訪日外国人に人気の伏見稲荷大社です。
全国のお稲荷さんの総本社。
去年、2018年秋に義両親が初めて来日したので、息子2人と義両親と行って来ました。
実はそれ以前に2010年、長男がまだ赤ちゃんの頃に夫と3人で出かけたことがあります。
その時は平日に訪れたからか参拝者の姿もまばらでした。
ベビーカーに長男を乗せて行ったので、本殿とその周り、千本鳥居の入り口付近まで行って帰ってきました。
千本鳥居の入り口前で土産物の小物を手作りしているおばあさんの2人組がいて、ベビーカーに乗せた長男を囲んでしばらく話し込んだのを覚えています。
「あれやね~、外国の子は哺乳瓶も形が変わってるんやねぇ」と珍しがられて、完全な外国人でもないし面白い!そしてその時はまだ外国人は珍しかったのかも!?
「これは日本で買ったんですよー」とかのんびりと談笑したその場所に去年行ってびっくり!
もう人混みでびっしり、身動きが取れないほどの人出で、ベビーカーなんて入る余地なし。 お土産物屋のおばあさんもどこか違う所に場所を移したのでしょう、おばあさんたちが座り込んでいた場所は満員電車の乗り場みたいになっていました。
あのおばあさん達、風呂敷広げて地べたに座り込んでいたし、モンペみたいなん履いて割烹着来てたし、小さくてかわい過ぎ。
あなた達の存在が素晴らしい! と思った。 あの静かな参道入り口でちまちまとした小物を手作りする姿って、観光客から見たら宝ですよ。
今もどこかそんなに混雑していない所で風呂敷に座り込んでいてくれたらいいなぁ。
伏見稲荷大社の近年は、訪日観光客人気ナンバーワンだというのは本当だったようです。
浴衣なのか着物なのかよく分からないコスプレ女子や羽織袴着てる男子もいるし、京都はちょっと面白い事になってますね。
私から見ると『京都で日本の文化をちょっとだけ取り入れて楽しんでいる訪日外国人なんだな』ってすぐ分かるけど、ドイツから来た義両親には東アジアの人は同じ容姿に見えて言葉も分からないので混乱していました。
さて、今回はベビーカーではないので千本鳥居から入り、稲荷山のお山巡りに挑戦です。
・・・私はそのつもりはなかったのですが、みんなが登ろうと言い出して、特に長男が登るのが好きで、『えぇ~!この人混みを登るの?』と思ったけど、ある程度登ったらそんなに人も多くはなかったです。
この少し前に近畿を大きな台風が襲ったので、参道脇の木々がメッチャクチャになぎ倒されていました。鳥居も損壊して修復しないといけないのが多かったな。
当時3歳の次男も頑張って登り、四つ辻まで行ってアイス休憩を取り、帰りは行きと違う道を下りました。
これ一番上(一の峰?)まで行ったら、軽く登山て言えるほど登るよね。
長男はまだ登りたそうだったけど、京都の他の場所も見たかったので断念。
ずーーっと階段のある登りが続くのでベビーカーでは登れません。
トイレは登り始めてすぐの所に公衆トイレがありその後は四つ辻までありませんでした。
四つ辻に至る途中に休憩のできる茶屋が数軒ある他、四つ辻には軽食も摂れる少し大きなお茶屋さんがあります。
その先は行っていないので分かりません。
3歳も登れたので子連れでも行けると思いますが、子どもには「山登りだよ~ お山自分で歩いて登れるかな?」とちゃんと認識させてから登らないと大人が後で痛い目みます。
ちょうど天気のいい日だったので途中にある展望台からの眺めも素晴らしかったし、いい思い出になりました。
本殿から駅のほうへ戻る裏参道商店街は出店が並びお祭りみたいな賑わいです。
千本鳥居を少し登り、熊鷹社の手前で下りに転じて本殿に戻り、縁日を楽しむつもりで冷やかして帰るのが小さな子供連れにはちょうどいいのではないかと思います。
アクセスは便利な電車がおススメです。
車は駐車場が少なくて高いし、渋滞も日中は結構ひどいです。
自分ひとりならわざわざ行かないけど、外国から友達が来て、まだ行ったことがないなら連れて行く候補地筆頭です。
映画『SAYURI』にこの千本鳥居のシーンが出て来て有名ですしね。
ちなみにこのお話、映画も悪くないけど私はやっぱり原作本の方が良かったです。
子連れというか、THE京都観光でお出かけするのがおススメです。