今日は子どもと遊ぶ日。
車で来ていた友人に荷物を預かってもらい、大人3人 子ども5人で出発!
ユースホステル前の遊具にハマっていきなり動かない子ども達。
何もなくても似た年頃の子が5人集まれば楽しいもんねぇ。
ユースホステルの前の広場からは対岸のコブレンツの街が良く見えます。
モーゼル川がライン川に流れ込む地点はDeutsches Eckと言ってドイツの角と呼ばれる、コブレンツの名所です。
子ども達もつま先立ちで眺めていました。
「昨日、あれくらいの大きい船に乗って、あそこに着いたー」と自慢げな次男。
まぁ まわりは聞いちゃいないけどね。
そのままわちゃわちゃとユースの隣の博物館へ。
ちょうどローマ時代の様々な技術と現代の技術を比較する展示をやっていました。
子どもでも自分で触って体感できるような流れで展示されており、展示方法が秀逸です。
さすがに全てを見て回ることは出来なかったけど、充実した博物館でした。
このサイトのLandesmuseum Koblenzに開館時間があります。
博物館の後、要塞の中を少し探検し、今日の目的地の公園へと向かいます。
昨日迷った要塞の中も昼間は平和な明るさですな。
子連れでなければ、夕暮れに来た方が雰囲気はある。
要塞の入り口から歩いて15分程で公園に到着します。
ちょっと名称が長くて読めない公園ですが、山の上にあるデカい公園と言えばここですので、間違いありません。
隣にミニゴルフもある。
公園が大きすぎて、たまに『あれ?うちの子どこ行った?』ってなりますが、仲間5人でだいたい一緒に遊んでくれるので、大人はゆっくり芝生に座って怠けて見ているだけでいいのが助かる。
年齢は上が10歳から下が2歳。
2歳ってこんなに可愛かったっけ?
落ちる寸前の線香花火みたいなふるふるした頬っぺたがたまらん。
おばちゃん、抱きしめたくなるんやけど間違いなく彼に嫌われると思うので、グッと我慢した。
手は繋いだよ♡ 小さなお手々まで弾力があってびっくりしたわ。
テトテト歩いて、「くちゅ あく!」(靴 履く!) とか言うの。反則やろ。
隣のミニゴルフに軽食の食べられそうなカフェがあるだけで、まわりは何もありません。食べ物、飲み物は持参した方がいいです。
誰も利用しなかったので言い切れないのですが、トイレもこのミニゴルフの所にあるだけだと思います。
公園の前の駐車場は無料ですがあまり大きくなく、すぐ満車になるのでその場合は少し離れた駐車場に行かないといけません。ご注意下さい。
それにしてもこの日は日差しが強かったから、子どもにも自分にもしっかり日焼け止めを塗っておくべきでした。
帰宅後、2日で自分の顔の肌触りが亀の甲羅みたいになった。
2歳の肌の水分量とのこの差!
さて、いよいよお別れの時間がやって来ました。
子ども達に委ねるとどんどんヒートアップするだけなので、ここで遊びを切り上げて、移動販売で来ているアイスクリームを食べて解散にしよう。となりました。
これだけ日差しが強いと、暑くなくてもアイスが美味しいよね。
ま、うちの2人は毎日アイス食べとるけどな。
貧血の疑いがあります。次回の検診で相談してみよう。
私:「あのー うちの子、毎日アイス食べてるんですけど大丈夫でしょうか?」
医:「へ?何が問題なの?歯医者連れて行けば?」
うん、絶対こうなる。
すっごいすっごい楽しかったけど、お友達とはここでさようなら。
私達は預かってもらっていた荷物を受け取り、ケーブルカーでコブレンツまで降りて電車で帰路につきます。
「ばいばーい、また会おうね!」
さぁ、ケーブルカー乗り場までちょっと歩くよ。
あん?!! ここで、次男動かなくなった。
「まだ公園で遊びたい~。」
眠い眠い次男。お友達と不意にお別れしないといけなくなった事が受け入れられません。
「あそこにまた戻る~」ってそんな涙流しても、もうお友達は車で帰っちゃったよ。
ケーブルカー乗り場まで200m、ちょっとだけ頑張って歩こうか。
動かざること 小山のごとし。
ちょっと早めに駅に行って、なんか食べるか買うかしたいんよ 私は。
困り果てていると、長男が「ママの荷物は僕が持つから、次男をおんぶ出来るよ」と言う。
ひょーー! 長男 めちゃめちゃかっこええな!
