網走に移動してきました。
2月に網走に行く目的はただ一つ、そう流氷です!
夫とのーびはスノーボードにしか興味ないと思っていたので、私と子ども達だけでバスに乗って網走に行こうと思っていましたが、「何言ってんの、行くに決まってるでしょ。のーびも見たいって言ってるよ」と夫に言われ、「なるべく僕と一緒に旅行しないようにしてるでしょ」とも。
むむむ、ばれたか。
ついてくるのは構わないけど、それでしょーもなかったからって文句言わないでよー。
網走流氷観光砕氷船 おーろら
網走で流氷を確実に見るには船に乗るのが一番です。
今年は暖冬のせいでなかなか流氷が観測されず、訪問予定の1週間前になってやっと流氷が確認されました。
もしも、このまま流氷がやってこないほど暖冬だったら、網走行って何しようかと思ったわ。
湖とか監獄とか知床とか海鮮とか色々あるんだけどね。
やっぱり流氷目的だから、ね。
運航状況の確認や時間・料金の詳細は公式サイトでご覧ください。
団体や、超繁忙期に限っては予約した方が無難だと思いますが、それ以外で普通に訪れるなら予約なしでも大丈夫です。
人出に合わせて頻繁に運航していますし、おーろら号は大型船なので十分なキャパシティがあります。
網走流氷観光砕氷船 おーろら アクセス
女満別空港・JR網走駅から直通バスが運行しています。
札幌や旭川から高速バスもありますので、『網走って北海道の東の果て、遠いな』と思っても案外楽にアクセスできます。お試しください。
JR網走駅から『網走流氷観光砕氷船 おーろら』の乗船地、道の駅・流氷街道網走までは徒歩で約20分。
JR網走駅のお隣の駅、JR桂台駅からだと少し近くて約10分です。
車でお越しの方は、道の駅に大きな駐車場があります。(無料)
道の駅 流氷街道網走
こちら道の駅の中に『網走流氷観光砕氷船 おーろら』の乗船券販売所があり、船乗り場もこの道の駅の中から乗船口に行くようになっています。
この日はなかなかの混雑具合でした。
私達は朝早く9時には乗船できるように道の駅に向かいましたが、お昼からは人出が増えていました。
その時間には観光バスでやって来る団体客が一気に入館して、道の駅内は人でぎゅうぎゅうです。今でいう、注意しないといけない三密状態でしたね。
館内には他に食事処、観光案内、お土産屋があります。
魅力的なお土産屋さんも並んでいましたが、人が多すぎてお土産どころではなかった。六花亭買いたかったな。マルセイバターサンド
私がチケットを買っている間に、子ども達はスタンプをGET!
2カ所もあったの?良かったね。
網走流氷観光砕氷船 おーろら号に乗船
船に乗り込んだら間もなく出航です。
この日は、港を出て20分くらいで流氷帯に辿り着けるだろう、という事でした。
船内はすべて流氷を観察しやすいように、座席の配置があり、特別席でなくても十分に海上の様子を眺められるように出来ていました。
船員の衣装を着てみることもできます。子ども用のサイズも用意されていました。
船内にはキオスクがあり、飲み物やスナック、軽食の販売をしています。
流氷だ!
本当に20分で流氷帯に入りました。
写真では伝わりにくいですが、各流氷はかなりの大きさがあります。6畳間くらい?
そして思っていたより厚みは無いですね。
長男が「流氷って北極から来るんでしょう?」と言っていましたが、北極から来るんじゃないんですね。私も知らなかった。
アムール川からオホーツク海に流れ込んだ淡水が氷結して流れて来るんだそうです。
この北海道東側のオホーツク沿岸は、流氷が見られる最南端だと言われています。
この氷の塊ははるばるアムール川から流れて来たのか。と思うとシベリアの大地はどんな所なんだろう?と興味が湧いてきます。行ってみたいですね。
船内から眺める流氷もいいですけど
外のデッキに出るともっと近い!
そして寒い!!
暖かくしてご乗船ください。
お友達の大鷲君があいさつに来たり
運が良ければ、アザラシやエゾシカなどの野生動物に会えることもあるそうです。
流氷の中を航行するのはほんの10分ほど、それでも貴重な体験が出来ました。
正直、期待外れで意外とショボいかもしれん。と思っていたのですよ。だから、夫とのーびに無理には勧めなかった。
でも、行ってみたら想像以上に迫力のある光景でした。
風の冷たさや、流氷を運ぶ海水の力強さ、氷がぶつかり合いながら流れ漂う様は実際に現地に行って見てみないと実感できない事。
5歳の次男は覚えているかどうか分からないけど、子ども達にもいい体験になったのではないでしょうか。
網走港に帰港
約1時間の乗船を終えて網走港に帰って来ました。
特徴的なシルエットの帽子岩が見えます。
帰港するおーろら号に向かって全力で手を振る人達。
『網走番屋』と『流氷硝子館』の人達でした。
道の駅から歩いて200mくらいです、ラーメン屋さんもあります。
流氷観光の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
私達はスタンプを探しに行きました。(なかった。)
冬の道東も熱い!
いや熱いっていうか、冷たいんですけどね。
私の心の中ではこのTHE厳冬、THE北国っていう土地風土が激熱でした。
今までなら冬に北海道に行ったら寸分惜しまず滑りに行く。って感じでしたが、子連れになって訪れる場所も目的も変わりました。
幅が広がったと言えるかな。
そして、気持ち的にアクセス悪いな、遠いなと思っていた道東ですが、北海道まで行ってしまえばもうええぃっって勢いで行ってしまえるんだって事に気が付いた。
ドイツから行くなら、北海道も沖縄もどこだって遠い。
ずーっとずーっと見てみたいと思っていた流氷。
思い続けるより、行動に移してみたらさっくり夢は実現しました。
自然現象のひとつである流氷は、いつでも見られるわけではありません。
もし、流氷の見られる季節と北海道訪問の時期が重なるならぜひ道東まで足を延ばしてみてください。
激熱 冬の網走『網走流氷観光砕氷船 おーろら』乗船記でした。