【レッド ホット チリ ペッパーズ】Unlimited Love Tour 2022【ハンブルク】 

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

2022年7月12日、Red Hot Chili Peppers のハンブルク公演に行って来ました。

ジョン・フルシアンテが復帰してから初のツアーであります。

 

【Red Hot Chili Peppers : Unlimited Love】

今さらここで語る事は何もない、泣く子も黙るレッチリです。

4月に発表された最新スタジオアルバム『Unlimited Love』を冠したワールドツアー。

レッチリの復活。

世界中のファンが待ち焦がれていたこの瞬間を私も見逃すまいと去年から準備していました。

『VIP Pitch Early Entry』

情熱が先走り過ぎて、VIPチケットを購入してしまった。

260€。

VIP特典は会場への先行入場、限定グッズ、チェックイン・オンサポート。

↓真ん中のバンドは関係なくて、Early Entryバンドが早期入場のバンドで、下の5番のバンドがアリーナのブロックの位置を表しています。

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

2日前くらいになってVIPチケット購入者宛てにメールが来るの。

それに先行入場の為の詳細が書かれていました。

13:15 VIPチケット専用受付開始

15:45 入場

16:00 VIPチケット専用受付締め切り

18:00 開演

なんと!

私、子供達を学校へ送り出してから自宅を出るから、ハンブルクに到着するのがどうしても14時を過ぎちゃう。

せっかく高いチケット買ったのに先行入場の時間に間に合わないなんてありえない!

ハンブルク到着後、急いでホテルに荷物を置いて、タクシーで会場に向かいました。

めっちゃ人が並んでいて〝これは一般の人がなるべく良い場所を取るために並んでるんだな〟と思ったらVIPチケット購入者の列だった。

結局、VIPチケットでも並ぶのは並ばないとダメみたい。

ふぅ 熾烈な戦い。

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

【Volksparkstadion Hamburg】

Volksparkstadion

スタジアムでサッカーの試合が行われている時の収容人数は57000人だそうです。

コンサートの場合、ピッチエリアに人が入るのと、ステージ横と後方には人が入らないので差があると思いますが、同じくらいか少し多いくらいだと思います。

↓ハンブルクの『ミニチュアワンダーランド』にあったVolksparkstadionの模型。

Volksparkstadion

今回はピッチエリアを前、中央、後ろと3分割していました。

私が購入したのはブロック②、つまり中央エリアの先行入場権のあるチケットでした。

ブロック①だと、本当にステージの前1列目もあり得るのですが、なんせ高かった。1回のライブで500€以上の支出は私には許されていないのですよ。

先行入場のおかげでブロック②の1列目、ステージまでは30mくらいでしょうか。

充分近いです。

ただ、座席は屋根があるけど、ピッチエリアは屋根が無いのでずっと日陰無し。

ジリジリ焼かれながら4時間待ちますよ~。

Volksparkstadion

フード・ドリンクを売っているスタンドは豊富にありました。

物販ブースもたぶんあったと思う。

ひとりで行くとこういう時に買いに行けないのが辛いよね。

トイレに行くのも隣の人に声かけて場所確保しててもらわないといけないし。

Volksparkstadion

トイレの数は十分にあるけど、手洗い出来ないのでウエットティッシュ持参したほうが良いです。

 

サポートアクト①【Thundercat】

Thundercat

18時開演。

1組目のサポートアクトは『Thundercat』

Gorillazとコラボしてる曲『Cracker Island』が良いってことしか知らなかった人です。

よく分からないけど、この人って凄いギターの使い手なのかな。

20分くらいずっとギターの神業的な演奏を聞かされて、何か分からんけど凄い!って事は分かりました。

きっと、フリーの推しだな。

 

サポートアクト②【A$AP Rocky】

A$AP Rocky

19時。

2組目のサポートアクトは『A$AP Rocky』

リアーナベイビーのパパっていう事しか知りません。

自身の楽曲を知らない人にも楽しめるように工夫されたパフォーマンスで楽しかったです。

トークでは「今、ハイになってる人いる~?いるよねー。俺もハイだよ~!!」なノリでイメージを裏切らない人だった。

 

【Red Hot Chili Peppers 】

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

20時15分。

キャー!!『Red Hot Chili Peppers 』登場!

