リューネブルクで一番高い所に上る事が出来る給水塔(Wasserturm)を訪れました。
オレンジ色の屋根が並ぶ、箱庭のようなリューネブルク旧市街を56mの高さから一望できます。
リューネブルク給水塔の場所
リューネブルクの広場『アム・サンデ』から徒歩3分ほど。
『Kalandhaus』というこちらも美しいレンガ建築の建物を正面に見て、左手に周りこんだちょうど裏側になります。
『Kalandhaus』の右側側面にはこんな可愛いペイントも。
リューネブルク給水塔
通常の開館時間は10時から18時ですが、私が行った時は結婚パーティーをしていて夕方からしか入館できませんでした。
頻繁にイベントスペースとして貸し出ししているみたいで、誰かが貸し切りにしている時に当ると入れません。
新型コロナの影響で営業時間に変更がある事も考えられ、入館料金なども訪問前に公式サイトで確認してからお出かけください。
入館したらエレベーターで一気に最上階まで上がります。
そこから階段を上って屋上に出ると、わーー!パノラマ!!
足元にアム・サンデ広場が見えます。
箱庭のような可愛らしさ。
西側は『リューネブルガーハイデ』の方面
『リューネブルガーハイデ』とは、塩の精製に使用した木材のために森林伐採で荒野になった地域。
現在は自然保護地区となっていて、夏にはたくさんの観光客が訪れるそうです。
8月上旬にエリカの花が満開になると赤紫の絨毯が一面を覆う景色が有名で、リューネブルクから北へリューベックまで続く『エリカ街道』のハイライトです。
訪れたのは10月でしたが少しづつ紅葉が始まっていましたね。
屋上は360度のパノラマで、素晴らしい景色が望めますが風が強くて寒い事が多いです。
真夏でも、風よけ出来る上着があった方がいいでしょう。
リューネブルク給水塔は、元々使用されていた給水塔が1985年に解体され、50万リットルの水タンクだけが残され、荒廃するがままになっていました。
現在の給水塔は、建築家フランツ・クルーガー(Franz Krüger)によって中世の城壁の遺跡にネオゴシック建築様式で1907年に建造されました。
展望台としてだけではなく、水に関する展示のあるミュージアム、イベントスペースとしてリューネブルクのアイコンになっています。
ですので、帰りは塔の中を階段を下りながら見学していきましょう。
幻想的!
水に関する展示はドイツ語が分からないと詳しく理解できないかもしれませんが、見て、触って、体感する展示も多くて興味深いです。
勉強になるので子連れで来るのもおススメですよ。
さらに階を下ると丸々1フロアが徳島県鳴門市についての展示でした。
給水塔の建造、修復に、鳴門市からも職人の派遣や、たくさんの寄付があったようです。
鳴門市民がリューネブルクを訪れた写真もありました。
短時間の滞在でしたが興味深い体験が出来ました。
最後に給水塔のお隣のカフェも紹介。
『FRIEDAs am Wasserturm』
中途半端な時間に行ったので、カフェ利用でしたが、どっちかって言うとレストランですね。
給水塔で結婚パーティーをやっていた人たちが、奥の半個室で二次会をしていました。
私が頂いたのはクリームブリュレとクルミのアイス、ハーブティーです。
スマホを見ていたら、WIFIのアクセスコードを教えてくれたりして親切な接客です。なぜか接続は出来なかったんですけども・・・。
以上、リューネブルク給水塔でした。
この日私は、ひとりでリューネブルクを訪れたんです。(夜に他の人たちが自転車でやって来て合流しました)
だから、写真をめちゃくちゃたくさん撮った!
せっかくなので、リューネブルクの魅力的な街かどの風景をもう少し紹介させてください。
次回はリューネブルク最終回『入り口特集』です。