『グラスゴー効果』という言葉をご存知だろうか。
他の欧州の都市に比べて住民の平均寿命が極端に短いのがグラスゴーなんだそうです。
その効果については各所で分析や研究がなされているので、ここで深堀りはしません。
しかし、原因のひとつと考えられる貧困、そこから生まれた治安の悪さは旅行者には聞き流せない事案です。
特に旅行の目的がライブで、終演後遅い時間に宿まで一人で帰らないといけないと考えると、その治安の悪さとはいかほど酷いものなのか?というのが非常に気になる。
結局、ライブは延期になってしまったんですけどね。
心配していた夜の一人歩きは回避できましたが、グラスゴーがそれほど治安の悪い都市なのか?はっきりとは分かりませんでした。
明るい時間にグラスゴー・セントラル駅周辺と、そこからジョージ・スクエアまで歩いた感じだと、これは夜はヤバそう。と思った通りはありました。
特にグラスゴー・セントラル駅の周辺。
街をよく知るローカルと一緒とかでない限り、危険な好奇心は抑えた方いいと思います。
グラスゴーの街並みって、繁栄の時代に造られたやたらと豪華で重厚な建物が通りに並んでいて、古さもあり威圧感がグイグイくる。
暗くなってくると幽霊な雰囲気醸し出してきたりして。
最低でも晴天で良かった。
これで霧立ち込め、小雨降る中歩かないといけなかったら、落ちるわ。
『おお!スコットランドっぽい!』て、思ったかもしれないけど。
街はクリスマスの準備が進んでいました。
オープン直前だったクリスマスマーケット↓
ジョージスクエアで開催されています。
アイリッシュパブ『Waxy O'connors』
ジョージスクエア近くのアイリッシュパブです。
グラスゴーローカル女子にオススメされました。
行かなかったけど。
次、グラスゴーに行く時の為にブックマークです。
【グラスゴー⇔エディンバラ】
初めてのスコットランドだって言ったら、ローカルっ子
「じゃあ、エディンバラに行きなよ!」
とエディンバラ推し。
グラスゴーだって見所はあるでしょうに。
まあ、グラスゴーからエディンバラ近いですからね。お隣さんですよね。
大阪人が観光客に対して ”京都に行け。” と言うようなもんですか。
ちなみにスコットランドの首都はエディンバラですが、街の規模としてはグラスゴーの方が大きいのです。
電車
グラスゴーからエディンバラに向かう列車が発着するグラスゴー・クイーンストリート駅
近代的な駅でした。
チケットは券売機で買いました。(カード使用可)
片道7.40£
グラスゴー-エディンバラは電車で約40分。
運行本数も多く、日帰りもできますね。
バス
シティ間の所用時間は約1時間半です。
他に
グラスゴー空港→エディンバラ市内
エディンバラ空港→グラスゴー市内
相互に運行しています。
グラスゴーが本当に酷かった時代を、グラスゴー人自体がアイデンティティにしてしまっているように感じました。
現在ではそこまで悪くはなくて、経済も生活の質も上り坂にあるようです。
大阪も世界的に有名な美都、京都を横目に大阪のわちゃわちゃや、遠慮のない対人ルールを自虐ネタにしてしまいがちなのでよく分かります。
でもそれは愛情表現なのです。
久しぶりに、旅先で気を引き締めないとな。と思ったグラスゴーですが、もう行きたくないかと言えば 全然行きたい。
グラスゴーは音楽イベントも盛んだし、またなんかあったらいそいそと行ってしまうと思います。