ハイデルベルク城に行って来ました。
同行したのは次男、義母、義弟、義弟の友人、全員初めてのハイデルベルク城観光です。
訪問した日は6月とは思えないほどの夏日になり、暑い!というよりは日差しが容赦なく強く、ジリジリと焼かれる我々。帽子無しで来てしまった義弟の友人は、ひたすら日陰を求めて歩いていました。ドイツ旅行をご計画の方、日焼け対策は怠りなく。
車を旧市街の外に停めたので、ビスマルク広場から旧市街の目抜き通りを歩きます。
Hauptstrasseを東に向かって歩いて行くと、旧市街のほぼ突き当り、南側にハイデルベルク城が位置しています。
Kornmarktという広場の奥にお城に登るケーブルカー乗り場がありますのでお見逃しなく。この建物の横から歩いてお城に登ることも出来ますが、私達はヘタレなので素直にケーブルカーに乗ることにしました。
このケーブルカー駅の建物内にはホテルもあります。
ロケーション良すぎでしょ。
このケーブルカー乗り場のホームがすでに傾斜になっていますね。
車椅子やベビーカーの方は別の入り口から乗れるようになっています。係の人に聞いてみてください。
ケーブルカーでお城まではあっという間に到着です。これは歩いて登っても知れてるけど、お城の入場券にこのケーブルカー代金がセットになっているので、それなら乗った方が良い。ホント、観光客に至れり尽くせり。
ハイデルベルク城は中世の頃は正しくお城として使われていました。しかし、プファルツ継承戦争によって1689年に破壊され、その後も度重なる戦いで破壊が進み、1760年代には廃墟として打ち捨てられた城址は、他の場所への建築資材の供給所としてしか役割を果たさないまでに落ちぶれてしまいます。
その後、山の斜面に建つハイデルベルクの城址と市街、ネッカー川の美しい景観に気づいた人々が城の保存と修復を訴え、当時ナポレオンの圧政に苦しんでいた民衆の愛国心の象徴となっていきました。
最終的には破壊された部分を廃墟のまま保存し、火災で内部が破壊されたフリードリヒ館だけは復元されて現在に至ります。
今に至っては、ハイデルベルク城はドイツで最も有名な城址の一つであり、この城を仰ぎ見るように広がる旧市街と合わせて世界中の旅行者を集める観光地となっています。
ですので、ほとんどお城の中は残っていません。廃墟のまま残された遺構がほとんどです。ここから最盛期の姿を想像するのも楽しいですけど。
その残り少ないお城内部に『ドイツ・薬学博物館』があります。
館内では昔の人がどのように薬を調剤していたか、どのような道具を使っていたかなどが見学できます。上の画像にあるようにワニからも薬を作っていたんですねぇ。ドイツに野生のワニはいないはずなんだけど、どこから調達していたんでしょうか?
そして、別の建物の中にワインの大樽があります。
上に立っている人を見てください。この大きさ、私の家よりデカい。219,000リットルだって、ひゃー!!
昔は税としてワインを徴収していたらしく、そのワインを保存する為の樽だったんだとか。
そのワイン税についてのウンチクが書かれた看板があったのですが、読みたい人が多すぎてゆっくり見ることが出来ませんでした。ですので、これ読んでみたら、全然違う話やん!ってなるかもですが、そしたらごめんなさい。
中樽、小樽もあります。
この大樽の向かいには、ワインの飲めるカフェがありました。大樽眺めながらワインで休憩するのに良さそう。
ハイデルベルク城の中庭ではコンサートや演劇などの催しが頻繁に開催されています。
私達の訪れた時にも演劇の準備中でした。
開場時間、入場料金はこちらのハイデルベルク城公式サイトで↓
お城のライトアップ&花火、中庭でのコンサート、演劇のスケジュールの詳細と予約、旧市街とお城のガイドツアーなどの観光情報はハイデルベルク観光案内所公式サイトで↓
ハイデルベルクカードを購入するとお城の入場料と市内交通が無料になる他、様々な特典があります。↓
お城の後ろに素晴らしい庭園があるのですが、みんな、お腹が空いて力が出ない~。になってしまったので街に降りることにしました。
特に次男は、暑いわ、空腹だわ、眠いわ、しんどいわでかなり限界。
未就学児だとお城見学はやっぱり付き合ってもらう、という形になるので長時間引っ張るのは難しいですね。
中世の世界、騎士やお姫様に興味のある子ならなんとかなるかもしれないけど、ウチの次男は興味の対象が恐竜なので・・・時代が違った。
また今度、一人で来ます。庭園も行ってみたいし。
城内にはオムツ交換台のあるトイレがあり、ベビーカーで来る人にも優しい施設です。
先ほどの大樽のカフェの他にレストランもありました。
お城自体は観光にそんなに時間はかからないので、急ぎ足のツアーでもいいけど、ハイデルベルクはこのお城と旧市街とネッカー河畔が全て揃って魅力的な街なので、お城→旧市街→川沿いとぜひ時間を取って散策して欲しいと思います。
宿泊すればライトアップされたお城の幻想的な姿が望めますよ。
以上、子どもは飛び上がって喜ばないけど、大人になったら良さが分かるハイデルベルク城でした。
ハイデルベルクの子連れ観光スポットはこちら↓
ハイデルベルクについてはこちらにも寄稿しています。