ドイツ最高峰ツークシュピッツェ山の麓の街、ガルミッシュ・パルテンキルヘェンに来ています。
ミュンヘンから電車で約1時間半、オーストリアとの国境に近いドイツ南部の街ガルミッシュ・パルテンキルヘェンは山に囲まれたドイツアルプス最大の山岳リゾート。
冬はスキー場、夏は登山を楽しむ避暑地として有名です。
前回はドイツ最高峰ツークシュピッツェ山について書きました。
この回では、麓の街ガルミッシュ・パルテンキルヘェンの子どもと遊べる場所を特集します。
子連れだけでなく、アクティブな旅が好きな人ならきっとハマるガルミッシュ・パルテンキルヘェンです。
- ガルミッシュ・パルテンキルヘェン(Garmisch・Partenkirchen)
- オリンピアスタディオン ガルミッシュ・パルテンキルヘェン
- ミニゴルフ(Minigolf Partenkirchen)
- 夏のドイツアルプスでハイキング
- GAPの夏はドイツ人の憧れ
ガルミッシュ・パルテンキルヘェン(Garmisch・Partenkirchen)
ガルミッシュ・パルテンキルヘェンはドイツ鉄道の駅を挟んで西側がガルミッシュ、東側がパルテンキルヘェン(おおまかに)という元々はふたつの村がひとつになった街です。
ドイツでは省略してGAPと表記されていますので、当ブログでも以後ガルミッシュ・パルテンキルヘェンをGAPとします。
ガルミッシュ(Garmisch)
ドイツ最大のスキー場があるガルミッシュの方がどちらかというと賑やかで、ピザハットやH&Mなどの大手企業が出店している街の中心部はそれなりに栄えています。
鉄道駅やスキー場のゴンドラ乗り場からは徒歩で10分程の距離に街の中心があります。
パルテンキルヘェン(Partenkirchen)
パルテンキルヘェンはガルミッシュに比べてだいぶ落ち着いていて、牧歌的な雰囲気。
そのせいか昔ながらのバイエルンの田舎町の趣が残っていて、旅行者にはパルテンキルヘェンの方が魅力的かも。
パルテンキルヘェンの中心部は鉄道駅から徒歩15分ほど離れています。
オリンピアスタディオン ガルミッシュ・パルテンキルヘェン
夏に家族でGAPを訪れたならまず目指すべきエリア。
1936年冬季オリンピック、ガルミッシュ・パルテンキルヘェンオリンピックが開催されたメイン会場で、当時からあるスキージャンプ競技場は今も現役です。
毎年、元旦にニューイヤースキージャンプ大会が開催されてテレビで全国放送されるので、それでGAPを知っているドイツ人も多いんですよ。
ヨーロッパでも有名な競技会で、世界中のジャンパーが集まります。
日本人ジャンパーも参加しているので、現地人には『日本のジャンパー=強い』と認識されています。日本人としては、誇らしく嬉しい気持ちですね。
このスキージャンプ競技場の付近に子連れが遊べる施設が集まっています、ひとつづつ紹介しますね。
パートナッハクラム(Partnachklamm)
スキージャンプ競技場のすぐ奥には『パートナッハクラム(Partnachklamm)』という渓谷を歩けるトレイルの入り口があります。
有料ですが水の落ちる滝の中を歩ける平坦なコースなので、夏は大人気!大混雑です。
小さな子連れでも歩ける短いコースです。
冬は氷瀑の中を歩くトレイルに変身します。私は冬の方が好きかな。
サマーローデルバーン(Sommerrodelbahn Garmisch-Partenkirchen)
今回我が家の男子たちが大興奮だったのがこのコースター。
2人乗りのコースターに乗ってグルグル走る(というより落ちる)のはかなりのスピード、かなり怖い。
自分でブレーキをかけられるのでスピード調節は出来ますが、ウチの子達はノンブレーキで何回も行っていました。
大人とタンデムで乗るなら3歳から乗れますよ。
子供1回:2,50€
大人1回:3€
6回券もあります。
GAPの宿泊施設に泊っている人は宿泊先でもらえるツーリストカードで割引があります。
すぐ隣にはバンジートランポリンもありました(別料金)
営業は夏季だけです。詳しくは上の公式サイトをご確認ください。
人口湖水浴場『Kainzenbad』
有料の湖水浴場。
写真の通り、ビーチバレー場や遊具広場フットサルコースもあります。
幼児用プール、トイレ、更衣室、売店、キオスクも完備、ベビーカーのまま入場出来て、広い芝生でゴロゴロ出来るのが最高です。
料金は、6歳まで無料。
こども:1€
17歳以上:3€
や、安い!
