ドイツ鉄道。 Deutsche Bahn(ドイチェ・バーン) 通称 『DB』と呼ばれます。
日本のJR。ドイツのDB。
ドイツに旅行に来たらお世話になる可能性の高いDBですが、JRと同じように考えてはいけません。
まぁ 遅延の多い事!
ドイツ人て時間に正確じゃなかったの??
しかも6分以内の遅れなら遅延にはカウントされないそうです。
そんなら乗り換え時間5分のチケット買わせるなよ!
私は通勤でDBを利用したりしているわけではないので、ひと月に一回乗る機会があるかどうかくらいなんですが、最近乗ったDBで全くの時刻表通りに運行された電車は記憶にありません。
DBを使って移動される場合は、なるべく余裕を持って予定を組んだ方がいいと思います。
乗り換えはなるべく少ないプランで。
前回利用した時は、乗り換えが1回のプランより乗り換えが2回のプランのほうが全ての所要時間合計で1時間以上短かったので乗り換え2回に飛びついたけど、結局遅れて乗り継ぎできず大幅に所要時間が増えて到着時刻が遅れた上に、乗り換えは2回、しかも乗り継ぎの駅で現在可能な最短のルートを探して走り回りヘロヘロになりました。
子連れで大きな駅を走り回るのって何かの修行なの?ってくらい難儀です。
小さな子どもには1時間は永遠のように長く感じられるかもしれませんが、乗り換えが少ない方をおすすめします。
座席指定を取っていたなら距離に関係なく席が確保された状態で乗っていられますし、やっぱり乗り換えの回数が増えるごとに、遅延、変更の可能性は高まる。
DB公式サイトでルート検索、チケットの購入が出来ます。
スマホアプリをダウンロードしてみましたが、なぜか私のスマホで作動しませんでした。なんでかな?やっぱり相性悪いんかな。
電車に乗っていると他の乗客がスマホにダウンロードしたチケットを見せているのをよく見かけるので、真似したかったんだけどな。
オンラインチケットを購入してメールアドレスを登録すると、『あなたの利用する列車で遅延が発生していますので乗り継ぎが出来ませんよ!』みたいなメールがきます。
だから、それをどうしたらいいんか教えて欲しいんやけどな。
下のブログで遅延の際のチケット払い戻しについて書かれています。
この方も経験しているからこそ書いているのですよね。
DBはなぜこんなに遅延、変更、キャンセルが多いのかという事はもうあちこちで語られているのですが、その事が起こった時の対応もまずいんですよね。
アナウンスがほとんどない事、あってもその後の見通しが伝えられない事、ドイツ語のみの簡潔な説明でドイツ語の分からない乗客には伝わらない事。
もしあなたがドイツ語の分からない旅行者なら、同じ列車に乗っている人や、乗ろうとしてホームで待っている人たちの動向に常に注意を払っていてください。
遅延、行き先変更、運行停止は向こうからわざわざ教えに来てくれません。
大幅に遅れた時の長距離列車なんて悲惨です。
今日中に家にたどり着けない人がたくさんいて、おまけに混んでいたりするとフロアに座り込んでいる乗客と荷物の間を移動しようとする人やらでカオス。
いつもはちゃんと来る検札の人も来ない。ここでDBの人が来たら、質問とクレームの嵐で乗客に何されてもおかしくないからね。
サービスという観念のないドイツでは、少なくとも日本のようなカスタマーサービスのマニュアルみたいなのは無いので、客に対する従業員の態度は本当にただその人個人の性格とか仕事に対する姿勢によって左右されるところが大きく、こういったトラブル時に大きく差が表れます。
クレーム処理は自分の仕事ではないと自認するスタッフは、どれだけお客が困っていて泣き叫んでいようと対処しようとしないし、それを当たり前だという態度を崩さない。
それでいいんか。
おまえのその胸に光るDBのバッジは何なんだ。と。
JRのスタッフと比較すると(悲しくなるのでしてはいけないが)そのなんというか『鉄道マンとしての誇り』みたいなのが感じられない。
生活のための仕事をたまたまDBに選んだだけという人ばかりではなく、この仕事にやりがいや生きがいを見出してDBに来た人も多いと思うんですよ。なのにDBから機械のように扱われ、『鉄道マンとしての誇り』を失ってしまったスタッフが沢山いるんじゃないかな。想像だけど。
遅延が発生しないようにオペレーションを実行するのもそうだけど、なにかトラブルが出た時にどう対処していくのか。という考えを各スタッフが持っていないんだと思う。
ここは自分の仕事ではないから、対応しないしどうすれば改善するか考えもしない。という姿勢は、時系列で様々な列車が繋がっていく鉄道のような事業では致命的ではないのかと思う。
これからさらにIT化を進め、コストカットに人員削減を推奨するDBの姿勢にはあきらめしか感じません。
さんざんこき下ろしたDBですが、どこかにお出かけとなったらやっぱり乗らないといけないこともある。
ドイツ旅行は鉄道がやっぱり便利。なんですよね~~渋々。
ここでドイツ鉄道の基本のキ!
ドイツでは駅に改札がありません。
車内で検札があります。そこで違反だと認定されると法外な罰金を取られるので切符は正しく購入しましょう。
検札の際、顔写真付きの身分証明書を求められることもあります。
それからネットでクレジットカードなどで切符の支払いをした場合、その支払いに使ったカードの提示が必要になることもあります。
切符購入の際は注意書きをよく読んでください。
中央駅はHauptbahnhof(ハウプトバーンホーフ)で、略してHBかHBFで表示してあることが多いです。
西はwest 東はOst 北はNord 南はSüd です。
WestbahnhofみたいにそれぞれにBahnhofをつけてある駅名はよく見かけます。
その他、古いーAlt 新しいーNeu 街ーStadt 村ーDorf とかでしょうかね駅名によくあるのは。
ドイツ国内で別の場所なんだけど同じ地名というのもあります。
例えばフランクフルトならFrankfurt am MainとFrankfurt an der Oderのように、どこどこの○○とついている地名はほぼ間違いなく他にも同じ地名が違う場所に存在しているので切符を買う時や行き方を調べる時は間違えないようにしましょう。
他にも観光地として有名なローテンブルクは、とても似た名前のRothenbürgという全く別の街があり実際間違う人も多いようです。
ローテンブルクはRothenburg ob der Tauberで検索してください。
ドイツの地名 ややこしいんです!
ウムラウトの発音なんて日本人には聞き取れないから、私はなるべく紙に書いて準備しています。
そこで荷物は預けられるのか?
宅配便が便利に使えないドイツではこれってかなり重要事項ですよね。
DBのこのページで検索できます。
ただ工事とかなんとかで今は使用できません。とか壊れてます。とか満室です。みたいなのはよくある事なので、100パーは信用してはいけません。
もしも預けられなかった時にどうするかは考えておいた方がいいと思います。
なんかここまで書いてきて、私のDBに対する不信感がどれだけ深いのか発見することとなりました。
愚痴が長くなり過ぎたので、切符の買い方や種類などの紹介を次回にまわします。
※追記※
上のように考えていたら、とんでもなく詳しいサイトを見つけてしまいました。
私が書こうとしたことも全部書かれているし、それ以上に情報量が多くてめちゃくちゃ分かりやすい。
もうね、ここまでされているサイトがあるなら私なんてお呼びじゃないですよ。
ひれ伏してリンクします。