夫と一緒に子連れでお出かけしなくなってから。

スイス グラウビュンデン 登山

夫とお出かけや旅行に求めるものが違い過ぎることで、一緒にお出かけしなくなった理由を前回は書きました。

 

何度も話し合い、『相手の嫌がるところへ無理に連れて行かない』という合意が出来るまで何年もかかりました。

そしたら一緒に行ける所ってあんまりないんや。という事も、同じ場所に行っても別行動したらいいやん。という事も分かりました。

 

例えばこの春に行ったスイス。 

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初日は友人の誕生パーティーへ家族みんなで出席して、2日目から別行動。

私は街に残り、一人でホテルに泊まりました。

夫は子ども達を連れてヒュッテに一泊する登山へ行ったのです。

前回の記事とこの記事のトップ画像がその時のです。

 

長男は歩けるようになった頃から頻繁に夫と山歩きに行っているので慣れたものですが、次男は初めての経験でかなり不安そうでした。が、笑顔で見送りました。

 

登山と言っても子どもが歩けるくらいの所、どうして私は行かなかったのか?

私にはアウェーの環境で1泊2日の子連れ登山は難しいし楽しくないと判断したからです。

登山の行程で子どもがしんどくなれば必ず「ママ~!」と私に泣きついてきます。幼稚園に行く平地の片道800mの道のりでもそうとうごねる時があるのに、登山でごねない訳がない。

登山中という事で私も自分の事で精いっぱい。「ママ~!抱っこ!」とまとわりつく次男に構う余裕のない私を置いて、見えないほど遠い距離に夫はさっさと行ってしまう。

その様子がありありと目に浮かぶわ。

 

私が居なければ、次男は自分で何とかしなければいけません。ややこしくなった子どもに対処するのも夫しかいません。

 

それからもう一つ。

私は母親としてまだ子どもにたくさんの事をしています。

この登山で言えば、普段サンダルを履く場合は素足で大丈夫だけど、登山の時は靴擦れ防止のために必ず靴下を履かせる。とか、帽子は必ず被り、日焼け止めもしっかり首まで塗る。とか、休憩のたびにしっかり水分を取り、食事も休憩も十分にする。といった事です。

ママなら普段から当たり前にしている事だと思っていますが。

夫はね。  しない。

当たり前をしない。

出かける準備は私が用意して、全て説明して、お願いしてもしない。

それぞれは小さなことです。が、私が同行すると、まったくしない夫の姿勢にめっちゃイライラします。 

 

無関心かよ。

 

道中でもここから滑り落ちたら簡単に死んじゃうだろうな。っていうような崖っぷちを4歳児が歩いていても、見てもいないし。

私が同行していたら「あー そっち行ったらあかん。危ない!」「待って、今ママ行くから手つないでいくよ」とかずーーっと言ってる。

そしてそういうケアが全くない夫に道中ずっとイライラして、怒って、帰ってくる頃には嫌いになってる。

 

ほんま、こんなちょいちょい嫌いになってたら夫婦やっていけへんくなるで。

 

ずっとイライラして怒ってる態度でついて来られても夫も楽しくないだろうし、私も全然楽しくない、し嫌いになる。(もう一度

それやったら、もうきっぱりと別行動にしたらいいやん。となりました。

生きて帰ってきたらそれでいいわ。

 

この時、次男は膝を大きく擦りむいて、靴擦れだらけで、お尻にデカいダニが喰らいついたまま帰ってきました。

2人とも濡れて、汚れてドロドロ!

初めての大冒険で次男にはかなりの試練だったようです。

 

こんなふうに夫は夫のやり方で子どもと接しています。

夏は自分の農場で子どもを連れて野宿したり。

 

 

どこまでも野生やな。

 

 

こんな事は夫にしか出来ないし、子どもにとって貴重な財産になる経験だと思うんです。

私は参加出来ないし、多分しないほうがいい。

 

我が家ではこのように、子連れで出かける時は分業制となっております。

 

家族旅行、無理に一緒に行動しなくても全員が楽しめればいい。となったお話でした。

 

 

 

 

 前回はこちら。

 

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