ヴァルハラ神殿:Walhallaは、バイエルン王国の皇太子ルートヴィッヒ1世が構想、提言し、『ドイツ語を母国語とする著名人』を祭った偉人たちの殿堂で1842年に完成しました。
ギリシャのパルテノン神殿を模した威風堂々とした神殿がレーゲンスブルクの東約10キロの場所、ドナウ川岸の丘に建っています。
ヴァルハラ神殿の場所、行き方
レーゲンスブルクから路線バスでアクセスできます。(所要時間約40分)
しかし、調べてみたら接続している路線の乗り場までけっこう遠くて面倒だったので、ヴァルハラ神殿直行の遊覧船で行く事にしました。
チケットは乗る直前でも購入できます。運航スケジュールは時期によって変更があるので、上の公式サイトでご確認ください。
所要時間は約2時間、ヴァルハラ神殿での70分の見学時間が含まれています。
料金は大人ひとり13.80€でした。
チケット売り場はこちら↓
船の乗り場もチケット売り場のすぐ前で、分かりやすい説明がありました。
ヴァルハラ神殿への行き方はレーゲンスブルクからだとバスか船が便利ですが、船のチケットを買う時に「往復か片道か?」と聞かれたので、バスと船を組み合わせて行くのもアリかもしれません。
その場合バスで行って、船で帰ってくれば神殿での滞在時間も自分で調整出来るし、ヴァルハラ神殿の船着き場から神殿まで鬼の上り坂+階段を上らなくていいのではないでしょうか?
車で行かれる方は駐車場があります。
レーゲンスブルク⇔ヴァルハラ神殿・クルーズ乗船
この船に乗って行きます!
この時のコロナ対策は、まず乗客はチケット購入時からマスク着用。
チケット購入時に自分の名前、住所、連絡先、船の指定席番号を記入して提出。
船内では席が指定されており、無断で席の移動は出来ません。
1席おきごとにテープが張られ、自分のグループ以外の他人と隣にならないようになっていました。
船内には、トイレ、売店があり、売店ではアイスやケーキ、飲み物、ビールなどを販売していましたが、飲み物くらいは自分で持ち込んでも文句は言われませんでしたよ。
外のデッキ席は気持ちがいいけど、風が強くて寒いので、このボートに乗る人は上着を持参したほうがいいと思います。
出航!
気持ちいい風の中、穏やかなドナウを進みます。
遠くにヴァルハラ神殿の姿が見えてきました。
旅に予期せぬ出来事はつきもの
ヴァルハラ神殿到着! 乗客たちが降りる準備を始めます。
その時、ん”~~ な、なんかお腹痛い。
急にめっちゃお腹痛くなってきたけど、なんで今??!
着岸する船からヴァルハラ神殿を見上げて必死で考える。
トイレ、なさそう。(大汗) あっても見つけるのに時間かかりそう。
どうする? どうする? 私。
結局、社会的な死を選ぶことは出来ませんでした。
船のトイレに駆け込みます。
しかもこんなにお腹痛いのに、こんな時に限って終わりの見えない戦いが始まるんですよね。何、このタイミング?
なんとか治まってトイレを出た時には船はヴァルハラを離岸した後でした。
あのまま船が待ってるわけじゃないんや・・・。
船は更に東へ向かい『バッハ』という村でUターンして再びヴァルハラで乗客を拾います。
降り損ねた私は『バッハ』までの料金3€余分に徴収されました。『バッハ』では船から降りられるわけでもなく、特別何があるわけでもなさそうな村の前で船が方向転換して戻るだけです。脱力。
でももしも、あの日あの時あの場所にもう一度同じ状況で立たされたとしても私はやっぱり船のトイレに駆け込むしかなかっただろうな・・・。
ヴァルハラ神殿の船着き場から神殿までは殺人級の登りが待っています。
眺めは最高だろうけど。
そんな悲劇があったので、神殿内部を見学することは出来ませんでした。
ヴァルハラ神殿見学 ←出来ず!!
神殿内部の見学は4.5€の料金がかかりますが、ヴァルハラ神殿クルーズでいかれた方はクルーズ料金に含まれていると思います。
トイレはドナウ川の反対側、バス乗り場に向かう方面にあります。
・・・ほんとに何しに行ったんでしょうね。
そんな私のために、ヴァルハラ神殿内の動画でございます。
ダダダ ダーーン!
Walhalla (Ruhmes - und Ehrenhalle an der Donau bei Regensburg) gefilmt mit einer Lumix GH2
その他、ヴァルハラ神殿の近くに『チャイニーズタワー』という史跡もあります。
車の方はぜひ立ち寄ってみてください。
船からは見えませんでした。が、ウンチクを船内放送で聞いた。
以上、失意のヴァルハラ神殿クルーズ記でした。