子連れ弾丸『Giant Rooks』ライブ@Wiesbaden【ドイツ】

Giant

私の推し推し。

ドイツ・ハム出身のバンド『Giant Rooks』


www.youtube.com

《動画は2019年マンチェスター公演のもの。『Nightingales of the Walled City』は公式にはリリースされてなく、ライブでのみ演奏される曲》

 

2022年4月28日Wiesbaden(ヴィースバーデン)のライブに行って来ました。

 

4月にGiant Rooksがドイツ語圏内で、ツアーを行っているのは知っていました。

このツアーは2020年に発表されたファーストアルバム『Rookery』の後、『Rookery Tour』としてヨーロッパを周る予定でした。

それがコロナで2回も延期になっていたんです。

延期になった2年の間にバンドの知名度も上がり、ドイツ語圏内のライブはほぼ全ての日程で早々にソールドアウトになってしまっていて、行きたくても諦めていたんですよね。

それが、イースター休暇が終わって何気なく公式サイトを見ていたらWiesbadenのライブチケットが販売されている!!

え!ウソ!なんで?

一瞬、フィッシングかと思いましたよ。

いや、ちゃんとGiant Rooks公式サイト→チケットプロモーター公式サイトだわ。

 

憶測だけど、ツアー2回延期の間にバンドの人気が上昇→

会場をアップグレード→

コロナ規制で入場者数制限があり会場キャパの○○%しかチケット販売できない→

4月に入りコロナ規制が解除、入場者数制限も無くなる→

チケット追加販売に至る。

 

それをうまく私が見つけた!ラッキーだよね。

 

よし!行くか!

イースター休暇はコロナ感染で潰れちゃったし、その分お金も使っていないし、行くしかないんじゃない?

「長男も行く?」って聞いたら

「いいけど。」って、ホントはめっちゃ行きたいくせに。素直じゃない12歳。

 

Wiesbadenは自宅からだと車で片道2時間弱。

車の運転が致命的に下手くそなTAKIママさんはもちろん鉄道で向かいます。

電車だと乗り換えがあるから、長男の学校のある街から3時間くらいかかるんですよね。

問題は、ライブのある日が木曜日なんだよね。

長男は学校があって。。。

ライブの日は学校から直接向かえば間に合うとして、金曜の朝さ。

調べてみたら朝5時半Wiesbaden発の列車に乗れば、学校の始業時間にちょうど間に合うのがある。

 

決断から行動までは素早く。が私のモットーです。

すぐにチケットを購入して、列車と宿の手配を済ませました。

コンサートのチケットは33€でした。

 

当日は学校から直接来た長男と駅で待ち合わせて、Wiesbadenに向かいます。

途中、20分程の遅延があり、予定より半時間ほど遅れてWiesbadenの中央駅に到着しました。

Kulturzentrum Schlachthof Wiesbaden

ライブの会場は『Kulturzentrum Schlachthof Wiesbaden 』

駅のすぐ近く。まずは会場に向かい、どれほどの人が並んでいるのか見に行きます。

この時点で午後4時過ぎ。

私達より先に来ていたのは2グループ、10人くらいの人が待っていました。

先頭グループはいつもの常連さん、コアなルークスファンとして知られた顔がチラホラ。

スクールバックを背負った子連れの私はちょっと不思議な目で見られる。そうだよね、どう見ても外国人だし。

とりあえず、敷物で場所を確保してホテルのチェックインに行かなきゃ。

ホテルでチェックインを済ませ、部屋に荷物を置いたらすぐに会場に戻りますよ。

なんでかって言うとね、長男連れてのライブはどうしても最前列を取らないといけないから。

コロナ規制がなくなって、以前のようなライブが復活した今、チビの長男は最前列じゃないと他の人たちに囲まれて何にも見えないからね。

とはいえ、入場は19時、開演は20時、サポートアクトが終わってGiant Rooksの演奏が始まるのが21時。

・・・長いよね。

それでも救いだったのが会場が駅の近くで、周りは公園になっていて、飲食出来たり、トイレに行きやすかったりしたのが助かりました。

待っている間に読もうと思った本も、時間つぶしのゲームも必要なかった。

 

奥に見えるとんがり屋根のある建物がライブ会場の裏側。

左手は駅。

Kulturzentrum Schlachthof Wiesbaden

Kulturzentrum Schlachthof Wiesbaden

広い公園で、他にビーチバレー場やサンドバッグのあるトレーニングエリア、芝生のピクニックエリアがあります。

工事現場にあるような簡易トイレも設置されていました。

同じくライブ待ちの人がそのトイレに行って、帰って来た時に友達に「どうだった?」と聞かれて〝うげー!〟みたいな表情をしていたので、私は有料だけど駅のトイレまで行きました。

ライブ会場には併設のカフェもあって、そこのトイレを貸してもらっている人もいました。

 

ジリジリするほどゆっくり進む時間を耐えて、やっと入場。

「ママは手荷物検査があるから、ほっといてダッと走ってステージ前の場所取るんやで。」

言いつけ通りに長男、ステージ前のいい場所取った!でかした。

 

サポートアクトはオーストラリア出身のバンドToraでした。

サウンドも良かったけど、メンバーがイケメン~♡

Giant Rooksのライブは若い女の子が圧倒的に多いのね、Toraの顔面レベルの高さに会場がざわついていました。

Tora

セキュリティーの男性。(手前)

いかつい風貌でニコリともしないんだけど、長男を(子供だから)守るために私達の前にずっと立って目を光らせてくれていた。

だから、この時撮った映像には全てこの人の頭部が映っています。

いや、感謝しかない。

 

Giant Rooks

21時。

Giant Rooksの登場で会場内は爆発的に盛り上がる!

