山中宿は紀州街道の宿場だったところで、400mほどの石畳の通りに趣のある古い街並みが残っています。
JR阪和線・山中渓駅すぐの山中宿を歩いてみました。
山中宿
山中渓は阪南市の南東端に位置し、山中川にほぼ沿って走る街道周辺の集落は緑深い山に囲まれています。
雄ノ山峠を南に越えると紀伊国の国府がすぐのところにあったため、京都と国府を結ぶ最短経路として古代から重要視されていました。
山中宿の辺りは和泉国と紀伊国を結ぶ交通の要所でした。
ここに宿場町が形成されたのは、紀州藩が参勤交代路を紀州街道に切り替えた元禄14年(1701年)以降と考えられています。
道祖神
旧庄屋屋敷
江戸時代中期の建物で、当時の庄屋のお屋敷です。
庄屋とは組頭、百姓代と共に村方の三役でその最上位でありました。
郡代、代官の命を受けて村の統治にあたり、村の雑事から年貢の割り当てなど責任ある仕事を請け負っていました。
その他にも
これらの跡地には一般の方が暮らす民家がありました。
しかし、古い建物は眺めているだけでもいいですね。
どの家屋も住人が住んでおられるので、生垣が綺麗に刈り揃えられて道にゴミひとつ落ちていない美しい街並みです。
こんな遊び心のあるお宅も。写真がブレていますね
『山中宿』古い街並みへの行き方
JR阪和線・山中渓駅すぐ
車の方は通りの中央部に『わんぱく王国』の駐車場があります。(一日500円)
駅付近には桜がたくさん植えられているので、お花見の季節に訪れるのがお勧めです。
『わんぱく王国』についてはこちらをご覧ください↓