『Tempelhof Sounds』6月12日、最終日3日目です。
3日目のラインアップは、お目当てのバンドがメインステージに集中していたもんで、半日を最前列のフェンス前で過ごしました。
では、順番にライブの様子を紹介します。
『Kat Frankie』
オーストラリア出身でベルリンを拠点に活動している『Kat Frankie』
今、彼女のYouTubeチャンネルを見たら、登録者数が千人ちょっと。
え! 知名度 低っ!
『Tempelhof Sounds』に出演するアーティストは、少なくともドイツではそこそこ売れているもんだと思うんですけどね。
しかも、早い時間とは言え、メインステージの出演ですよ。
最後、公演時間を過ぎても曲を終わらせなかったから、スタッフに怒られてた。(ステージ上で) ひぇ~!!
公演後の片づけも本人が手伝ってたし。
フェスの関係者も、演奏するバンドも、みんな仲間内って雰囲気がありありだったなぁ。
ベルリンのミュージックシーンて、狭い世界なんでしょうね。
『Fontaines D.C.』
“やっと、会えたね”
私の中では、3日目で一番重要なバンドだった『Fontaines D.C.』
今年4月に発売されたニューアルバム『Skinty Fia』は過去10年でマイベストにあがるくらい好き。
『Royal Blood』
英国のロックデュオ『Royal Blood』
重いサウンドが気に入って、一度ライブに行ってみたいと思っていました。
ちょうど私達の立っていたのがスピーカーの真ん前で、重低音の波が来るたび髪が逆立つ音の衝撃波。
その日、ずっと一緒だった隣のアルゼンチンギャル2人組は自分で巻いたジョイントをスパスパ吸っていたのね。
『Royal Blood』の重低音ウーハーに“ひゅうっーっ!!”って体を持っていかれてて、面白かった。
あの会場にいた何人かを(もしくは何百人を)確実にトバしてしまったパワーライブでした。
「ちょっとTAKIママさんの言ってる意味が分かりません」と、いう方。あなたの人生は清く正しく、汚してはいけないので、そのまま聞き流してください。
『Interpol』
何度も来日しているので日本でも知名度の高い『Interpol』
・・・ですよね?(日本の音楽事情を知らないTAKIママ)
息の長いバンドだけあってセットリストの構成も良かった。
良い持ち歌がたくさんあるバンドの強みです。
実は『Interpol』の事は詳しく知らないんだけど、“あー!この曲聞いたことある!!知ってる!”って曲が続くと、ライブって楽しいですよね。
ただ、申し訳なかったのがこの後が『The Strokes』だったから、前座バンドみたいになっちゃった事。
純粋に『Interpol』を観に来た人があまりいなくて、そういうのはフェスの残酷な一面だと思う。
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さて、『Tempelhof Sounds』大トリは『The Strokes』だったんですが、彼らのライブレポが数行で収まるわけがない。
ボリュームがあり過ぎる内容になってしまいました、別枠で次回に持ち越します。
『The Strokes』というバンドの凄みを思い知ったライブでした。