ヴァーネミュンデ最終日。
数日前から天候が崩れる事が分かっていましたが、変更出来ない乗車券を購入していた為、ベルリンに向かう列車は夕方17時半。
ロストックで一日過ごそうかとも考えました。しかし、屋内で遊べる施設はコロナのせいで閉まっている or 定休日 or 開店時間が遅く合わない。 など微妙に難しく、土地勘も無いことから諦めました。
駅に荷物を預け、とりあえずビーチに向かいます。
次男は砂遊びが出来ればそれで満足。
でも
一時間程遊んだところで、重い雨雲がドーンと落ちて来て・・・。
「次男君、これは来ますよ。土砂降りフラグですよ。急いで、避難しますよ。」
耳がキーンとなる。
屋根のある所に走り込んだところで、土砂降りの雨。
小降りになった頃を見計らい、近くのレストランでピザを摘まみながら雨の止むのを待ちます。
実は雨が降るのは分かっていたから、屋内プールに行こうと思っていました。
ってそれくらいしか思いつかなかった。
そしたら、次男
「プール、行かない。」って。
そうかー 行きたくないか。
まぁ 私もこの寒々しい日に冷たい水に入るのはいまいち気分がのらないな。とは思っていたんですよ。
じゃあ どうしようか?
なんもする事ないで?
あそこの灯台の上行ってみる??
ヴァーネミュンデ灯台
クラシックな佇まいが素敵な、ヴァーネミュンデ灯台です。
宿にあったクーポンを使って、入場料は1€でした。
初めにこの地に灯台が建てられたのは1283年。
その後、港の拡張に従って灯台もアップデートされ続け、現在の姿で建築されたのは1897年だそうです。
現在も現役で港の安全を見守り続けています。
古くからロストックの領主が紋章としてきたグリフィンは、ハンザ同盟、ロストック大学の紋章にもなっています。


狭いらせん階段をどんどん上って行きますよ。
中間テラスを過ぎて、上のテラスまで上って来ました。
東側の眺めです。
ヨットハーバーと港。
ヴァーネミュンデ海岸。
テーポット
灯台のすぐ横にある、こちらもヴァーネミュンデのランドマーク『Teepott-Restaurant』通称:テーポット。
レストラン、アイスクリーム屋、土産物屋、カフェが入っています。
元は1924年にティーパビリオンとして建てられました。
第二次世界大戦後に焼失し、現在の形になったのは1968年で、エーリッヒ・カウフマンとハンス・フライシュハウアーの建築です。
その後幾度か補修、改修工事が行われました。
灯台の上から見ると、エイが泳ぐ姿にも見えて面白い。
天気の良い夏のハイシーズンには、この辺りは人だかりで人口密度の高いヴァーネミュンデいちの観光名所です。
雨で行くところがありません。
プール案が却下され、うーん じゃあボウリングはどう?
15時オープンとの事なので、時間を見計らって行ってみました。
ところが! 今すぐは予約でいっぱいで17時からじゃないと空いているレーンはない。だって!!
17時には列車に乗ってベルリンに向かわないといけないのですよ。
天気の悪いヴァーネミュンデで、出来る事は限られてるもんね。みんな考える事は一緒か・・・。
やっぱ、ロストック行けば良かったか。
予約する方はこちらのWebに電話番号が載っています。
『Zollfahndungsamt』税関
ボウリング場のすぐ近くに税関の建物がありました。
1891-1892年に建設された建物のようで、ハンザ都市に多くみられる美しいレンガ建築でした。
税関の機能としては今も現役のようです。
観光船でヴァーネミュンデ港ツアー
雨の中、街まで戻ります。
やー 本当にすることないね!
「船にでも乗る?」
ちょうど出航間近の観光船があったので急遽乗ることにした。
子ども料金は6歳以上なんだけど、次男の分はおまけしてくれました。
直前割かな。
約1時間でヴァーネミュンデ港内を1周するコースでした。
↓この手前左側の青い船です。
しかし、乗り込んだ時にはほぼ満席になっていて窓際の席に座れなかったから、次男にはほとんど外の景色が見えなかったと思う。
かと言ってオープンになった上のデッキには強風&雨で出ていけないし。
これで大きなクルーズ船でもいたら見ごたえがあったかもしれないけど、特筆すべき出来事はなく、あまり盛り上がりはしなかったな。
ケーキとホットチョコレートで少し休憩したし、カフェの代わりに船に乗った。って考えたらいいか。
家族連れと、高齢者で満員でした。
1時間なんてあっと言う間。
元の船着き場に戻って来ました。
次男:「あれー?もう、ベルリンに着いたの??」
えっ?! ねぇ 船でベルリンに行くと思ってたの??
そうだったら素敵だったんだけどね。
ヴァーネミュンデからロストックまでの観光船はあるから、それでロストックに行き、ロストックから予定通りの列車に乗るっていうのでも良かったな。
全ては私の準備不足でした。
私ひとりなら、市場をのぞいたり、カフェでゆっくり読書したり、って過ごし方も出来たのですが、子連れは難しいですね。
次回は、ロストックで子連れにイチオシ!
ヨーロッパ・ナンバーワンの〇〇に行ったお話です。