お目当てのアーティストが目白押しだった『Tempelhof Sounds』2日目。
私の観たライブを順番に紹介します。
『Wolf Alice』
この夏はフェスに引っ張りだこの、インディーロックバンド『Wolf Alice』
開演30分前に行って、最前列を確保しました。
ところが、私の隣にいたお嬢さんが頭に羽なんかつけた大変な美人だった為、スクリーンモニター映像を撮影するデカいカメラが私達の前にずっと居座り、カメラアームが邪魔でバンドメンバーが見えない!
ライブの約半分はプレス関係者の背中や、機材に遮られてなんも見えんかったぞ。
腹立つから私のスマホでカメラレンズを逆撮りしてやったさ。ハッハッハ!
『Wolf Alice』はフェス行脚が終わってから、ヨーロッパツアーを周る予定なので、単独公演を狙います。
『IDLES』
パンクの渦潮に巻き込まれていく快感、中毒性のある音の洪水、このフェス一番の目的が『IDLES』でした。
『Wolf Alice』が終わってから駆け付けたから、遠目に見える位置にしか場所をとれませんでした。
でも、『IDLES』のライブは毎回ステージ前の観客のモッシュがエンドレスで続く、暴れ馬スタイル。
ステージ前エリアはまさに人間洗濯機状態で、そん中入ったらライブ観賞どころじゃないやんね。洗濯機とはいえ綺麗にはなりません、むしろむっちゃ汚れる。
なので、人間洗濯機に巻き込まれたく無い人は最前列か、後方の切り離されたエリアかどちらかになるんです。
少し離れたところから観ていたけど、流石に会場全体が沸騰するパフォーマンスは見事!
前日のヘッドライナーを務めた『Florence+The Machine』のFlorenceがステージ脇に観に来ていました。ノリノリだった。
しかも、彼女、ステージ衣装で着ているジュディオングみたいなドレスを着ていて、え?それ私服?
まさか、またライブやるの?
いや、そんな予定は無いはずだし。。。
もしかして、『IDLES』のステージに飛び入りするのかな?と思ってドキドキした。
・・・しなかった。
『Tempelhof Sounds』公式スポンサー、放送局のARTEがフルコンサートの模様をYOUTUBEにアップしていました。(私は映っていません。)
『Alt-J』
UK出身のスリーピースバンド『Alt-J』
名前の由来が面白いですね。
(マッキントッシュでalt-jとタイプすると△となる事から、バンドの正式名称は△)
かなり早くからステージ前を目指したので、ステージ近くの良い位置を取ることが出来ました。
でも、最前列ではなかったので、長時間満員電車内にいるような状態で、きつかった。
ドイツ人、みんなデカいから結構遮られるし。
背の高いそこのあなた、前に行かなくても十分見えるんじゃないですかね。
楽曲のタイプ的に、複雑な音がいくつも重なっていく曲が多く、音響を正しく捕まえられる屋内ホールの演奏の方がいいんじゃないかと思った。
野外だとどうしても音が逃げていってしまうから、人間の耳で捉えられる微妙な周波数?の音が死んじゃう。
分かるかな?伝えたい事。
生演奏の音というのは複雑なもので、耳で拾える可聴域内の音以外にも、体に感じる振動、人間の耳では拾えない周波数の音も全て合わせて感じるものだと思うんです。
『Alt-J』の楽曲は、全ての音を逃さず観客に届けられる屋内ホールの演奏が合っていると思います。
『Barns Courtney』
こちらも『Tempelhof Sounds』の予習をするまでは知らなかった『Barns Courtney』
知らなかった音楽を新たに発見できるのも、フェスの醍醐味ですね。
『Barns Courtney』は王道のロックンロール。
楽曲も観客と一体になって歌える、盛り上がれる曲ばかりで、シンプルに楽しむことが出来るライブでした。
「ブダペストで足怪我しちゃったんだよね!」とか言って、ギプス固定された右足で、信じられないくらい暴れまわるステージは観客を一気に引っ張って行く。
ステージからのダイブや、ドラムセットによじ登っての熱唱。
そら、あんた 怪我もするわ。
オーディオで聞くより、ライブが良いタイプの典型でした。
なぜ、一番小さいステージでやってるのか不思議なくらい。彼なら、メインステージでも余裕でこなせると思う。
おばちゃん、髪型は昔の方が好きだけど。
通常、フェスの公演時間っていうのは厳格に決められていて、時間がきたらきっちり終わらないといけないから、ファンも終了時間になったらさっさと諦めて次に行くもんなんです。
『Barns Courtney』のライブは終演してもステージ前から人が動かなかった。
隣で『Muse』のライブが始まっているのに、諦められない人たちがフェンスの向こうに(いるBarns Courtneyに対して)絶叫してましたね。
みんな心からアンコールを求めてた。
たぶん、『Tempelhof Sounds』全体を通して一番観客の心を動かしたステージだったと思う。
(フェスに関するインスタのポスト内容から考察した、私調べ)
『Muse』
2日目のヘッドライナー『Muse』
『Barns Courtney』で居残っていたので、頭はちょっと欠けちゃって、ステージも遠くに見える場所しか取れなかったんだけど。。。
『Muse』のライブが悪いわけないです。
火気を使った豪華なステージ。
安定のThe『Muse』なライブでした。
反対にしんどいよね、『Muse』くらい大物になると“良くてあたりまえ”だから。
ハードル高くなっちゃう。
そんな期待にもしっかり応えて、さらにその上をいくからこその大御所なんだろうけど。
後半、ステージの後ろに綿あめを燃やしたような夕焼けがかかって、それに楽曲が重なり、劇的なステージでした。
こちらもArteがフルコンサートの動画を上げています。
私の観たライブは殆ど全てインスタにポストしたんですが、クオリティがまぁ酷い。
上の『Arte Concert』では、私がここで紹介する以外のライブの動画も観ることが出来ますよ。
見逃したアーティスト
2日目は観たいアーティストが多くて、見逃したライブもあります。
悔しいぃ~い!!
『HINDS』
『Wolf Alice』と被っていて見れなかった『HINDS』
めっちゃめちゃ観たかった!
『Wolf Alice』はこれから秋にもヨーロッパツアーの予定があるから『HINDS』観ておけばよかったかなぁ。と未だに揺れております。
『HINDS』もスペインのバンドだから、近いうちにライブに行けると期待して待つことにするよ。
『FIL BO RIVA』
直前になって出演が決まって、やったー!と思っていた『FIL BO RIVA』
『Alt-J』の場所取りをしないといけなくて、一瞬覗く事しか出来ませんでした。
この時は、次週に行くフェスにも出演予定で、その時に観れるかもって思ったんですよね。
もしかして後ろで聴いた方が良かったかもしれない『Alt-J』の場所取りはせずに、『FIL BO RIVA』をフルで鑑賞したほうが正解だったかも。
期待していたライブを次々に観る事が出来て、濃い一日でした。
次回は、『Tempelhof Sounds』最終日3日目のレポートです。