隣にいた女の子なんて泣いてたもんね。

Giant Rooksは楽曲が洗練されているのもそうなんだけど、ライブ進行がとっても上手。

ボーカルのフレッドが、ぎゅっと観客を惹きつけてまとめちゃうパフォーマンスはこのバンド最大の強み。

何年か前の映像と比べるとライブパフォーマンスの進化が急伸的なの。

初期の頃も初々しくて、おばちゃんほっこりしちゃうけど。

さらには、バンドメンバーが仲良くてお互い音楽的にもとても信頼し合っているのが伝わるんだよね。

そういうの、ファンはとても嬉しい。

怒涛のライブは時間を忘れる楽しさで、ちょっと無理してでもホント行って良かった。

このツアー日程は超過密で、連続都市間移動でライブしていて(いつもの事だけど)メンバー若いとはいえ、体力お化けだな。

今、Giant Rooksは北米ツアー真っ最中です。(残念ながらほぼソールドアウト)

 

ライブの後にポストされたバンドのインスタストーリーには長男がバッチリ映っていました。隣のマスクした怪しい東洋人のおばさんは私です。

楽しかったよ~。また、行くからね。

 

ライブ終了して会場を出たのが11時過ぎ。

疲れたね、早くホテルに帰って寝よう。

この日の宿はライブ会場から近いB&B Hotel Wiesbadenです。駅から歩いても10分くらい。

「ライブ終わってから、電車の時間まで6時間も無いんでしょ?駅で寝たら?」とは夫の言葉。

うん、出来んことはないけどスクールバック持った子どもと駅で野宿してたら10分でポリスメンがやって来る。に100点賭ける。

下手したら児童相に通報されて逮捕されるから。

たった5時間の睡眠の為に81€を支払うのは悔しいけど、金曜に学校に行かないといけない長男のためには仕方がないでしょ。

 

【B&B Hotel Wiesbaden】

ホテルはチェーンの格安ホテル『B&B Hotel Wiesbaden』

質素で最低限の設備ながら、新しくてどこも清潔でコスパの高いホテルグループです。

いろいろ時間が無かったので外観などの写真も撮れていません。

ブロガー失格だ。

 

フロントの対応も良く、立地、予算から考えて当日ベストな宿だったと思います。

夜間はレセプションが閉まり、無人になります。

部屋のカードキーと暗証番号で館内に入る事が出来ました。

無人機でチェックインするのはハードルが高かったから、夕方にチェックインしといて良かった。

支払いも現金で現地払い設定だったし。

 

夜明け前のWiesbaden。

schlachthof-wiesbaden

眠いぜ。

 

早朝の列車はガラガラ。

少しでも睡眠を補給する人。

なんで、上着そんな汚いのん??

遅延で有名なドイツ鉄道。

遅れた列車と同じ路線を走る列車が連鎖的に影響を受けるので、遅延や運休は時間が遅くなるほど多く発生します。

午後の主要高速鉄道の遅延率はかなり高いんです。

さすがに朝イチで乱れる事はないと期待してたんですが、見事に乱れた。

5時半発の列車が40分の遅延で、乗り継ぎが上手くゆかず予定の半時間遅れで長男の学校最寄り駅に到着しました。

 

「僕、電車通学じゃないやん?なのに、電車の遅延が原因で遅刻した理由を説明しないといけなかった(泣 クラスみんなの前で、公開処刑だった!」

・・・う、うん 悪かったね。

 

今回、次男も一緒に行きたがったんだけど、やっぱり連れて行かなくて良かったな。

片道3時間の移動、5時間近くの待ち時間、5時間の睡眠時間。

毎日、19時就寝の次男が適応できるとは考えられない。

人でギチギチのライブ会場も7歳には危険ですらあるかもしれないから。

せめて10歳くらいになるまで、この形式のライブは我慢して。

 

最近、思春期に分かりやすく入った長男。

でも、もし共通の興味や趣味があるならドンドン一緒に出掛けたらいいし、体験したらいいし、一緒に何かをするって言葉を越えたコミュニケーションになると思うんです。

特に男の子は母親に対しては突然コミュニケーションが途絶えたようになっちゃう子もいるから。

今回みたいに無茶なことしなくても、小さな事でもゲームやアニメやスポーツでも少しでも自分に関心が向いていると感じられるようにしたい。

という訳で、これからまだ2回子連れライブの予定があるんだ~。

ふふふ。

 

もちろん子連れじゃないライブもあります。

 

 

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去年、行ったGiant Rooksのライブの様子はこちら。

www.takimama.com

 

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