ハンブルクの湾岸エリア、ハーフェンシティにある、赤レンガ倉庫街を歩きました。
午後に『ミニチュアワンダーランド』を退館した私達は、昼食の為に一度市街地に向かいます。
食事の後、夫と待ち合わせて子ども達は夫に任せ、ハンブルクに来て初めて1人になりました。
やったー!
これってめちゃくちゃ嬉しいんよね。
身軽に素早く好きな所に行ける事が、こんなにありがたいなんてね。
ただ歩き回るだけで、子どもには退屈であろうと思って歩き回らなかった赤レンガ倉庫街に戻ります。
『ミニチュアワンダーランド』がある倉庫街には朝から訪れていたので、結果、朝一番の小雨降る静かな光景から、大型観光バスが何台も並ぶ賑やかな観光地としての午後、ライトアップされた重厚な夜の姿まで様々な表情を堪能しました。
世界遺産・ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街
世界遺産登録されたのはわりと最近ですね。
これほどの倉庫群が集まっているのは規模としては世界最大なのだそうです。
世界遺産登録された地域を歩くのは、そうですね、急いで歩いて1時間半ほどでしょうか。写真を撮りながら、とかだともっとかかるかもしれません。
範囲はけっこう広いです。
世界遺産登録 『チリハウス』
私は、世界遺産登録範囲だけでなく、世界遺産登録地域を含むハーフェンシティを大まかに歩きました。
建物は古いものが多いけど、所々新しい建物も混ざっています。
ですが、新しく建てられたものも、リノベされたものも馴染んでいて統一感があります。さらに、新しく開発されているハーフェンシティの南側エリアも同じような赤レンガの建物とモダンな建物が計画的に建設されていて、街全体がうまく調和するように考えられているのがドイツらしい。
拡張していく街・ハーフェンシティ
赤レンガ倉庫街からしばらく歩いて、ハーフェンシティの南側までやってきました。
この辺りは開発が進められているエリアで、モダンなガラス張りの建物が並びます。まだまだ造成中で、大規模に新たな街をひとつ造ってしまいそうな勢いです。
そこからUターンしてまた赤レンガの立ち並ぶエリアに戻りますよ。
区画も道路も新しいようで、通り名や地名が東アジアにちなんだ名前ばかりでした。
ざっと見ただけでも--
Osakaallee
Singapurstraße
Tokiostraße
Busanbrücke
Koreastraße
Hongkongstraße
Shanghaiallee
節操がない。
まるでこの地域の人たちが集まってアジア人街を作っているような名前ですけど、そんなことは全然なくて、ただ『新しく道路造ったぞ。どんな名前にするかな?適当にこの辺からとっとけ。』みたいな感じでダーツ投げたら東アジアに刺さった。
ね、そうでしょ?
灯りに浮かぶ運河沿いの倉庫群がグッとくる
日が傾いてきました。
そうすると暗くなるまでは本当にあっという間です。
倉庫街のライトが点灯してから、完全に日が落ちるまでに写真を撮らなきゃ!
急いで撮影スポットに向かいます。
街の外れの何もないような所なのに、この小さな橋の上にだけカメラ構えた人がたくさんおった。
ここ、有名な場所だもんね。
スマホで夜景撮るのって難しくない?
ブレる、ブレる。
オートをやめて、露出を調整したらなんとか撮影出来るようになりました。
そんな事が出来た自分に驚きながら、後は写真を撮るためだけに歩きます。
では、昼と夜でここまで表情が変わりますよ~。という画像をご覧ください。
立ち位置は数メートルずれているものの、同じ橋から撮影しています。
撮影技術がアレなので、アレなのですが、実際に目で見た感じは夜の方が雰囲気たっぷりで好きです。
辺りに人は少なくて、もう写真撮りたい人しかいない。
モデルもカメラマンもプロだな。っていう見た目の、いっぱい機材抱えた人たちが撮影していたり、そりゃ映えるわな。
運河沿いに並ぶ倉庫群の、ライトアップされた光景がずっと真っ直ぐ続いています。
人通りが少なくて、暗くて、静かだけど、楽しい~!!
建築物や街並みを見るのが好きな人にはたまらんですぞ、ここ。
子連れなら運河クルーズでどうでしょう。
夜、暗くなってからは特に人が少なくなります。
住宅地でもないので静かです。
お店もほとんどなくて、少し気になりましたが治安は良いようです。
悪い人も、良い人も、そもそも人がいない(笑
女性の夜間一人歩きでも、子連れでも大丈夫なんじゃないかと感じました。
それでも不安な人は自分で調整してください。
でも、私も考えたように子どもにとっては、ここをただ歩くだけって楽しくないだろうな。と。
子連れで観光するなら、運河クルーズかHop-onHop-offの観光バスに乗るのがいいんじゃないでしょうか?
私、どこに行ってもやってますけど。
湾岸エリア、ハーフェンシティーを周るボートツアーあり。
2階建ての観光バス。主な見どころを周遊していて、有効時間内で乗り降り自由です。
夜間は運行していません。
突然、降ってわいたひとり時間。
子連れでは、気の赴くままに歩けないと諦めていた赤レンガ倉庫街『Speicherstadt』をじっくり歩くことが出来て満足です。
これで心置きなく家に帰れる。
この旅行でハンブルクの印象がガラッと変わったし、大好きになりました。
今回、行きそびれた所や挑戦してみたい事があるので、また戻って来れたらいいな。
次回は、ハンブルクに旅行する人がいいとこ取りできるように、行った所も行っていない所もハンブルク観光のまとめとしてダイジェスト版をお届けします。