何日でも滞在したいくらいコルマールが好きになったのだけど、子ども達のホリデーでもあるのでコルマールから近いテーマパーク『Cigoland』に行って来ました。
幸運を運んでくると言われている、コウノトリをテーマにした小さい子ども向けのテーマパークです。
園内でたくさんのコウノトリが保護、飼育されており、時折頭上をコウノトリがフィーーンと飛んでいきます。コウノトリは羽を広げると1m半以上にもなり、そんなのがすぐ上を滑空していくのは迫力がある。(正直ビビる)
コウノトリ以外にも、ヒツジ、アヒル、ロバ、シカ、馬、うさぎ、ラマ、白鳥、黒鳥、孔雀、犬などたくさんの動物が飼育されていて平和です。
日本からの旅行者は行かないような子どもとのお出かけ記事ですが、きっと子連れでこの辺を訪れる日本人は居るはずだ!そんなニッチなあなたにお届けするフランス・アルザス地方のテーマパーク『Cigoland』のレポートです。
なんかどっかの牧場みたいですね。
私達が訪れたのは平日で、フランスではまだ夏休みが始まっていないらしく空いていました。
そのせいか、いくつかのアトラクションは午後からの運行だったりして、入園したお昼前に乗れるアトラクションまで と、遠い!!
始めにこのコウノトリの巣の形をした乗り物に乗って、園内をぐるっと回ります。
この日も晴れて気温が高かったけど、風があって気持ちよかったな。しかし日焼け対策は万全に。
園内のアトラクション料金はほとんどが入園料に含まれていて、追加で料金を払うところは少なかったです。
ミニゴルフとレーシングカート(一回50¢)だけ別料金でした。他に楽しめるアトラクションが沢山あるので全体で見てリーズナブルに楽しめるテーマパークだと思います。
園内にはいくつかレストラン、カフェ、キオスクがあり食事に困ることはありません。値段もいたって普通の価格で安くはないけど、高くもないです。そして、味も悪くなかったです。どうしても子供向けのメニューなので、ハイレベルの食事は期待できませんけどね。
トイレは各所にあり、オムツ交換台のあるトイレもありました。
遊具広場は二か所あり、こちらは大きい方です。遊具も月齢の低い赤ちゃん用から幼児向けまで年齢によって分かれていて、どの年齢の子でも遊べるようになっています。
すぐ前にカフェがあって、木陰の下に設置されたテーブルで休憩しながら、子どもを見ていられるのでここは最高でした。
もう一つの遊具広場はアスレチック的な公園で少し年齢が上の子向け、日陰もありません。
このアトラクション、ベンチに座ると巨大ゴリラにゆーっくり持ち上げられて、一番高いところで暫く静止して、ゆーっくり下に降ろされる(だけ)という謎なアトラクション。
グンっと落ちる! とか 高いところでゆさゆさ揺れる! とかないんです。
なんやろ?? 乗った人みんなポカーンてなるアトラクションでした。
牧歌的なこのテーマパークでひと際シュールな異形の巨大ゴリラ。必要やったんかな。
みなさんは遊具のコーヒーカップて乗ったことありますか?そう、あの公園とか遊園地にあって何人かで乗って真ん中のハンドルを回すとグルグル回るやつです。
このアトラクションはそのコーヒーカップがゆっくり上下するんです。
グルグルは自分で回さないと自動ではそんなに回ってくれないんだけど、子どもらがめっちゃ回すから気持ち悪い!次男なんて気分悪くなってるのにグルグル回して、そんで「おわ~おぇ~」とか言ってるし。なら、やめろー。
グルグルに弱い方はこのアトラクションは要注意です。「もう、あかん!うっぷ!!」ってなっても降りられません。
「ど~してもミニゴルフがしたい」と言う長男に付き合ってあげるやさしい私と次男。
『Cigoland』は未就学児、小学生低学年くらいがターゲットです。我が家の2人はド真ん中でちょうど良く全て楽しんでいました。
地元の幼稚園の団体がたくさん来ていましたね。
家の近くに『Cigoland』があれば年パス買って頻繁に行くと思う。
回転しないジェットコースターなどもあり、入り口には一応身長制限が書かれているのですが、大人が同行すればほとんどチェックされません。
それか自己責任なのかな。
次男は身長110センチに満たないのだけど、全てのアトラクションに乗れました。かといって9歳の長男が退屈するでもなく、よく考えられたテーマパークだと思います。
大人だけで来ている人は見ませんでしたけどね。
水に濡れるアトラクションもあるので、着替えを持参するのをお忘れなく。
空いていたので、乗りたいアトラクションにずっと乗っていられる楽しい日でした。
『Cigoland』のすぐ近くにホテルが2軒あります。
旅程の関係でここに泊るのもアリだなと思いました。この近くにはお城もあるので観光で来ることも考えられる。
駐車場は無料です。
私達はコルマールからSélestatまで電車で行き(ストラスブール行き20分くらい)駅からタクシーで向かいました。Sélestatの駅から500番のバスでCigoland行きがありますが、午前と午後と本数は限られています。
駅から歩くと30分はかかると思います。子連れの30分は1時間なので素直にタクシーしました。
そして荷物。
これが曲者だった。
コルマールからSélestatは自宅の方向と同じなので、Cigolandの後はそのままストラスブール経由で帰路に着くのが最善だったのですよ。
しかし荷物を抱えてテーマパークでは遊べないでしょ?
Sélestatの駅にもCigolandにも荷物を預けられる所は無い、さぁどうする?
コルマールの宿の人がCigolandに電話して聞いてくれました。それで解決策としてCigolandと同じ経営のホテル『Hotel Cigoland』で預かってもらえるとの事で、そのホテルに行ったんですよね。そしたら誰もいない。
そのホテルに居るのにホテルに電話して、それで説明が通じなくておじさんが来てくれました。話をしたら快く荷物を預かって貰えたのですが、もしホテルが閉まっていたら。とか、電話を持っていなかったら。とか考えたら荷物をどうするかはよく考えた方がいいと思いました。
こちら、近くに有名なお城があって、鉄道利用で来る観光客も結構いるんです。その人たちも私と同じような荷物問題があると思うんだけど、どうしてるんだろう。
Cigoland公式サイトにもバスなどの情報はあるけど、コインロッカーは情報はなかったです。そのへんちょっと注意しないといけないけど、ウチの子ども達にはピッタリなテーマパークでした。
ストラスブールとコルマールの中間に位置するので、観光の合間に一日子どもと遊びたい人は『Cigoland』いいと思います。
開園時間、料金などは下の公式サイトをご覧ください。
『シゴランド』はストラスブールとコルマールの中間に位置します。
どちらから向かっても30分くらいですよ。