広すぎて迷子に注意・ダヴォスのスキー場⑤【Parsenn】

Davos Parsenn

Parsenn(パルセン)はダヴォス・クロスタースで最大規模のスキー場です。

15機のケーブルカー、ゴンドラ、リフトに、12キロの最長コースを含む35のコース、総滑走距離は102キロにも及ぶ、けた外れの広大さを誇ります。

希望のゲレンデにたどり着くまでに2時間くらいかかってしまう事もあるので、お出かけの際は時間に十分余裕を持って計画するようにしましょう。

またあまり遠くまで滑りに行ってしまうと、帰りが想像以上に遠くなってしまいます。

帰りの予定も考えて、時間と移動のシュミレーションをしっかり頭に入れた上で滑らないと後で途方に暮れることになりますよ。私は何回かやらかしました。

ダヴォス パルセンの公式サイト

 

 

Parsennへのアクセス 

Davos ParsennBahn

Parsennのスキーエリアへのアクセスは2つあります。

DavosDorfのParsennBahnから上がる行き方と、KlostersPlatzのGotschnaBahnであがる方法です。

どちらも中間駅で乗り換えがあります。(どちらも中間駅から降りることも出来ます。)

DavosDorfもKlostersPlatzも鉄道の駅が近くにあるので、アクセスはとても便利です。

特にParsennBahnは乗り場のすぐ前に路線バスのバス停があり、ダヴォスのメインストリートPromenadeに面しているので利用の機会は多いのではないでしょうか。

車の場合、どちらも有料の駐車場がありますが、シーズン中はとても混んでいます、週末やホリデー期間は混み具合を見て、場合によっては公共交通機関を利用するか検討してみてもいいと思います。

 

ビッグなエリアを滑るために注意する事。

Davos Parsenn

スキーマップを持参して、自分の現在位置を常に把握するようにしましょう。

自身の技術に合ったコース選びも重要です。

スイスでは青が初級赤が中級、黒が上級表示ですが中級でも難易度の高いコースはたくさんあります。また、麓に降りるような長いコースは荒れていることも多いので、掲示板を確認してから各所に向かうようにした方がいいと思います。

Davos Parsenn skimap

情報量が多くなりすぎるので、各リフトについて書くのは避けますが(リクエストがあれば別記事にします!) Parsennを滑るうえで外せないのはWeissfluhjochからSchiferを結ぶSchiferbahn(シーファバーン)です。

途中に中間駅があるSchiferbahnは全長5345m。

苗場のドラゴンドラが5481mあるので、そのくらいの規模だと想像していただいていいと思います。

ドラゴンドラとの違いはSchiferbahnはそのゴンドラの下をずっと滑れるようになっているという事です。但し尾根に近い所を滑る事になるので、フラットな斜面が続きます。

フラット過ぎて歩かないといけない所もあり、逆に初心者には厳しいかもしれないですね。

Davos Parsenn

こちらは赤の㉑番のコースです。

Weissfluhjochから滑ってKlostersに降りようとする人が多く利用するコースですが、どんなに助走をつけても歩かないといけないので、スキー・スノーボードを始めたばかりの人や、子どもにはきついと思います。

『しんどいな』くらいならいいですが、天気の悪い日は要注意です。

ここがガスでホワイトアウトすると簡単に迷子になります。ハッキリ言って遭難です。

開けた場所で、斜度の無いコースは視界がなくなると方向感覚がなくなりどちらに向かっているのか分からなくなるんです。目印は両サイドのコース表示のポールだけ。

大きなスキー場では標高によってその地点の気候状況は変わります。

少しでも雲行きが怪しいと思ったら無理をしないで、計画を変更する勇気も必要です。

Davos Parsenn Schifer

子連れで行けるコース

中級以上でしたら青、赤色のコースはどこも滑ることが出来ますが、子連れスキーの方は、青の初級コースを滑るようにしたら小さな子どもでも楽しく滑ることが出来ると思います。そうするとSchiferには行けないですけどね。

下山する時

輸送機関を使わずに滑って下山する方法です。

一般的にはDavosDorfに降りるには⑦番のコースしかありません。黒の上級コースですが中上級であれば滑れると思います。たくさんの人が滑って降りるので、スイスには珍しいコブ斜面です。

こちらスーパーマーケットSPAR Davos-Dorfの裏手に降りてくる事になります。

Davos Parsenn

DavosDorfに降りてきました。

一方、Klostersに降りるには㉑番のコースです。

途中でSchiferに行ってしまうとKlostersには下山できないので注意してください。

 

それ以外のコースは帰りの交通機関への乗り継ぎが悪いのと、コース状況が荒れていることが多いのであまりおススメしません。時間に余裕のある方は興味があればどうぞ。

 

子連れにはソリ遊び!

Davos GotschnaBahn

このParsennにもソリのコースがあります。

場所はKlostersPlatzまで行き、Gotschnabodenに乗ります。

GotschnaBahnの中間駅で降りるとソリのコースの入り口があり、そこから麓までソリで滑って降りることが出来ますよ。全長3.5キロの楽しいソリコースです。

スピードが出る所もあって、日陰部分が多いので雪質も良いわりに空いていて滑りやすいコースです。まだスキーの出来ない子どもと一緒なら、ソリ経験のないママでも、滑りやすいこのソリコースはおススメです。

長男がまだ小さかった頃は、ここのソリコースに度々来ていました。家からは遠かったけれど、冬に外遊びできる貴重な場所でしたね。

GotschnaBahnの乗り場近くに、子どもと2人乗りできる大きなソリのレンタルがあります。

また、ソリでGotschnaBahnに乗る人はGotschnabodenだけのチケットを購入する事が出来ます(10CHF)

詳しくは上の公式サイトを参照ください。

 

他にも楽しめるアクティビティがいっぱい!

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画像引用元:https://www.davos.ch/en/winter/mountains/parsenn/

Parsennではスキー・スノーボードだけでなくいろんなアクティビティを楽しむことが出来ます。

ウインターハイキングは天気のいい日に最高に気持ちいいですし、パラグライダーに挑戦してみるのもいいかも。

スノーカフェ、スノーバーがあり、ちょくちょくスノーパーティが開催されています。あんなガンガンに飲んでちゃんと滑って下山出来るのだろうか?というくらいみんな大量にアルコール摂取してます。酒豪たちよ。

 

それから『かまくらホテル』もありますね。

これはきっと子どもが喜びますね。

www.iglu-dorf.com

 

一日じゃあ滑りきれません。

Davos Parsenn

雲海の上!

広大過ぎてスキー場案内は全く出来ていませんね。

ここでコースがあーだこーだ書いても、行ってみないと想像もつきにくいでしょうから要望、質問があればそれに答えたいと思います。

はい、今回はスイスアルプスのスケールの大きさが実感できるジャンボなスキー場Parsennでした。

 

 

www.takimama.com

 

 

 

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