営業時間は上の公式サイトをご確認ください。
ケーブルカーエックバウアー(Eckbauer)
スキージャンプ台の横にあったロープウェイが新しくなりました。
山頂駅まで上がれば、ドイツ最高峰ツークシュピッツェ山を含めたアルプスの絶景が望めます。
自転車を積載できるポッドがあるので、ダウンヒルマウンテンバイクや登山、ハイキングに向かう人で賑わっていました。
ベビーカーも乗せられるはず、山上のレストランでバイエルンビールで乾杯もいいし、自前のお弁当でピクニックもいいと思います。
ワンちゃんも同乗できますよ。
その他、子連れには関係ないかもしれないけどこのエリアで遊べるアクティビティ。
スケートパーク
上のエックバウアーロープウェイ駅の駐車場前、隣にあるスケートパーク。
青空パークなので雨天は使用できませんが、無料のスケートパークです。
モトクロス場
4月から10月までの営業です。
GAPのオリンピックスタディオンへの行き方
ドイツ鉄道ガルミッシュ・パルテンキルヘェン駅からインスブルック方面へひと駅の『Kainzenbad』下車、徒歩5分。
もしくは、バス1番か2番『Klinikum, Garmisch-Partenkirchen行き』に乗って『Skistadion, Garmisch-Partenkirchen』下車すぐです。
ミニゴルフ(Minigolf Partenkirchen)
パルテンキルヘェンにあるミニゴルフ。
駅からは歩いて15分ほどです、近隣に有料の駐車場有。
www.minigolf-garmisch-partenkirchen.de
本当にうちの長男がミニゴルフが好きで、どこに行ってもミニゴルフやりたがるのでドイツのミニゴルフマップ作れるんじゃないかな。っていうほど行っております。
ん、でも安くて5歳の次男も一緒に楽しめるからいいか。
男たちはビールを飲みながら、ミニゴルフ。
余談ですが、バイエルンはドイツの中でもビールが安くて美味しいのでみんな水よりビールを飲むらしいですよ。
さて、ここからは夏のGAPのメインアクティビティ、ハイキングです。
夏のドイツアルプスでハイキング
見てください、この蜘蛛の巣のように張り巡らされたトレイルを!
赤の線で描かれた全てがハイキングトレイルです。
トレイルはベビーカーを押して歩ける平坦な遊歩道のような所から、かなり危険な上級者向き登山道まで。街のインフォメーションセンターで自分のレベルや時間に合ったトレイルを教えて貰えます。
それでは、まだ紹介しきれていないケーブルカーで山に上れるところをふたつ。
アルプスピッツェ(Alpspitzbahn)
奥の山並みの左手、変形三角形の山がアルプスピッツェ(2628m)です。
このアルプスピッツェ山頂まではいけないのですが、山の中腹までゴンドラでアクセスできます。
ツークシュピッツェバーンで接続できるので、ツークシュピッツェ山にも上がるならコンビチケットを購入するといいと思います。
ヴァンク(WankBahn)
パルテンキルヘェンにケーブルカー乗り場があります。
料金もそんなに高くなく、歩きやすいトレイルが多いので家族連れ向きだと思います。
山に上るとアルプスの山並みが間近に見えて、絶景ですよ。
GAPの夏はドイツ人の憧れ
今年は国内に留まろうとしたドイツ人が多かったのか、私達が行った時は宿が取れないほど人が多かったGAP。
夏休みとスキーの出来るクリスマス休暇中はめちゃ混みですが、それ以外の時期はのんびりとした高原のリゾートです。
なにしろミュンヘンからのアクセスがいい!
そんなGAPの家族連れで楽しめるスポットをピックアップしてみました。
次回は、GAPの古き良きバイエルンの面影を残す、昔ながらのエリアをお届けします。