嬉し過ぎて、死にそう。

『セットリスト』

Around The World

Dani California

The Zephyr Song

Aquatic Mouth Dance

Snow

These Are The Ways

Throw Away Your Television

Otherside

Nobody Weird Like Me

Whatchu Thinkin

Black Summer

Soul To Squeeze

The Heavy Wing

Californication

Give It Away

---

Sir Psycho Sexy

By The Way

 

以前、友人がレッチリのライブに行って「すごい歳とった!もう、ヨボヨボで見てられなかった。」(酷い!)って言ってたんだけど、確かにそれはレッチリも歳はとる。

人間誰しも平等に老いていくんだからしょうがない。

レッチリの場合、昔のライブパフォーマンスが激し過ぎて、その記憶が強烈に残っていると今のパフォーマンスとの差を感じるんだと思う。

あんなパフォーマンスを今もやってたら死んでまうわ。

今でも十分、キレキレで最高のノリ、むしろ演奏は熟練の凄みがある素晴らしいステージでした。

次はいつツアーすんだろ。

また早く行きたい。

 
 
 
 
 
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【VIP特典グッズ】

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

Red Hot Chili Peppers Hamburg 2022

VIP特典は以上でした。

ビニールバッグ以外は使わないかな。

大切な思い出としてしまっておこう。

 

【アクセス】

帰りは、最寄駅のSバーン『Stellingen』まで無料シャトルバスを利用しました。

終了時間に合わせて何台も待機しているので乗れないという事はないと思います。

駅まで歩く場合は約30分です。

 

【ハンブルク アルトナ】

Hamburg Altona

今回の宿は、ハンブルク・アルトナ駅近くにしました。

アルトナはハンブルク西部のターミナル駅で、ICEなどの長距離列車も乗り入れる主要駅のひとつです。

会場のVolksparkstadionの最寄駅から乗り換えなしで行けるのもポイント。

駅周辺は栄えていて大きなショップも何でもあるし、とても便利。

ハンブルク中央駅付近に比べて治安が良いのも、宿泊施設の料金が割安なのも決め手になりました。

『Centrum Hotel Commerz』

駅徒歩3分のお手頃価格で選んだ宿。

シングルルーム、1泊63€でした。

夜間は無人になり、暗証番号で建物に入るシステムです。

現地決済を選択していたので、先にチェックインして、お部屋に荷物を置いてから会場に向かいました。

セキュリティもしっかりしていて、清潔で、必要最低限が揃っていて、夜寝るだけだったら十分ではあるんですが。

施設の古さが、部屋の狭さと相まって、やっぱり地域最安値の宿それなりだよね。

日本だったらこのレベルのビジホ、4000円以内である。

そう考えると60€以上は高いなぁ。

でも、ハンブルクでそれより予算を下げるともう相部屋のドミトリーしかないんですよ。

それは、絶対無理!

夜中に帰って来てから気にせずシャワー使いたいから。

部屋に滞在する時間が長いならあまりお勧めはしません。

www.hotel-commerz-hamburg.de

 

 

長くなっちゃいました。

レッチリのライブ!最高だったよー♡ と飛び跳ねながら言いたい。

ただ、それだけです。

欧州の音楽イベント、完全復活したように見えて未だコロナの薄墨を払拭出来ない。

飛行機

タイトル、そのまんまです。

この夏、欧州ではコロナ関連の規制がほぼ無くなり以前のような人の移動も、イベントも復活しました。

ドイツではマスク着用も、医療機関と公共交通機関以外では強制ではなくなりました。

音楽イベントについては、コロナ以前の状態に戻りましたね。

やったー!

