前回に続き、北ドイツ旅行の行程検証後半です。
もう一度、どんなルートだったか手書きの地図を貼っときます。
③ロストック⇔ヴァーネミュンデ
ハンブルクからFlixbusで到着したのはロストック中央駅。
滞在地はヴァーネミュンデ、バルト海に面した海岸のある街です。
ロストック⇔ヴァーネミュンデ間はSバーンで約40分の距離、列車は頻繁に運行されています。
ロストック市街からトラムでアクセスすることも出来て、ロストック⇔ヴァーネミュンデ間の移動はとても便利。
コンサートの会場だったIGAパークはロストックとヴァーネミュンデのちょうど中間にあります。
往復だけでなく何か所か行きたい所がある場合は、ロストック近郊乗り放題の1日券があるのでそちらを利用すると楽ですよ。鉄道だけでなくトラム、バスにも有効です。
ヴァーネミュンデ駅から市街へは橋を渡ってすぐ。
ビーチまでは徒歩で約15分くらいです。
ヴァーネミュンデ駅
小さな駅ですが、夏の観光地として超有名なヴァーネミュンデですのでICなど長距離高速列車も乗り入れています。
コインロッカーも完備。
駅周辺には大きな駐車場がありますが、料金が高いうえに繁忙期はすぐに満車になってしまいます。
海水浴目的で訪れる場合は公共交通機関を使って行った方が楽かもしれません。
駅にはコンビニくらいの大きさのキオスクもあります。
夜のヴァーネミュンデ駅。
線路はここで行き止まり、この先は海です。
④ヴァーネミュンデからベルリン
ヴァーネミュンデ発、(ドレスデン終着)ベルリン行きのIC2等車を予約していました。
2020年に登場したピカピカに新しい車両IC2275便でしたよ。
どうして鉄道マニアでもない私にそんな事が分かったかというと、前に乗ったICE車内の冊子に載ってたから!
ちょっとぼけてるけど一番下の右側のIntercity2だよね。
二階建て車両はICしかないって事を知りました。
私達がよく乗っているICEはICE T(BR411/415)かICE 3(BR403/406)ですね。 あ!ICE 4もよく見る!!
・・・これから気を付けて、出来れば写真を撮るようにします。
さて、その新しいインターシティ2の車内ですよ。
うーん スタイリッシュ!
これ、1等車です。って言われても そうか。って納得してしまうくらい高級感ある。
電源ソケット、読書灯が各席についています。
荷物置き場。
座席の上の荷物置きは大きな荷物を置けないので、大型の荷物をまとめておく場所がありました。
ロッカーみたいな扉付きの所はドイツ鉄道さんの何かが入っていて使えませんが、その上下に荷物を置くシステム。
コイン式のワイヤーロックが使えます。
このインターシティ2は二階建て。
1階は2等車で、2階が1等車でした。
次男が「2階席に座りたい」って言うから見に行くだけ行ってみます。
天井が低い分圧迫感がある。
座席は1-2列だから実質は広いんだろうけど、これなら2等車の方がいいんじゃないかとも感じる。
今回、予約してたのは2等車だからね、しゃーねーさ。
ささ、下に戻りましょ。
文句垂れてたくせに発車してすぐ寝る次男。
お疲れでしたね。
このヴァーネミュンデからベルリンに移動する日、私はひとつ後悔している事があります。
この日は北ドイツ全域で雨の天気。
しとしと程度ではなくザーザーよ。
ヴァーネミュンデ夕方発ーベルリン夜着の列車を予約していたのだけど、便の変更が出来るフレキシータイプにしておけば良かったな。
ビーチがメインのヴァーネミュンデで雨だと何もすることが無く、午前中のうちにベルリンに移動出来ていたら雨でもそれなりに遊びに行ける所はあったのでは?と思うのですよ。
それを一番安い、変更不可のチケットを購入していたから海岸でただ冷たい雨に打たれておりました。
そんで前日に予約していた便をチェックしたらどうやら満員らしい。
えー、夕方疲れて乗った列車で座る場所が無かったらキツイわ。今回は2等車だからね。
で、慌てて2席指定席予約した。
乗車前にも「この列車は大変混み合っております。予約の無いお客様はお乗りにならないようにお願いします。」みたいなアナウンスがあって、どんだけー!!って思ってたんだけど。
普通に空いてたよね。
指定席予約なんて全く必要なかった。
またドイツ鉄道に騙されちゃった。てへ。
心は乱されながらも、ダイアは乱れることなくベルリンに到着でーす。
⑤ベルリンから自宅
時間も長時間、混んでいる事の多いメイン路線という事で1等車にしました。
2等はかなり混雑していたようですが、1等車は8割ほどの埋まり具合。
食堂車から来るオンボードサービスもちゃんとありました。
【反省】身に余る大きな荷物は持つな。
今回の旅行のもう一つの反省点。
旅行用キャリーが大きすぎた。
いつも使っているキャリーだと微妙に入りきらなくて、ちょうど良い大きさのバッグを持っていなかったので、義弟に特大サイズのバッグを借りました。
と言うのもこの旅行、気候が真夏から嵐まで 差が大きくて・・・。
水着や浮き輪から雨具、暖かい上着、次男の長靴など幅広い準備を賄うと小さいキャリーに収まらなかったんだよね。
たいして重くはないんだけど、コイツのせいで機動力がガクンと落ちた。
自分では座席上の荷物棚にあげる事が出来ないし、階段で持って走れないし、何かとエレベーターが必要だし、もうちょっと扱いやすいバッグ買お。
こうして読み返してみると後半は特に問題なく移動出来ていましたね。
いや、ドイツ鉄道キライじゃないんです。
むしろあなたがいないと困るのダメなの。
JRが品行方正、でもちょっと面白みに欠ける真面目で誠実タイプ。としたら
ドイツ鉄道は、色男でカッコイイ でもシャワーはあまり浴びないワイルドタイプ(内装がスタイリッシュなのにトイレなど肝心部分が壊れていたり掃除が行き届いていない)
全く期待どおりに動いてくれない気分屋さん、優しい時はトロトロに甘えさせてくれる(早割りなどで予約するとびっくりするほど安い)みたいな、モテるダメ男タイプですね。
んもー あんたみたいなダメ男、愛想が尽きたわ。浮気してやる!!
って言ってもドイツにはダメ男しかいない。(高速バス会社でもストや遅延はある)
いいわ、私 一人で生きていくから。(自家用車で移動)って強い女でもけっこう世間は厳しい(地獄の大渋滞&それを気にもかけない大工事の通行止め)
という事で、ドイツで旅行に出かける限りはまだしばらくダメ男に振り回される事になりそうです。