、バロック様式の美しい装飾がよく見えます。
ザルツブルク大聖堂は1万人もの人を収容できるほど巨大で、その壮大な大聖堂内部を見渡すことが出来て、そのためだけに『レジデンツ』に入って良かった。と思うくらい。
1階の大聖堂入り口から入ると、普段(イベントごとをやっていない時)は、入場料を払わないといけません。1階からのぞいた写真はこれ↓
身廊2階の西側の中心には、ヨーロッパ最大と言われるパイプオルガンが設置されていました。
次にザルツブルクに行ったら、ぜひ大聖堂のパイプオルガンの演奏を聞いてみたいです。ミサ以外にもコンサートプログラムが充実しているようですね。
ツーリストが気軽に鑑賞出来るのはいいな。
レジデンツ広場
大聖堂の上階から今度は北側に出ると、ちょうどレジデンツ広場を見渡すテラスになっていました。
この高さから見る広い場所、いいですね!
クリスマスマーケットが開催されている時期なら良い写真が撮れそう。
あいにくこの時は一番雨脚の強い時間でした。それでも広場にいる人、あんまり傘さしてないよね。
このテラスに続いてまた『レジデンツ』の建物があるのですが、ここから入ると逆行になるんだって。
一旦大聖堂に戻ってぐるっと周り、最後の部屋を鑑賞して終了です。
オーディオガイドを聞きながら全て見て回るとかなり時間がかかるかも知れませんが、自分の興味のある所だけなら2時間もあれば十分かと思います。早い人なら1時間。
開館時間、料金は下の公式サイトをご覧ください。
毎日15時、モーツァルトのコンサートを開催しているようです。
知らなかった。。。
夏のザルツブルク。次回は、新市街の見どころを歩いてみたいと思います。