皆様、新年あけましておめでとうございます。
2021年、いかがお過ごしでしょうか?
私は、とうとう念願のマンガをですね、公開するに至りました!
お正月に間に合って良かった。
初回は1話と2話同時公開です。
とはいえ、3話はいつ公開できるか分からないんですけど・・・頑張ります。
連載にするべきではなかったですかね(早くも後悔)
★★★
この創作マンガ『真崎恋々』は完全なる創作で実際の人物、団体、出来事には全く関係がありません。
が!ここだけの話、私の体験した事が元になっている場合もあります。
例えばこの回の話で言えば、実際にはもっとヤバい状況だった過去がありまして・・・。
私がワーホリでオーストラリアに飛んだのは2000年の7月。
ちょうどシドニーオリンピック開催で世界的にも注目を集めている頃でした。
シドニーに向かう飛行機は案外空いていて私の座席の横は空いていましたが、隣のレーン(私は窓側の3席で隣のレーンとは中央の4席のこと)に2人組の男性が座っていました。
機内では少し会話をしたくらいだったのですが、荷物を待っている間にけっこう話をして、「この後シドニー市街に向かうなら自分たちは自家用車を空港に預けてあるから一緒に乗っていくかい?」と提案を受けたんです。
で、確かに大荷物で公共交通機関で移動するのは大変だし、宿も決めていなかった私はツーリストインフォメーションにまずは行ってそこで宿を決めようと思っていたから、だったらツーリストインフォがある街中まで乗せてもらうと助かるな。と考えたんですよ。
はい、バカです。ホントに。
で、そのまま彼らの家というかアジトにデリバリーされまして、それが土地勘があろうがなかろうが逃げ出せないだろうよっていう郊外の住宅街の一軒家でした。
彼らの態度は一括して紳士的で丁寧だったけど、日本から一人でやって来た小娘には会ったばかりの外国人のおっさん2人とひとつ屋根の下ってのは恐怖の感情しか湧いてこないものなのです。
この2人のルーツは中東のどこかの国であるらしく、英語ではない言葉で何やら話しているのも、私に聞かれては不味い悪だくみを相談しているとしか思えなくて怖かったし、私の希望通り市街地へ連れて行ってもらえなかったのも怖かったし、有無を言わさずアジトへ連れてこられたのも怖かった。
とにかく怖くて震え上がっているのに、夕方になったらお仲間が訪ねて来て人数がさらに増えて、何やらヤバめの薬物を使用した会合が始まって、恐怖はネクストレベルへ!
客室を一部屋与えてもらえたので、早々に引きこもって朝になるのを待つしかないけど、彼らが唱える祈りの声が何かの呪いの儀式に聞こえて怖いったらありゃしない。
で、夜も白み始めた明け方に私の寝ているベッドの縁に誰か座って私の腿の辺りを布団の上からさすっているのに気が付いたんですよ!
怖い!怖すぎて失神!!
してる場合と違う!!
「お願いですからこのまま寝かせてください、部屋から出て行ってください」と嘆願して、彼は部屋からすんなりと出て行ってくれました。
眠れぬまま朝になり、朝からカレーの朝食を食べ、目的地のバスターミナルまで車で送って貰ったんです。
そうなの、出来事だけ見れば親切にしてもらったの。
空港から車に乗せてくれて、家に泊めてくれて、食事もご馳走になって、次の目的地に向かうバスターミナルまでまた車で送ってくれて、本当にお世話になったの。
でも、本当に怖かったの!死ぬかと思ったの!!
という、黒歴史が元になっております。
て、いうかこの創作マンガ『真崎恋々』は基本私の黒歴史をマンガにしたもんです。
お楽しみください。