2018年10月に義両親、長男と次男の5人で上高地に行ってきました。
初めて日本を旅行する義両親はアウトドアな人達なので、彼らの滞在中どこかの行程で登山は挟もうと思っていたのです。
最終的に黒部と上高地、どっちにしようかな・・・と考えて。
何年か前に夫が単独で穂高岳に登ったことがあり、「上高地は小さな子供連れでもいけるよ!」という情報をもらっていたので、それなら上高地にしましょう!と、松本から向かい、沢渡に3泊して上高地に入る事にしました。
初日は宿に到着したのが夕方。
ゆっくりお湯につかり、温泉でリラックス。
これがあるから、日本 最高!
2日目は義両親と長男は焼岳登山へ。
宿からタクシーで中の湯に向かい、そこから登山道に入り焼岳登頂後上高地に下りてくるプランです。
これは私が調べて、義両親は日本語が分からない外国人だし、長男は8歳、3人共健脚だけど、念のため登山初心者でも大丈夫なルートを選んだつもりでした。
結果、ネットで調べものって本当に便利でどんな情報でもあるけど、やっぱり鵜呑みには出来ないという事が分かった。
山を降りて来た義両親が言うには「これが初心者向けのコースなら、日本の山はどんだけ険しいんだ~」とヘロヘロにへばっていました。
想定以上に厳しい登山道だったようです。
山頂から上高地に下りる途中でイギリス人女性2人連れに会ったそうなんです。
その2人は義両親たちと反対向きの同じルートを歩くつもりでいたらしんだけど、そのまま登るのは無理と諦めて、山頂まで行かず一緒に上高地まで降りて来たんだって。
出会った地点でかなりギリギリやったんやろうね。
当時8歳の長男はひとり「全然平気!余裕で歩けたよ!」とドヤ顔してました。
すれ違う人みんな当然女の子だと思っているので「あんたみたいな小さな女の子がここ登ってるんか!」って感心されて、まぁ得意げ。
長男は2歳から夫に連れられてアルプス登ってるから、確かに健脚やねん。
義両親もしょっちゅう山に登っているからいけると思ったんやけどな。
ごめんなさい。
ちょっと無理なコースを提案してしまいました。
しかも自分は登らないのに!
焼岳は活火山。
登山道のあちこちで温泉が湧き出ていて、湯気がモクモクの所や、独自の匂いのするところがあって、めちゃくちゃ活発なんだって。
そんな山、ドイツにはないからすごく面白かったそうな。
厳しい登山だったけど、少しでも楽しんでもらえたのかな。
ちょっと、ほっとした。
3人が焼岳登山に行っている頃、私は何をしていたかというと、この人と一緒に居ましたよー。
当時、3歳の次男。
朝食の後、焼岳登山組を送り出して宿で次男とまったり。
お昼過ぎのバスで上高地に向かいました。
上高地ではビジターセンターを見学したり、河童橋まで歩いたり。
思ったより食事できる所が少なかったです。いや、食事処はたくさんあったし、売店も多かったけどお店の閉まるのが早い!
食事が出来るような所は15時くらいに閉まっちゃうのね。
それは最終バスがけっこう早い時間、ってこともあるんだけど。
それで、登山組が降りてくるのを待っていないといけないから梓川の河原とかで遊ぶ。
写真の通り(厚着してます)この日は少し気温が下がったので、水を触ったりする遊びは出来なかったね。凄く入りたそうだったけど。
16時ごろ焼岳チームと合流してバスで宿に戻ります。
3日目は全員でタクシーをチャーターして大正池まで行き、大正池から河童橋までハイキング。
大正池は1915年の焼岳の噴火によって梓川が堰き止められて出来た池で、立ち枯れの木々が並ぶ光景が有名ですが、私達が行った時はもうそんなに多くは見られませんでした。だんだん減ってきているみたいですね。
大正池から河童橋まで梓川沿いを歩くハイキングコースは平坦で幼児でも、赤ちゃんを抱っこ紐でも歩ける1時間半ほどのコースです。
3歳児と一緒だと1時間半では無理ですけどね。
『熊にご注意ください。』の看板にめっちゃビビりながら歩きます。
と言っても、このコースを歩いている人はたくさんいるので熊は出てこれないと思いますよ。
途中、ピクニックしたりして楽しい。
この頃、次男はちょうどオムツが取れたばかりで、15分ごとに「ママ、おしっこ!」そして「あー、出ちゃった!」です。
この次男の背負っているリュックに着替えをパンパンに詰めて来たけど、あっという間に着替えもなくなった。
この時だけはオムツにしたら良かった。
河童橋に到着して、次男はやり切った感いっぱいだったので私と一緒に宿に戻り、義両親と長男は明神池まで歩いて最終のバスで帰って来ました。
タクシードライバーのおじさんが言うには、穂高の上ではテント(張っている登山の人)がどちゃくそ多い日だったそうです。
上はちょうど紅葉してるからね。
上高地内はマイカー規制があって車では入れないけれど、ホテルも何軒かあるし、さらにキャンプ場まであるし、大きなバスターミナルがあって整備されているし、なによりこんな標高の高い山の中まで簡単に入って来れるってすごいね。
観光バスもどかどか入って来てたもんね。
そしてやっぱり絶景だよね。綺麗だった。
という事で、登山は別として、子連れでも遊びに行ける上高地でした。
次回は、上高地への行き方、泊まったところなどを紹介します。