2020年2月、北海道を家族+のーび(独身ドイツ人男性)で旅行しました。
最初の札幌4泊と北海道を離れる前日の1泊、どちらもアパートタイプのホテルに泊まった私達家族とのーび。
まとめてふたつのアパートホテルのレポートです。
お宿選びは3カ月前に
宿選びの時に一番最初に候補にしたのは、行きたいスキー場直結の宿。
でも、そんなのトップシーズンの北海道で、5人が連泊出来てまともな宿って手が届くお値段では見つからないよね。この時はまだコロナが世間に認知される前だったし。
で、レンタカーの値段を調べてみたら、“レンタカー+スキー場から離れた安い宿”の方が総合的にはよろしいのではないかとなりまして。
そういったお手頃料金の使いやすい宿が豊富なのは、需要と供給の多い大都市札幌です。
私達の条件も難しいんですよね、ひとり旅のバックパッカーならほんとどこでもいいんだけど。
【宿選びの条件】
①人数にあった部屋数、ベッド数である事。
私達家族は大人2人、子ども2人で最年少が5歳なのでベッドは4人分が必要です。
ダブルベッド2台なら大丈夫だけど、シングルベッド2台は無理。
多くのビジネスホテルは検索欄にこの家族構成を入力すると、子どもは添い寝扱いでシングルベッド2台のツインルームが表示されますが、絶対無理!誰か必ずベッドから落ちるよ。
そして、のーびは別室か、同室でもベッドは彼の分が必ず必要。
いくら親友でも、のーびだって夫と添い寝なんて嫌だろうし。
これは旅館などの広い和室で布団が5枚敷ければ解決するんだけど、そういった旅館て人数分×宿泊数で料金計算されるからめちゃくちゃ高いのよね。
そもそも札幌みたいな都会には少ないし。
網走ではこの和室タイプの民宿に泊まりました。
②公共交通機関を使ってアクセスできる事。
レンタカーを借りることにはしたけど、夫&のーび組と私達母子組が別行動の時は立地条件が滅茶苦茶大切です。
他に、まわりに飲食店や商店がある事、駐車場の有無もチェック事項でした。
③洗濯機は必須。
この洗濯機の項目でかなりの数のホテルが淘汰されました。
スキーに行く事は分かっていたし、温泉に行ったらタオルは濡れるし、荷物はなるべく少なくしたいから特に連泊する場合は洗濯機付きである事を重視しました。
洗濯機が付いてるところってだいたいキッチンも付いてるし、子連れにはこのアパートタイプがベストなんじゃないかな。
④料金。
これは安いに越したことないですよね。
アパートタイプホテルは人数というより1室いくら、という目安があるので家族4人で1室使う私達と、ひとりで1室使うのーびであまり差がありませんでした。
アパートタイプホテルはそもそもレセプションが無かったり、食事の提供をしていなかったり、大浴場などの付属施設もないので、料金が手頃な所が多いです。
1室2名くらいまでならあまり差が出ませんが、1室に4名以上の利用になると普通のビジネスホテルなどよりだいぶ安い料金設定の所が多いですね。
本音を言えば、素敵な広いロビーがあって、大浴場が付いているようなホテルに泊まりたいですよ。
でも、レンタカーがあったから温泉はちょっと遠出してめちゃくちゃいい温泉に安く入浴できたし、美味しいものも場所を気にせず食べに行けたし、寝る所は清潔で希望の設備が揃っていれば問題なし!でした。
Hotel ONE'S RESIDENCE
新千歳空港から北海道に入って最初に4泊したレジデンスと銘打ったアパートタイプホテルです。
のーびは1日遅れで来日したので、別室で3泊しました。
33平米のワンルームでお部屋はダブルサイズのベッド2台と小さなテーブル+椅子2脚でいっぱいでした。
これに壁付けのクローゼット、十分な大きさのキッチン(冷蔵庫、電子レンジ付き)、トイレ、お風呂、洗濯機のある洗面所とミニマムながらも必要な設備は全て揃っています。
乾燥機はないけど、この洗濯機の上に掛けて乾かせるようになっていて、乾燥しているから乾くのもあっという間でした。
小さいけど物干しハンガーやピンチがあったのが良かった。
タオルは人数分用意されていて、これも温泉に行く時に助かりました。
キッチンは広くて使いやすかった。
食器類も豊富に揃っていて、ガッツリ料理したい人でも問題なさそうでした。
この、ごみの分別が分からなかったな。
燃えるゴミと燃えないゴミに分かれているんですけど、何が燃えるゴミで何が燃えないゴミなのかを知らない。という・・・。
旭川でも同じ区別だったんだけど、北海道のゴミ分別のルールが最後まで謎でした。
これって日本全国的に常識なの?知らない私はやっぱり非常識ですよね。
大阪では、『リサイクルゴミ』⇒紙類、カン、ビン、ペットボトル 『容器包装ゴミ』⇒プラスチック全般 『普通ゴミ』⇒その他全部に分かれています。
ここの『容器包装ゴミ』プラゴミが燃えないゴミで『普通ゴミ』が燃えるゴミなんですかね?
