みなさん、こんにちは!ドイツで外出自粛中のTAKIママです。
ドイツに戻って来て自宅に籠るようになって1カ月以上が過ぎました。
仕事に行っている夫、引きこもりが苦にならない私は、以前とほぼ同じ毎日を過ごしています。
可哀そうなのは子ども達ですね。
小学生の長男は5月から徐々に学校が再開されますが、次男については幼稚園に行けずこのまま夏休みに突入しそうです。
ホントこんな世界になるなんてウソみたい。
自宅にいる時間が増えて、読書でもしようかな。という方に、今現在世界で起こっている事と少しリンクする本を紹介します。
今回は、私の好きなモダンホラーの米国2大作家を読み比べ編としてお届けします。
『闇の眼』ディーンR.クーンツ
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武漢ウィルス研究所から生物兵器として研究されていた非常に致死率の高いウィルスが持ち出された。
という、くだりが出てきます。
アメリカが物語の舞台で、息子を事故で失った母親の身に不思議な事が次々起こり、息子の死の真相に迫ろうと行動を起こす。
1981年に発表された際は、ソ連のゴーリキーという所で開発された生物兵器ウィルスでしたが、のちに武漢ウィルス研究所から持ち出された『武漢400』と変更されています。
武漢ウィルスはこの小説の本筋ではありませんが、奇妙な偶然にSNSがざわついている小説です。
フィクションですので、完全に作り話だと納得して読んだ方が楽しめると思います。
現在は楽天ブックスでは取扱いは無く、アマゾンでも電子書籍のみで扱いがあります。
『ザ・スタンド』スティーヴン・キング
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超悪性のインフルエンザ、スーパーフルーによりほとんどの人が死に絶えてしまった米国が舞台です。
ごく少数の生き残った人々が集まり、パンデミック後の再生を求めて旅に出る。
そして、邪悪な存在『闇の男』も世界を手中に収めようと動き出す。
『光』と『闇』、『善』と『悪』の壮絶な戦いが始まる。
キング節がこれでもかと押し寄せて来て、読み応えのある長編です、ボリュームたっぷりなので時間が余っている人にどうぞ。
【秘密軍事基地から洩れた致死率99%の超悪性感冒で全米は瞬く間に死の国と化した―。恐怖の黙示録。】
とコピーにあるように、ありえないはずのフィクションです。
フィクションに没頭して
読み終わり、日常に引き戻された時に『あれ?今この現実世界も普通じゃないんじゃない?』というシュールな状況を体験してください。
ビル・ゲイツさんもこのパンデミックを予期するかのような発言をしていたというし、様々なパンデミック関連の映画やドラマが公開されているわけで、想像力が豊かなクリエィティブ界隈では“ありえる話”だったんでしょうね。
『武漢ウィルス』という一致は驚きですが、私が“読み物”としてお勧めするのは『ザ・スタンド』の方です。