そうか?大丈夫か? ママのリュック、あんたの背丈くらい大きいんやで。
後ろに私のリュック、前に自分の本とか入っててめっちゃ重いリュックを長男が持ち、私は次男をおんぶしてケーブルカー乗り場に向かいます。
このほんの数100mどころか数メートルが進めなくて動けなくなる状況、幼児あるあるですよね。
ベビーカー万歳。
やっと乗り込んだケーブルカー。
コブレンツのラインハーフェン(ラインの港)と要塞のある山上を繋いでいます。
コブレンツに向かうバスが近くを走っているという情報もあったのですが、次男のこの状態で探したり調べたりする余裕がなく、ケーブルカーしか救いの道はありませんでした。
コブレンツ市バス公式サイト↓
やっぱり、要塞のエリアもバス来てるみたいですね。
でも、このサイトがまぁまぁ分かりにくい。
ケーブルカーに乗り込んだ瞬間 寝た次男。
あんた、いっつも肝心なところで寝るんやな。
突然眠りだす4歳児だから、心の準備は出来てるけどね。もうちょっと待てば電車で2時間くらい寝れるのに。
そこが本人にもコントロール不能、ケーブルカーはすぐ下に到着しました。
「起きてー。頑張って歩いて~。」
背骨抜けたんちゃうかってくらいフニャフニャの次男を引きずるようにして、近くのバス停まで歩く。
うーん、これは路線は合ってるけど、駅に行く方向とは反対だわ。
駅方面への乗り場が見当たらず、停留所ひとつ分歩いた。
背骨の無い男を引きずって・・・。
コブレンツ中央駅行きのバスは間もなく来ました。
帰りの電車をネット予約した時に、コブレンツシティチケットというコブレンツ市内の交通パスとのコンビチケットを買った。
それをバスの運転手に見せるが「ナニ?これ?」って。
え? ここに『+コブレンツシティチケット』って書いてるよ。って見せたら「さよか」って。
これ、さっきのケーブルカーも込みだったかもしれない。
次男に気を取られてちゃんと聞けなかったよ。悔しいなぁ。
バスの中でようやく復活した次男は、『降りますよ』のブザーを押したかったみたい。
はいはい、そこでブザーの取り合いの兄弟喧嘩しない。
中央駅だからみんな降りるけどね。
思惑通り、コブレンツの駅ナカのキオスクでパンとか軽食を食べ、トイレに行って、電車が遅れたので余裕で電車に乗れた。
今回、私はいくらかの料金を払って座席指定を取ったのです。おかげですぐにコンパートメントの窓際の席に座ることが出来て自分で自分を褒めたい。
毎回、子ども抱えてウロウロ空いてる席探して、しまいには見つからなくて食堂車に行き、結局かなり割高な軽食を食べる羽目になる。という経験から学びました。
しかも、私達の他に乗客はいなくて気兼ねせずに乗っていられる。
電車は昨日下ったライン川の横を上流に向けて走ります。
天気がいいので対岸の古城がきれいに見える。
驚いたのがそのスピード、電車はっや! 船おっそ!
昨日3時間40分かけて下ったルートを1時間もかからず駆け抜けた。
コブレンツービンゲン間てめちゃ近いんやね。
でも私はやっぱり船に乗って良かったな。
両岸を眺めながら、写真撮ったり、行き交う船や岸辺にいる人に手を振ったりしながらちょうどいい速さで進む船。
電車はお城を堪能するには早すぎる。
そして子どもには「あそこだよ!」と言った時にはもう見えなくなっているので、ラインクルーズ船乗って良かったです。
もうみんなかなり疲れているのに、この電車の遅延で後の接続が上手くいかなくて予定よりだいぶ遅く帰宅しました。
みなさまも長きにわたり、ライン下りにお付き合いいただきありがとうございました。
ここで、今回のライン川流域の旅記は終わりです。
次回は、この旅行の装備、準備したものなど。短期間にたくさん移動するからこそ工夫したことなどのメモです。
今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」