 

とは言え、出演者や関係者個人が感染すればイベントに参加は出来なくなるし、そういったケースでのミュージシャンの出演キャンセルや公演延期・中止はとても多くありました。

それに加え、ほとんど無の状態だった交通(特に航空)業界が急に再開された事による混乱。

コロナ明けのリバウンド需要に対応出来なくて麻痺状態になった交通の乱れで、ミュージシャンが順当にツアーを周ることが出来なかった。というニュースも度々聞きました。

ミュージシャンは移動出来てるのに機材が届かないとか。

 

私も、不意打ちの予定変更にはなるべく対応できるようにしていたつもりだったけど、やっぱり振り回されたな。

今から考えると。

ここからは、私個人の話。

 

7月に1週間ほどアイルランドに行って来ました。

一番の目的はKenny Hooplaのライブ。

本来は2月にある予定でした。

直前1月になって延期が発表され、7月16日の開催に。

コッ コロナのせいで!

フライトの変更から、宿の取り直しなどバタバタだった、それに従う追加料金も払ったし。

特に宿はマイルを使って予約していたのをキャンセルしたから、その何割かのマイルは戻って来なかったよね。悔しい。

 

www.takimama.com

 

悔しい。

でも、それはいい。予想はしてたから。

でも、7月と言えば音楽イベントが一番忙しい時期。

フェスやコンサートがずっと、どこかである。

そう、新しく組まれたKenny HooplaのライブとRed Hot Chili Peppersのライブが被るとこだった 危ねー。

どちらもチケット購入は前年の秋だったから、そこまで予測出来なかったよね。

 

Kenny Hooplaのライブ延期のお知らせがあった後くらいから、各ミュージシャンの今夏の予定が続々発表されました。

Kennyも新たなEU・UKツアーの予定を告知。

なんと、ダブリン公演の2週間くらい前にドイツ各地を周るツアー日程。

のーぉ!!Kennyがドイツに来るのに、それには行かずわざわざアイルランドまで行く私ってバカやん。

しかも、今年一番嵌っているアイルランド出身のバンドFontaines D.C.が私のアイルランド訪問の10日くらい前にアイルランドでライブをやる。これは、まぁ地元なので早々にチケットは売り切れ、例えその時期にアイルランドに行けたとしてもライブには行けなかった可能性大。

でも、それにはいけない。レッチリのライブがあるから。

私がアイルランドに行く日程で今度はFontaines D.C.がドイツを周るツアー日程。

なに、それ。

音楽フェスでは観たいミュージシャンが別ステージで同時刻に被って、どちらか一方しか観られないという事はよくありますが、まるでそれのインターナショナルバージョン。

ドイツに居たら、Kenny HooplaもFontaines D.C.も来たのに!

 

・・・ん、でもFontaines D.C.は地元ダブリンで観てみたい。って気持ちもちょっとある。

 

そんな悶絶を抱えたライブ日程、アイルランド旅行でした。

モタモタし過ぎて記憶も薄れつつありますが、その7月のライブ行を少しづつ書いていきます。

次回はドイツ、レッチリのハンブルク公演から。

 

ドイツを出るのにだいぶかかりそうや。

 

 

 

 

 

 

 

『Giant Rooks』ライブ。ストラスブール 2022年6月30日@『Artefact La Laiterie』

Giant Rooks

TAKIママ親子推し推し、ドイツ・ハム出身のバンド『Giant Rooks

フランス・ストラスブールで6月30日にあったライブに行って来ました。

 

『Giant Rooks』を知ってから最初に行こうとしていたライブが、このストラスブールのライブでした。

理由は、自宅から一番近いから。

本来は2020年に発表されたバンドのファーストアルバム『Rookery』に続いた『Rookeryツアー』がコロナパンデミックでマルっと延期になっていた、そのツアー日程のひとつがストラスブール公演だったんです。

1回目の延期発表で2021年3月の予定になったんだけど、その頃はまだドイツもフランスもコロナ規制が厳しく、コンサート開催は到底無理な状況。

他の開催地では次々と延期の案内がされる中、このストラスブールだけはなんのアナウンスも無く、会場のホームページを見ても情報がない。

ドイツとフランスではコロナ対策が異なる事もあり、1カ月前になってもどうなるか不明・・・やきもきにも限界が来て、インスタを始めるきっかけになったのがこのライブです。

公式サイトより(他のSNSも含め)インスタの方が情報が早くて正確ってどうなの?

