みなさーん! 現在地は南イタリアですよ~。
イタリアをブーツの形に見立てると、ちょうど踵の部分にあたります。
前回はとんがり屋根の可愛いお家が並ぶ、世界遺産の街アルベロベッロを紹介しました。
続きまして今回は、南イタリアの港町Bari(バーリ)とその近郊の街をいくつか紹介したいと思います。
- 下町情緒あふれる旧市街【バーリ】
- バーリからアクセスできる洞窟住居の街・マテーラ
- ロマンティックな海辺の町【Polignano a Mare】
- インスタ向け?絵になる街ならこちらも【Monopoli】
- もう一つの世界遺産【Castel del Monte】
- まだまだ穴場、バーリと魅力的な近郊の街
下町情緒あふれる旧市街【バーリ】
南イタリアへの旅行ではBariを拠点にしました。
アドリア海に面したBariは、クルーズ客船も寄港する港町です。
郊外に国際空港もあり、日本からの直行便はありませんが空、海、陸と三様にアクセス出来て便利です。
Bariはあまり大きな都市ではないので、一日あれば歩いて観光することが出来ます。
中央駅から真っ直ぐに伸びる歩行者天国のVia Sparano da Bariを進むと、旧市街の入り口に突き当たります。半島のように突き出した部分が旧市街となっており、だいたいの見どころはこの旧市街に集中しています。
以前は治安が悪い事で有名だったようですが、現在はそうでもなく、夜間に旧市街を散策しても全く問題なしでした。
迷路のような旧市街をあてもなく歩き回るのは楽しい。
Bariグルメはやっぱり海鮮
なんの計画もなく行った旅行だったので、行き当たりばったりでしたがBariの人が親切でいろいろと教えてくれました。
しかし、問題は私達はイタリア語が分からない事、そして親切なバーリ人はイタリア語しか話さない事。
大阪には『言葉が通じへんのは気合が足りへんからや』という古い言い伝えがあり、私も異国で言葉が分からなくても言語以外のツールでなんとかしてしまおうという、強引に振舞ってしまう傾向があるのです。
そして、現地で出会った人も同じようなマインドだと、言葉が全く通じていないのに延々とやり取りを続ける。みたいな事になってですね、横で夫が呆れておりました。
Bariに到着したその夜に、上記のような地元民との交流によって得た情報によるとバーリ旧市街では、Piazza Del Ferrarese(フェッラレーゼ広場)にて美味しい物にありつけるという事でした。
「マンジャーレ??」「シーシー!マンジャーレ!!」という単語だけで10分間いろいろ教えてくれたお姉さん、ありがとう。
その時はバーリの地図を持っていなくて行けなかったんですけどね。帰って来て調べたら、ネットの口コミにもそう書いてあった。
ここです↓
で、実際に行ったお店はこちら。ぜんぜんフェッラレーゼじゃない。
Al Pescatore
どうやらBariでは有名なお店らしいです。
宿が近かったので出会う事が出来ました。
ちょっと高級っちゃ高級だけど、活気があって店内が騒がしいので、そんなにかしこまらなくてもいい気軽な雰囲気でした。
子連れでも大丈夫そうです。
混んでいるので予約はした方がいいですね。
海の物が好きな人にはおススメです。港町Bariならではのイタリアンが食べられます。
夏にバーリに行くなら、ビーチ【Spiaggia Pane e Pomodoro】
市街の外れにある広いビーチで、遊具広場やカフェ、レストランなどもあり子連れの方はここに行けば一日遊べると思います。
私達が前を通った時はフェンスで囲まれていたから、もしかして入場するのにお金が必要なのかもしれません。そのほうが、安心ではあります。
アクセスはバスか、鉄道駅Bari Parco Sudから徒歩3分。
バーリからアクセスできる洞窟住居の街・マテーラ
こちらはお隣のバジリカータ州にある、洞窟住居が世界遺産に登録されている街マテーラです。
陸の孤島と言われるほど辺鄙な場所にあるマテーラへは、バーリからのアクセスが一番行きやすいと言われています。
このマテーラの事も記事にしているので、しれっとリンクを貼っておきます。
この時の旅行で行った街の中で一番良かったのがマテーラでした。
食べるものは美味しいし、物価は安いし、治安はいいし、雰囲気はあるし、また行きたい!
夜にオレンジ色の灯りがポツポツと浮かぶ光景が幻想的なので、次に行く時はぜひ泊りがけで、洞窟住居を改装したホテルに泊ってみたいと思いました。
ロマンティックな海辺の町【Polignano a Mare】
あの有名な日本の歌姫Uさん(現在は離婚してしまいましたが)が結婚式を挙げた街だそうです。たしかにここでウェディングしたらいいだろうな、ロマンティック。
あのさ、こんな感じのめっちゃキレイな写真見て行ったんやんか。
でも、マテーラ行った後やったから日が暮れて、ビーチ行っても真っ暗やった・・・。という、計画性の無さ!
でも、夜の街を歩いて、歩き回って、ここも素敵な所でした。冬だったからどうせ泳げないしね。
Polignano a Mare(ポリニャーノ ア・マーレ)ではここも有名です。
なんやったっけ??
テレビなどのロケにもよく登場しています。
営業が夏期のみという事で、ここで高級ロマンティックキャンドルディナーとはなりませんでした。
インスタ向け?絵になる街ならこちらも【Monopoli】
先ほどのPolignano a Mareからひと駅です。
もうこの辺の海岸線は、駅のたびに降りてみたらこんなインスタ映えな街が連なっているんじゃないかな?っていうくらい、どちらを向いても絵になるエリアでしたね。
Polignano a MareよりこちらMonopoli(モノポリ)の方が泳げるところはたくさんありそうでしたよ。夏に行く人はMonopoliがいいかも。
MonopoliもPolignano a Mareもバーリから列車ですぐです。各駅は小さくて周りに何もありませんが、駅から市街地まで徒歩で行くことが出来ます。
もう一つの世界遺産【Castel del Monte】
バーリから行ける世界遺産と言えば、Castel del Monte(カステル デル・モンテ)もありましたが、時間があまりなかった事、行き方がややこしそうだったのでこの時は行けませんでした。
ここはレンタカーでもしない限りは、子連れでバーリから日帰りで行くのは難しそうです。
しかし、八角形で造られた要塞は謎に包まれていて好奇心が刺激されますね。次回、訪伊の宿題です。
まだまだ穴場、バーリと魅力的な近郊の街
イタリアはローマやミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどの観光都市があまりに有名過ぎて、このブーツの踵あたりはあまり知られていないのでは?と思いました。
実際行ってみて、食べるものは美味しいし、人は親切だし、物価は安いし、治安もそれほど悪くないし、都会過ぎないのんびりした雰囲気は子連れ旅行にもピッタリだと言い切れます。
近いうちに、今度は子どもと一緒に行きたい!もしくは、一人で美味しい海鮮を食べまくりたい!と思った南イタリアの旅でした。