ブダペスト東駅『Budapest-Keleti』は、国際列車も発着するブダペスト最大のターミナル駅。
列車でハンガリーを旅する方は、この駅を起点にする場合が多いと思いますので、分かる範囲でまとめてみました。
ブダペスト東駅はブダペストのメインターミナル!
ブダペスト東駅は、イクレクティシズム様式によって1881年から1884年にかけて建設された駅で、当時ヨーロッパでは最もモダンな駅と評価されていたそうです。
駅に足を踏み入れると、天井の高さや、優美な装飾に、少し煤けたような古さが相まりなんとも懐かしいような感傷的な気持ちになりました。
初めて来たのに感じる、ノスタルジー。なんなんでしょうかね。
好きですけど、この感じ。
ブダペスト東駅から乗り換え
ブダペスト東駅からは多くの国際列車が発着しており、ウィーン⇔ブダペストをやる人も多いんじゃないかな。
市内交通は地下に降りた所に地下鉄駅があり、M2線とM4線に接続しています。
駅の前には大きなバス乗り場があって、バスへの接続も良かったですよ。
空港との接続は、空港シャトルバスE100番を使い、地下鉄M2線はAstoria、地下鉄4線ならKálvin tér で乗り換えが必要です。
これはちょっと面倒ですね。直通のバスか地下鉄の路線が出来るといいなと思ってしまいました。
ブダペスト東駅、構内案内
ブダペスト東駅は地上駅で上階はありません。
地下に新しいコンコースがつくられていて、地下鉄と接続しています。
線路が行き止まりになっている頭端式ホームで、メインの駅舎の中には3つしかホームがありません。
画像を見るとホームが13番線までありますが、他のプラットホームはずーっと奥まで歩いて行った、駅舎の外に扇を広げるようにして設置されています。
自分の利用する列車が、どこのホームから発車するのかは中央の大きな掲示板で確認する事が出来ますよ。(英語も併記されていました)
駅構内にはキオスク、両替所、観光案内所、切符売り場、コインロッカー、市内交通窓口、ATM、待合室など必要な設備は揃っています。
私は最終日に夜発の列車で移動したので、この駅のコインロッカーを利用しました。
コインロッカーの料金は忘れてしまいましたが、かなり大きな荷物も入る大型のロッカーがあったので助かりました。
支払いはフォリント硬貨しか受け付けていませんが、両替機があり現金さえ用意していれば問題なく利用できます。
コインロッカーは地上階と地下にあります。
ブダペスト東駅の周辺情報
駅舎正面前は広場になっていて、その下が地下鉄駅です。
周辺には、ベーカリー、スーパーマーケット、小規模なホテルがあり旅行者には便利ですね。
バス停のある大きな通りを挟んで向かい側には、『ケンタッキー・フライド・チキン』『マクドナルド』『バーガーキング』の御三家が並んでいます。他のお店が閉まってしまう元旦のような日でも営業しているので、何回か利用しました。
その他、駅の南側に『Arena Mall』という大きなショッピングモールがあります。
列車の時間まで少し時間を潰したい、必要な物を買いたい、なんて場合には近くでサッと行けるので便利だと思います。
【治安】
ヨーロッパのメインターミナル駅はあまり治安の良くない所が多いのですが、ブダペスト東駅は比較的治安は良さそうでした。
もちろん油断は出来ませんけど、暗くなってから子連れで行っても大丈夫でしたよ。
若い女性がひとりでいるのをよく見かけました。
警察が巡回している姿もなく、ピリピリした雰囲気も無かったのでここはいつも平和なのかもしれません。
ブダペストには3つのターミナル駅
ブダペストには、このブダペスト東駅を含め3つのターミナル駅があります。
下の地図の3点を結んだ頂点がブダペスト西駅、左側がブダペスト南駅、右がブダペスト東駅です。
方角が滅茶苦茶やないかい!
ブダペストの人、方向音痴なんかな。
おまけに、他の2つの駅も簡単に説明しますね。
【ブダペスト南駅】
ブダ側にあるブダペスト南駅はハンガリー西部のバラトン湖や、スロベニア、クロアチア方面への列車が発着します。
ブダペスト南駅とブダペスト東駅は地下鉄M2線で結ばれています。
【ブダペスト西駅】
ブダペスト西駅はチェコ方面への列車が発着するターミナル駅で、3駅の中では一番市街地に近い場所に立地しています。
ガラス張りの美しい駅舎が特徴で、最も美しいマクドナルドが駅構内にある事でも有名です。
近くにショッピングモール『Westend Shopping Center』があります。
地下鉄M3線と接続しています。
以上、簡単にブダペストのターミナル駅についてまとめてみました。
次回は、このブダペスト東駅からドイツに帰ります。