とは思いますが、リアルタイムで推しを追いかけたいならもうSNS抜きでは置いて行かれます。

 

結局、ストラスブール公演は2回目の延期で2022年3月になり、さらに3回目の延期で2022年6月になったのでした。

そう考えると屋内での音楽イベントが再開されるのに丸2年かかったんですね、欧州では。

 

一番初めに行こうとしていたライブが周回遅れでこの夏ラストの『Giant Rooks』になりそうです。

『Giant Rooks』のライブ、私は6回目、長男は4回目、次男は2回目で夫は初めてでした。

 

ストラスブールのサポートアクトは『Anaïs』でした。

Anaïs

 

その後さらに長ーい待ち時間があっていよいよ『Giant Rooks』の登場です。

Giant Rooks

この時の動画をインスタにポストしました。

こちらです↓

 
 
 
 
 
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長男と2人で4時間待ったから最前列だよ。

へへへ、近いでしょ?

Giant Rooks

今年に入ってからのライブは全てステージ向かって右側、ベースのLucaの前でした。

Giant Rooks luca

毎回狙っていたわけでは無く、偶然なんだけどね。

『Hurricane Festival』の時は次のお目当てバンドの会場に素早く移動する為の場所を探したらやっぱりLucaの前だったという、なんか縁があるのかもしれませんね。

会場の外で会うメンバーもLucaばっかりだし。

顔立ちがちょっとプレスリーに似た男前です。

Giant Rooks

よく見かける顔ぶれが並ぶ、グルーピー(今でも言う?)の最前列。

私と長男はアジア人だし、子連れだし、異色で目立ちますよね。

はじめは2人で参加する予定で、夫は次男と2人で湖に泳ぎに行ったんですよ。でも、雨に降られて、ライブに参戦することに決めたみたい。

突然、次男が現れて、わたしビックリ!

次男の両手にはお気に入りのペンギンのぬいぐるみ。

ルカも笑ってた。

Giant Rooks

左から、キーボード・ジョニー、ギター・フィン、ボーカル・フレッド、ベース・ルカ、ドラム・フィンボーです。

毎回、最高のライブを見せてくれてありがとう!

冷房設備の無いフランスのライブハウスで、会場内息苦しいほど暑かったんだけど、みんな汗だくで楽しんでた。

名残惜しさと共に爽快な気分にもなるライブ後でした。

 

ストラスブールのライブハウス『Artefact La Laiterie』

会場の『Artefact La Laiterie』アクセスはトラム『Laiterie』から徒歩5分。

近くに公共の駐車場があります(有料)

繁華街からは少し外れています。

会場近くに、小さなベーカリーやバーガーショップ、ケバブ屋さんなどはありました。

待ち時間中のトイレ問題、私はバーガーショップで買い出ししたついでに済ませました。

 

『Artefact La Laiterie』は大小のふたつのホールがあります。

今回の『Giant Rooks』のライブはアップグレードされて大きい方のホールでした。

『Giant Rooks』の時がそうだったのか、いつもそうなのかは分かりませんが、ホールの後ろ部分が階段状になっていて、意外と後方から見るのも良いのではと思いました。

後から来た夫が「後ろの方がよく見える」と言っていたし。

Artefact La Laiterie

会場内のバーの会計は入り口入ってすぐのクロークでチップを購入して支払うシステムです。

カードは使えました。

Artefact La Laiterie

フランス語、英語以外にもドイツ語も通じたので、長男がひとりで買いに行く事も出来ました。

物販ブースでもドイツ語が通じました。これは、『Giant Rooks』がドイツのバンドだからスタッフもドイツ人だったって可能性が高い。

 

