旭川に移動してきました。
初日は夫とのーび(ドイツ人独身男性)が旭岳にスノーボードに行き、私&子ども組は近くのスキー場へ。
2日目、さてどうする??
「旭川には日本でもっとも人気のある動物園があるんよ」と言うと、もちろん子ども達は「そこ行くー!!」となるよね。
前日に旭岳で立木に腰を強打したのーび までも「じゃ、僕も動物園行こうかな」って。
あ、そ そーなん?
のーびに面白いかは分からんで。
夫はひとりでカムイスキーリンクスに滑りに行き、私達は旭山動物園に向かう事にしました。
真冬の『旭山動物園』どんなんかな~。
- やっぱり大人気?入園までの長蛇の列。
- 旭山動物園の名物、ペンギンのお散歩
- 『行動展示』旭山動物園の使命
- 復活した『旭山動物園』は唯一無二の動物園に
- 旭山動物園の外せないスポット
- それぞれの動物の生態が面白い
- 旭山動物園への行き方
- 進化し続ける『旭山動物園』
やっぱり大人気?入園までの長蛇の列。
感染症の影響で観光客が少ないとはいえ、ゲートでは50人くらいの人が列を作っていました。
のーびと子ども達に並んでもらっている間に入園券を購入します。
中学生以下は無料。
大人:820円
旭川市民、もしくは旭川市内に通学している学生は市民割引で安くなります。
クレジットカードなどは使えませんでした。
※2020年4月29日から料金が改定されて、値上がりします。下の公式サイトでご確認ください。
入園券を購入したら、ちょうどみんなゲートの前に来ていました。思ったよりドンドン入園出来るみたい。
旭山動物園の名物、ペンギンのお散歩
入園したらすぐ今日のイベント情報が確認できる掲示板をチェック!
あー!もうすぐペンギンのお散歩タイムだよ。
いいタイミングだったね。
ペンギンたちが出てくるまで、スタンプ集めに走る子ども達。
さすが北国、園内のあちこちに屋内で休憩できる場所があって子連れにもありがたいよね。
ここにもスタンプがありました。
動物園中央のビジターセンターでもスタンプをGETして、なんだかんだやっているうちにそろそろペンギンさんの散歩が始まるんじゃない?
と、急いでいい場所を取りに行ったけどペンギン舎から一番離れた場所に行ってしまったため20分くらい待ちます。寒い
お散歩コースは、ペンギンってこんなに歩くの?!ってくらい長い距離を歩きます。
で、ヨチヨチだからなかなか来ない(笑)
やっと、来たーー!!!
キングペンギン、最後尾にいるのはまだ産毛の赤ちゃんペンギンです。赤ちゃんの方が大きいけど!
ペンギンにとっては冬はやっぱり過ごしやすいのかな。
この時に園内にいるほぼすべてのお客さんが集まるんですけど、7割くらいはアジア系の外国人でした。
国外にまで旭山動物園の評判が知れ渡っているんですね。
温かい国から来たら、雪の動物園は珍しいかもしれない。
『行動展示』旭山動物園の使命
旭山動物園には4つの使命があります。
・レクリエーションの場
・教育の場
・自然保護の場
・調査・研究の場
動物本来の特徴的な能力や行動、感性を発揮できる環境を作りそれを見せる展示。が『行動展示』なんだそうです。
なんかよく分からんけど、ありのままの動物の生態を見ることが出来る。って事ですかね。
旭山動物園で感じたのは、スタッフの情熱が凄く伝わってくる事。
展示パネルはほとんど手作りで、見た人が興味を持てるように工夫が凝らされているし、何より動物に対する愛情に溢れている。
全てが手作りの展示室、旭川の鉄道模型があったり、キッズプレイコーナーがあって楽しい。
復活した『旭山動物園』は唯一無二の動物園に
1967年に日本最北の動物園として開園した旭山動物園は、バブル崩壊と時を同じくして来園者が減り続け、一時は閉園の危機に陥りました。
そこで、スタッフから出たアイディアをひとつひとつ丁寧に実現してゆき、スタッフの想いや動物についての情報を発信し続けます。その努力が実を結び2004年には月間入園者数が日本一になるなど復活を遂げました。
充実した動物園に慣れているドイツ在住者から見ると、『行動展示』自体は当たり前のスタンダードであって珍しい事ではないけど、動物園スタッフが情熱を持って取り組む展示には心動かされました。
普通は表に出てこない“裏方”の動物園職員の声というのは来園者にとっては興味深く、難しい学者や教科書の話とは違って分かりやすくて親しみが持てる。
パンダなどの花形動物が居なくても、旭山動物園に行けば濃い時間が過ごせる。それが旭山動物園の強みですね。
旭山動物園の外せないスポット
動物じゃなくて、食いもんかい! という声が聞こえてきそうですが、ここのメロンパンは美味しくて人気です。
他のパンも全て早々に売り切れていました。
正門から西門に向かう真っ直ぐな通路のお土産屋さんなどが並ぶ一角にあります。
我が子達はMYスタンプ帳にスタンプを集めているので、旭山動物園はスタンプ狩りに最高の動物園でした。
全部で9個もスタンプを集めることが出来ました!
休憩がてらに立ち寄った動物図書館では折り紙や塗り絵に挑戦。
上の画像のフェルト細工は職員さんの手作りで、ワークショップなどはありません。が、こんな素敵なデコレーションに彩られていて、ここでも旭山動物園の熱い想いを感じました。
それぞれの動物の生態が面白い
かばは、う〇ちを大砲のように、しかも見学者に向かって(!)発射することがあるようで、スタッフが常時見張っていて注意喚起を行っていました。
う〇ちキャノン、これ浴びたらもう立ち直れないくらいのダメージくらうよね。
ダチョウに威嚇される我が子達。
他にも、人里に近づき過ぎて動物園に来るしかなくなったヒグマとか、温暖化の影響を受けて生息域がどんどん減っているシロクマとか、動物園で知るからこそリアルに響くストーリーがたくさん。
旭山動物園への行き方
旭川市から
旭川駅前バスタッチの6番のりばから、旭川電気軌道のバス(旭山動物園線41・47番線)が約30分間隔で運行されています。
所要時間:約40分 料金:大人440円
旭川空港から
旭川空港から旭川電気軌道のバス(旭川空港旭山動物園線78番線)が1日2便運行されています。
所要時間:約35分 料金:大人550円
札幌市内からのバスツアー
※バスツアーは予約制です。
進化し続ける『旭山動物園』
動物が主役の動物園だけど、それを作り支えるのは人。
ただ檻に閉じ込めた動物を見物するだけの動物園はなんだか虚しい。みんなそう感じているんだと思う。
スタッフが情熱を持って進化し続ける『旭山動物園』のこれからに注目していきたいと思います。
www.city.asahikawa.hokkaido.jp