ハルシュタットは、ザルツカンマーグート地方でも特に美しい湖岸の町として有名で、オーストリアを代表する観光地です。
『ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観』として1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
ザルツブルク市街の観光よりなにより、天気が良ければまずここを優先して行こうと思っていたので天気が良くなってよかったー!
初日はザルツブルクからの日帰りツアーで行って、時間が足りなくてもっとゆっくり見たいと思って次の日にバスと電車でまた行っちゃったよ。
上の画像、ハルシュタットのシンボル、プロテスタント教会です。
ハルシュタット湖の奥に見えるのがダッハシュタイン。スキーヤーには有名な山ですが、夏も登山客の為にケーブルカーが運行しています。
絵葉書にもなっているアングルでの撮影もしてきました。
うーん でも日差しが強すぎてうまく撮れなかった。
湖のすぐそばまで山が迫り、あまり土地のないハルシュタットは街自体は小さくて端から歩いても10分程で反対側までたどり着いてしまう程です。
ハルシュタット納骨堂
山肌に張りつくように建っているのがカトリック教会。
ここには墓地があり、骸骨を納めている納骨堂もあります。
土地の少ないハルシュタットでは遺体を墓地に埋葬して、一定期間が過ぎると掘り返して頭部だけを納骨堂に収めるようにしているのだそうです。
納骨堂内部は見学できるようになっており、誰のものか分かるように名前の書かれた骸骨が並んでいるのを見る事が出来ます。
知らない人の骨とか見たくないし、納骨堂では入場制限があり長い列が出来ていたので私は納骨堂内部の見学はしませんでした。
しかしこの教会のテラスからの眺めは素晴らしいので、教会まではぜひ行ってみてください。
狭いエリアですが山に沿って建物が建っていて、階段を上り下りしながら町を歩くとどこもかしこも美しい。
厳しい建築制限があってこの美しい景観が守られています。
町にはレストランやカフェが並んでいるので湖を眺めながらの食事もお勧めです。湖で獲れたニジマスが美味しいそうです。
ハルシュタット塩抗
Hallはケルト語で“塩“、Stattはドイツ語で“場所”で、ハルシュタットは古くから塩の産地でした。
約7000年の歴史があるそうですよ。
その塩抗を観光することができます。
塩抗に行くにはハルシュタットの町からケーブルカーに乗ってザルツベルクの上まであがり、そこから650mの所にあります。
ここは子連れに良さそうですね~。
ケーブルカーの山頂駅は展望テラスになっていて、ハルシュタットの町を足元に、ハルシュタット湖のパノラマと向かいにはダッハシュタインの荒々しい姿が迫り、もう絶景!飛んでいきたい!!
という事で、次回はザルツベルクへケーブルカーで登ってみたいと思います。