人の手によるゲレンデ整備が行われないために、高い確率で自然のままのパウダースノーを滑ることが出来るスキー場Pischa(ピーシャ)を紹介します。
ダヴォスの街からは少し離れているので、人が少なく、新雪をたっぷり楽しめるスキー場です。
Pischaへの行き方
Davos Dorf のParssenの駐車場から無料のシャトルバスが出ています。
Timetable:
ダヴォスから: 08.15 始発/ 09.15 / 10.15 / 11.15 --- 13.15 / 14.15 / 15.15 / 16.15最終
Pischa valley station(ピーシャ)から: 08.45 始発/ 09.45 / 10.45 / 11.45 --- 13.45 / 14.45 / 15.45 / 16.45 最終
ダヴォスのピーシャ行きシャトルバス乗り場はココ↓
もしくはダヴォスドルフから331番の路線バスでアクセスできます。
ピーシャのロープウェイ駅には無料の駐車場が完備されていますので、アクセスは車かバスですね。
バスを利用される方は帰りの最終時刻にお気を付けください。
フリーライドパラダイス! PischaBahn
ピーシャは麓からのロープウェイで山頂まで行けるようになっており、その他2つあったTバーリフトは現在は稼働していません。
スノーハイキングのコースを除いては整備されないので、スキー場全体がバックカントリー状態で、自然のままの山を滑ることが出来て、パウダーフリークが朝イチのロープウェイに殺到する珍しいスキー場です。
特に雪が降った次の日は、アドレナリンで目をギラギラさせたフリーライダーがいたるところでヒャッホーしてます。
自分もそれそれ!という人はぜひスイスアルプスのパウダーを滑りつくして欲しいですが、こちらスキー場内でも全て自己責任です。ましてやコースアウトする場合はしっかり事前準備をして、単独ではなく複数人で入るようにしましょう。
スキー場内でも雪崩は発生します。こえー
そのようなスキー場なのであまり家族向きではありませんが、ロープウェイ山上駅の近くにキッズコーナーがあります。
まだ自力で滑れない小さな子なら、ここでちょろっと遊ばせるくらいは出来ますよ。いつ行っても空いていますしね。穴場かもしれません。
ピーシャは『ダヴォス会議』開催中は営業していない事があります。事前に確認してからお出かけすることをお勧めします。
身売りも考えたPischa
ダヴォスのスキー場の中でも特に経営状況が厳しそうなPischa。
何年か前にはスポーツドリンクの『レッドブル』に身売りする。という話がありました。
資質としては素晴らしいスキー場なので、『レッドブル』の目の付け所は間違ってはいない。
しかし、一大スノーパークとして商業的に開発されてしまう事は明らかで、それを嫌ったPischaは断ったそうです。
理由は良く知りませんが、清く貧しく生きる道を選んだのだと地元の美談として語られています。
という事で、いつ営業をやめてしまうかもしれない自然のままの【Pischa】は、スイスのレッドリストにあるスキー場です。
この2019/2020シーズンは営業するようなので、ダヴォスに行く予定の方でフリーライダーはチェックしておいた方がいいですよ。