日本に帰国できるのは約2年に一度。
2015年夏、家族で日本に遊びに来ていた私達は、日本の夏の暑さに耐えきれず福井県今立郡池田町の清流へとやって来ました。夫は暑いからと言ってクーラーの効いた家に閉じこもってはいられない根っからのアウトドア人間。
しかし外は最高気温更新中で、特にまだ2歳になる前だった次男には危険なほどの暑さです。
そんな、さまよえる我が家族にぴったりの川遊びスポットだったので紹介します。
場所は『福井のかずら橋』と言われるかずら橋がかかる足羽川上流。
この『福井のかずら橋』は徳島県祖谷渓谷のかずら橋と同じ形です。
こちらもかずら橋を渡るには料金がかかり(大人300円)、私達の目的は川遊びだったので、この時は橋をちょろっと眺めただけでした。
この福井県の後に徳島のかずら橋を訪れたので、この時はひと夏で2県のかずら橋を巡る橋ざんまいな夏になりました。
この清流のせせらぎ、浅瀬が多くていい!
まだおぼつかない歩みの次男が入っても膝の下ぐらいの水位で流れも速くないし、安心して水に浸かることが出来ます。
水はひんやり冷たくて初めは足先からちょっとずつ、その後透明度の高い水に座り込んで気持ち良く流れに洗われます。
夫と長男は肩まで浸かれるような深いところにも行っていました。
ここは川幅が狭いので周囲の木々がちょうどいい日陰になってくれます。他に川遊びに来ている人も居たようですが、場所をずらして川に入っていたので、遠くにちらちら見える程度でした。穴場とはこういう所の事を言うのか。
ここね、たぶん地元の人しか知らないと思う。
や!蛇!!
これはマムシと違うんですか??
たぶんこの辺り、熊もいるよね。うん、いると思う。
日中は大丈夫と思います。夕方から活動範囲が広くなるみたいだから。
その時間になると蚊も増えてくるので、早めに切り上げるのが良いでしょう。その為には少し早めに行くのがいいね。
ここは普通の川なので、遊歩道や川辺に下りる階段は整備されているけど、トイレや更衣室などはありません。
車で着替えるしかない。
車はこちらに停めました↓
そば道場とありますが、普通にお蕎麦を美味しく食べられる食事処です。
福井県は『越前そば』が有名で、こちらでも越前そばをいただきました。
子ども達は蕎麦が苦手なのでざるうどんでしたが、大人は美味しいお蕎麦に思わずニヤニヤしてしまう。
夫なんて天ぷらとセットになった豪華な定食を食べて、さらに私のざるそばを半分さらっていったからね。こういうことは一生忘れない。
ここに川遊びに来たら、川の後はこの『ふれあいふるさと道場』でお蕎麦食は決まりの流れでしょ。名物は『おろし蕎麦』です。
この近くの観光といえば、『ツリーピクニックアドベンチャーいけだ』という施設があります。
ジップライン、アドベンチャーパーク、キャンプ、BBQ、ミニラフティング、スノーシュー(冬季)といろいろあって楽しそうです。↓
https://www.picnic.ikeda-kibou.com/
その他、池田町の主な観光には能面美術館、 まちの市場『こってコテいけだ』、堀口家住宅(国の重要文化財)、廃村めぐりなどがあるそうです。
!!廃村めぐり!!
なにそれ!廃村マニアという人達がいて、その廃村マニアにたいそう人気なんだって。
知らない世界がここにもあった。
ここ福井県池田町は高齢化と過疎化が爆発的に進んでいて、そら清流もガラガラに空いてるわ、美味しいお蕎麦屋さんものんびり営業してるわ、混雑とは無縁。
町の総面積の9割が山地で、さらに冬は県内屈指の豪雪地帯なので隣町に抜ける道路のいくつかは閉鎖される山間僻地なんだそうです。
僻地かぁ、秘境! 大好きだけどね。
公共交通機関はバスのみで、運行本数は少なくて駅から1時間もかかるという。
僻地です。車でお越しください。
こういう所は観光客が来ないと、このまま人口が減っていって、しまいには人間の営みは自然に飲み込まれてしまいそうだな。
それだけに今、行けて良かったなと。
自然の中で過ごしたい子連れにも最高に違いないので、皆さんも行ってみてください。車で!