ちなみに私の住むドイツの地域では『リサイクルゴミ』⇒紙類、カン、ビン、プラスチック全般、生ごみ、植木伐採後などの廃棄植物・土で、『普通ゴミ』はそれ以外です。
お部屋自体はそんなに広くないので、夫が床にスノーボードを広げたりするともう誰も身動きできない状態になっていましたけど、子連れで普通に利用するならまぁ問題ないかな。
でも、なんでドイツから日本に滑りに来るのにボード2本も持って来るんや。ボードなんて何本あっても滑る人は自分だけやん。
ベッドの頭側の壁にテレビが付いているので、寝転がってテレビを見る時は体を反転させないと見れないね。あんまりテレビ見ないからそれも問題なし。
WIFIはたまに不安定になる事もありましたが、おおむね良好でした。コンセントも十分な数があります。
エアコンとは別付けでパワフルな暖房があったから、すっごく暖かかったし、スキーブーツの乾燥などにも使えて便利でした。
のーびは同じサイズ、作りのお部屋にダブルベッドが1台だったから広々した部屋を使えて良かったみたい。
チェックインはエントランス入ってすぐのタブレットで行いました。(※現在は経営母体が変わったのでチェックインの方法も変更になったかもしれません)
【料金】
私達は大人2名、子ども2名1室で4泊して16994円
のーびが大人1名1室で3泊して12780円
※宿泊料金は変動制です。日程、宿泊者人数、部屋のグレードによって料金は変わります。
Hotel ONE'S RESIDENCE アクセス
地下鉄南北線『中島公園駅』から徒歩5分。
この『中島公園駅』は本数は少ないですけど、新千歳空港からの直通バスが停まるので最初の移動が楽でした。
地下鉄東豊線『豊水すすきの駅』から徒歩8分。
すすきのの繁華街へも徒歩10分という好立地です。
セブンイレブンが斜め前。
すぐ横と向かいに安いコインパーキングがあったのもレンタカー利用の私達には良かったポイントです。
大きな公園が近いから、落ち着いた環境でした。札幌の南側に位置するので車で定山渓方面にアクセスしやすくて、たまたまだったけどそれも良かったな。
レジデンスホテルストライプ札幌
札幌のアパートホテル2軒目は北海道旅行の最終日、列車で北海道を発つ日の前日に1泊した、札幌駅近くのホテルです。
賃貸マンションをまるっと改装してアパートホテルにしているので、暮らすように過ごしたい人向きですね。
エントランスを入ってすぐにレセプションがあって、チェックインはスムーズで、歯ブラシやかみそりなど必要な備品はそこでもらえます。
のーびと子ども達を荷物と一緒にドロップオフして私は部屋に入らずにレンタカーの返却に向かったので、荒れた部屋の写真しかありません。
お部屋は綺麗に掃除されて、清潔で広いお部屋でした。
子ども達はポケモンセンターでの戦利品を並べて喜んでおります。現在は長男の部屋がこの状態と同じになっています。やめて欲しいわ。
こちらは1LDKの間取りで、寝室に私達家族4人、リビングルームのソファにのーびが寝ることにしました。寝具は予備があったのですが、シーツがなかったのでフロントにお願いしたらすぐに持って来てくれました。
寝室にはダブルベッドが2台、小ぶりのライティングデスクと椅子、壁付けのクローゼット、ベッドに寝ころんだまま見れる壁付けのテレビ、1泊だけの宿泊にはもったいないくらいの設備です。
広めのキッチンには冷蔵庫と電子レンジ、湯沸かしポットがありました。
食器や調理器具がほとんどなかったから料理したい人向きではありません。
近くのコンビニでカップ麺を買って来て食べるくらいかな。
バスルームエリアも広くて、トイレ、バスは別。
洗濯機が設置されていました。で、洗濯したんだけど、洗濯物を干す場所も道具もないんですよね。
これは改善して欲しい。
乾燥機設置するか、室内物干しスタンド的なものをお部屋に用意したらいいと思う。
WIFIはここでも不安定でした。なんでかな。
【料金】
大人3名、子ども2名1室利用、1泊で9745円でした。
※宿泊料金は変動制です。日程、宿泊者人数、部屋のグレードによって料金は変わります。
レジデンスホテルストライプ札幌 アクセス
札幌駅まで徒歩10分。
次の日の出発が朝早かったから、大きな荷物を抱えていても駅まで歩いて行けたのは良かった。
アパートタイプホテルは都市型家族旅行の味方
日本国内でもこういったアパートタイプホテルが多い街と、ほとんどない街がありますが、札幌は外国人観光客にも知名度の高い街なので、質が良くて料金の手頃な宿泊施設が多いと感じました。
ただ私が予約しようとした時には、多くの宿泊施設が人気があるがゆえに早々に予約で埋まってしまっていました。
これからは“無料キャンセル”プランなども駆使して早めの計画を心がけたいと思います。
これで2020年冬の子連れ北海道旅行記は終わりです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。