巨人の国のワクチン接種

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9月も終わりそうな頃、新型コロナのワクチンを接種してきました。

 

私達家族は4月にコロナに罹ったので、その後回復証明書が与えられ、ワクチン接種済証明と同じ扱いでどこへでも行けたのです。

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でも、それも半年の有効期限が近づいていました。

加えて、最寄りのワクチンセンターが9月いっぱいで閉鎖される事。

新型コロナウィルステストの有料化。

ドイツ全土で3Gから2Gへの移行が進んでいる事。

 

3G、2Gとは?

新型コロナウィルス対策で、様々な場所へのアクセス権を得られる条件の事。

3Gとは

・新型コロナウィルスのテスト陰性証明書

・新型コロナウィルスのワクチン接種済証明書

・新型コロナウィルスに感染して、回復したという証明書

2Gとは

・新型コロナウィルスのワクチン接種済証明書

・新型コロナウィルスに感染して、回復したという証明書

 

この先、2Gに限ってのアクセス権というのは全世界的に進められていくと考えられ、もうすぐ秋休みだし、タイミング的に今しかないのでは。と思い行って来たわけです。

わが家近くのワクチンセンターでは予約なしでもワクチン接種が出来ました。

ただ、場所は不便。

最寄駅からシャトルバスが出てるみたいだけど、そもそもその最寄り駅に行こうにも、うちの村には鉄道が通っていないんですよね。

どうしようかなぁ。と思っていたら義弟が車を出してくれました。

やっさし。

 

接種会場内は撮影禁止だったし、写真撮ってないんだけど、流石に1日で何千人ものワクチン接種ができる会場だけあって広い!

よく、出荷前の車をダーーって停めてあるような場所があるでしょ?

そんな場所に、これまた巨大なプレハブっていうか倉庫みたいな建物があって、その中がワクチン接種会場でした。

全てが大きすぎて、巨人の国に迷い込んだ気分。

平衡感覚が狂ってちょっと気分悪い。車酔いしたかも。ワクチン接種の恐怖かも。

 

いや、気のせい。気のせい。

 

そんな巨大な接種会場にワクチン接種を希望する人は10人にも満たず、あっという間に登録、問診、ワクチン接種、証明書交付まで流れていきました。

ワクチンはファイザーのやつ。

かかった時間は通しで30分くらいかな。

新型コロナウィルスに感染して回復した証明書を持っている人は、それが1回目のワクチン。今回が2回目の扱いになって、私はこれで完全にワクチン接種を済ませた人として証明されるのです。

 

紙の証明書はその場でもらう事が出来ました。

で、スマホでQRコードをババーーンと表示してやるやつは、RKIのアプリをダウンロードしないといけないのですよ。私のスマホに。

でもね、ダウンロードできない。“お住まいの国ではサポートされておりません。”ときた。またか。

仕方なく、自分のグーグルアカウントからログアウトして、夫のグーグルアカウントでログインしたらアプリのダウンロード出来ました。

アンドロイドスマホで、外国のアプリがダウンロードできない場合、グーグルアカウントが日本の設定だと出来ない事があるみたい。

今、私のスマホにはワクチンパスポートのQRコードがババーん!!と表示できるようになりました。

これで、とりあえず安心。

 

外国に行きたい場合は、国によって(例えば日本とか)ワクチン接種は必ず2回完了していないといけない。って国もあるので、そのうちもう一回接種すると思います。

ドイツではもう3回目のブースター接種がかなり進んでいるので、3回目と考えたらいいかな。

 

副反応は。

接種後、ヒンヤリとした冷たい何かが左腕を流れていく新感覚がありーの、左腕がだんだん重くなりーの、そこから2日間くらい鈍くて重い痛みがありました。 でも、それだけ。

実際にコロナに罹った時と比べたら屁のカッパ!

帰宅して、昼食を摂って、その後猛烈に眠くなったのでその日の午後はソファで横になって眠りました。

この時、無理しないで寝たのが良かったと思う。寝てる間に、ワクチンが体の隅々までいきわたり、どんどん免疫を獲得してゆく・・・。

知らんけど。

そんな気がしました。

 

うん、おばちゃんのワクチン接種の話とかどうでもいいねん。

 

冒頭の3Gから2Gへ移行していくって話ですよ。

この新ルールが適用されるのはだいたいが、ワクチン接種可能な12歳以上です。

12歳以下の年齢の子は、テスト証明があればいいって所と、そもそも学生は学校で毎週テストしている前提なので、何もなくても許可される場合があります。

 

わが家の長男は現在11歳。

来年3月には12歳になります。

その頃にコロナに関するルールがどのようになっているのかはまだ分かりませんが、さらに2Gが浸透している可能性はあります。

外国や旅行・レジャーに行けなくなるのは残念だけどまだ理解できる。

どうしてもおかしいと思うのは、長男の通う地元のサッカークラブで2Gが適用されるという話。

これは、試合の場面だけなのかトレーニングにも当てはまるのか、まだはっきり分かりません。

ドイツのサッカークラブは、大人のリーグから末は幼児のクラブまで三角形に統一された組織なので、そのようなコロナルールになるのでしょうが、12歳になった途端サッカーが出来なくなるなんてひどくない?

 

私は本人が希望すればワクチン接種はしてもいいと考えています。

でも、大人が子どもをどっかに連れて行きたいから、とかそんな理由でワクチン接種するのは自分としてはしたくなくてですね、まぁ 本人の希望するようにしていこうと思っているんです。

それに、12歳でワクチン接種をするかしないか決めるって難しくないですか?

ただ、サッカーがしたいから、とか、友達が接種したから、とか、行きたい所があるから、って理由でワクチン接種を選ばざるを得ない状況に大人がもっていくのはなんか違うと思うんです。

 

2Gの適用も、対象によって未成年は免除されている場所もあるので、12歳になった長男がサッカーを続けられるようになるといいなと願っています。

 

これからあらゆるお出かけで2Gが適用になったら、子連れのお出かけが出来にくくなるなぁ。

夫はワクチン否定派なので、もちろんどこにも行けず。

 

このブログもソロ旅ブログになっちゃうかもしれません。