欧州のコロナ、オミクロン株に塗り替えられつつあります。
お正月疲れもあり、巷では風邪が流行っているようです。
それも、風邪なのかコロナなのか、軽い咳がコホンと出ただけで『え!ヤバ!感染した?!』とテストしたり、学校休んだり、友人に会う予定をキャンセルしたり。
いちいちの騒動にもだんだん慣れてきました。
最近、私周辺のコロナ関連で一番の出来事は12月に入ってすぐの頃、チケット購入していたライブの延期メールが来ていた事。
2月に予定されていた、Kenny Hooplaのダブリン公演。
チケットを購入したのは8月です。
その時は、半年後の事なんてどうなるか分からないけど、ライブチケットは売り切れてしまったらもうチャンスはないし、取り敢えずは買っとくか。くらいのノリで。
Kenny Hooplaは英語圏では人気があるけど、ドイツではまだ知名度そんなにあんまりなのです。
ドイツに来るのを待ってたらBIGになっちゃって、小さなライブハウスでなく大箱になりそうだし、チケットもその分高くなっちゃうだろうし、小ぶりなライブハウスで観客と近い距離でやってる今、観に行きたいと思ったんだよね。
そのKenny Hooplaが去年夏に発表したこの冬の欧州ツアーは、UK内各都市とダブリン、パリ。
自宅から一番行きやすいのはパリ。
・・・パリか。
私の中でパリはハイリスク旅行先として位置づけられています。
物価の高さ。
公共交通機関や施設での突然のストの可能性。
頻繁に行われるデモからの暴動およびそれに伴う交通の乱れ。
テロなどの犯罪率の高さ。
旅行者を狙ったスリなど、軽犯罪率の高さ。
特に治安に関してはコロナ禍になってから悪化していると考えられるので、できれば避けたい。
そういった、なんかあった時に誰も助けてくれない、外国人に冷たいパリメンタル。
そもそも、フランス語なに言ってるか分からんし。
それにライブハウスがあるような地域は繁華街というか、近くに飲み屋やクラブが立ち並んでいて色んな酔っ払いがいるだろうし、ライブ終了した後に女性一人が歩いて帰る事を考えると不安がある。
いくらババアとて。
では、英国はどうか。
英国も同じく治安に不安がある。
“ロンドンは危険”の刷り込みがありますからね。
ロンドン以外の都市でも、Kenny Hooplaがライブの予定をしている都市って揃って『治安に不安のある』と言われている都市なんですよね。
あ、これは、ドイツの旅行ポータルサイトの『旅行者が治安に気をつけないといけないヨーロッパの都市10』みたいな記事を読んで鵜呑みにしています。
UKが最多で、あとフランス南部の都市がランクインしていました。
パリは入ってなかった。
英国はロンドン以外の都市に行った事がないのであくまでも憶測ですが、やっぱり初めて行った街で繁華街を夜中にひとりで歩くのは無謀なのではないかと。
それと、去年の夏に英国は“全てのコロナ制限を解除”したんですよ。
英国は欧州でもいち早くワクチン接種が進んだ国ですので、それも理解できるんですが“マスク要件”も解除しちゃった。
う~ん、これはゆくゆく感染者は増えるんじゃないだろうか。
と思ったんですよね。
それからそれから、ブレグジットでEUから英国への旅行はもう完全なる海外旅行。
もともと通貨は違うし、出入国に従うコロナ制限もちょっと厳しめになるのもやむを得ず。
特に英国は、コロナに関しては常に数カ月先を行っておりまして。
感染が広がり膨大な数のコロナ患者と死亡者を出したのも、厳しいロックダウンを行ったのも、変異株の出現も、ワクチン接種を開始したのも、ロックダウンを解除したのも、全て欧州では英国が一番早かった。
※変異株の出現については英国が検査、解析に力を入れての結果、早期発見だと思いますがどうでしょう。
ゆえに、ドイツは『2か月後の自国の姿』として英国を参考にしているように思います。
ただ、英国⇔ドイツ2国間を旅行する者にとってはいつどちらか、もしくは両国が高リスク地域に指定されるかもしれず、しかもその可能性はとても高く、全ては旅行時期の運次第と言ったところでしょうか。
それで、残ったのがダブリンですよ。
アイルランドなら英語も通じるし、EUだから通貨両替しなくていい。
ダブリンは治安も良いと聞く。
ライブハウス周辺に良さそうな宿もある。
アイルランドもいち早くワクチン接種を進めた国で、感染者の数も落ち着いている(2021年8月の時点で)
えーっと ダブリン買被り過ぎですか。
そこまで考えて、全て変更、キャンセル出来るように航空券と宿と予約して、2月の予定バッチリ空けてたのにこれですよ。
どうやら、Kenny 欧州ツアーまるっと中止にしたみたい。
今、全てのツアープラン練り直してるんでしょうかね。どうするんだろ。
これ、コロナの世の中で旅行を計画する時にはる山って難しいなぁ。と思った訳ですよ。
旅行の山師としては大外れをこいた私。
寒くなったら感染者が増える。ってのは分かっていた。
しかし、国によってコロナ制限の基準や施行が違うって事は深く考えていなかった。
ある国では1件の感染者が出ただけで、その都市全てを封鎖してしまうような厳しい措置を取り、ある国では感染者が増えても厳しい制限は取らない。とか。
アイルランドはオミクロン株が出現し、感染者が増え始めた去年12月、すぐに対策を発表しました。
その中には飲食店の閉店時間を早める事や、屋内型イベントの収容人数制限なども含まれていました。
こりゃ、ダメだ。
対する英国は、感染者はどんどん増えてきて、マスク要件はまた元に戻したけど、夜の街やイベントに関する制限はかけないようです。
ボリスのジョンソンさん、『またロックダウンに戻るなら死んだ方がまし』なくらいロックダウン嫌いらしいですからね。
どっちにしてもKenny は全ての欧州ツアーを白紙に戻しちゃったから、UKのライブチケットを買っていたとしても行けなかったのは間違いないのですが。
なるほどね~。
そういう見方をすると、英国や米国はこれからも音楽イベントが開催される可能性は高く、コンサート目的で旅行するならキャンセル率が少ない。って事になるのか。。。
自宅からだと、やっぱり英国か。
まぁ、もう2月は諦めましたが、3月、UKが熱い。
“Giant Rooks”と“Current Joys”と“Alt-J“のライブが英国であるんですよね。
Giant Rooksは欧州ツアーでドイツも何か所も周るから無理に英国まで行かなくてもいいけど、特にCurrent Joys!もうね、チケットが残りわずか。
決めるなら、今しかない。
また全てキャンセル可で予約して、ダメ元でチケット取ろうかな。
TAKIママさん、ライブに飢え過ぎて“治安が不安”を忘れていますね。
UKにお住いの方、マンチェスター、リバプール、リーズ、バーミンガム、エディンバラ、グラスゴーなど各都市繁華街、夜の治安はどのようなものか教えていただけませんでしょうか。
やはりひとりで歩いていると即座に囲まれて、“ホールドアップ”になっちゃいますか。
動機は軽薄ですが、切実です。