トイレはフランスでよく見かける便座がないタイプ。

これホント使いにくくて嫌い。まだ、和式の方がいい。

ライブ後に行ったら、床がべっとり濡れていて、ワイドなパンツが床についてめちゃくちゃ汚れるのが明白だったから止めた。

本当は我慢したくないんだけど。

 

自宅から行きやすいライブ会場で、私の好き系のアーティストを多くピックしている『Artefact La Laiterie』

トイレを改善してくれたらもっと好きになると思うよ。

 

 

夏フェス、何着て行く?必須持ち物リスト。

Hurricane Festival

ドイツ・ベルリンで開催された『Tempelhof Sounds』

tempelhofsounds.berlin

ドイツ・セーセルで開催された『Hurricane Festival』

hurricane.de

ふたつの音楽フェスに行って来ました。

『Tempelhof Sounds』はベルリンの飛行場跡地で開催された都市型フェス。

『Hurricane Festival』は常時は牧草地が広がる郊外型フェス。

会場内でキャンプはせずに近くの都市ブレーメンから電車で通いました。

 

今回は、フェスに参加する為に用意した持ち物と服装を紹介します。

 

音楽フェス【持ち物編】

フェスの持ち物

上から時計回りに

 

レインポンチョ

天気予報では激しく雨に降られる事はないと分かっていました。

小雨程度ならポンチョで十分。

雨でなくても寒い時に風よけとして被ればそれなりに保温になります。

なるべく軽量でかさばらないものを選びました。と言っても3ユーロくらいの使い捨てポンチョを5年以上使っています。

 

 

マスク

ドイツでは公共交通機関内ではマスク着用要件があります。
それ以外に、砂嵐のようなフェス会場で生きるためにもマスクは必須でした。
 

帽子

本当はつばが広くて、折りたためてコンパクトになる帽子を求めていたんだけど、ちょうど良いのがなかった。
洗濯機で洗えるタイプだとなお良しですね。
ミニカラビナでバッグやベルトループに引っかけられるようにしていました。
 

サングラス

写真のは会場で配っていたスポンサー企業オリジナルのもの。
自前のものも持って行きました。
ケースに入れると意外と嵩張るんですよね。
でも、絶対必要です。
 

アメちゃん

大阪のおばちゃんなら常に持ち歩いているのが当たり前のアメちゃん。
うっかり切らさないように、補充していきました。
長い待ち時間の糖分補給に、喉の保護に忘れてはなりませぬ。
お気に入りはこちら↓
 

 

モバイルバッテリー

空になったスマホの充電が完了出来るくらいのモバイルバッテリー。

貰い物ですが薄型で軽いのでお出かけ時に大活躍です。

 

 

花粉症の薬

会場には持って行きませんでしたが、宿を出る前に必ず飲んでから出かけます。
24時間有効で、目、鼻、喉、全てのアレルギーを抑えてくれるとの事で、これ飲まなかったら息が出来なかったと思う。
普段は症状が酷くても薬は飲まず顔を洗って済ませていたけど、フェス会場でそれは出来ないから。
 

日焼け止めクリーム

いつも使っているニベア。
小さいサイズはお出かけに最適。
待ち時間にこまめに塗り直していました、がそれでも焼けますね。
 

ハンカチ

ハンカチとティッシュ、ウェットティッシュ。
特に手洗い出来る所がない場面も多いからウェットティッシュは忘れないで。
ドイツでは以前は見かけませんでしたが、コロナ禍以降は殺菌ウェットティッシュがドラッグストアで買えるようになりました。
見つからない場合は、赤ちゃんのおしりふきでも代替え出来ます。
 

シリコン製ウォーターボトル

フェスだけでなくほとんどのライブ会場で、飲料の持ち込みは出来ません。
空のペットボトルでも持ち込みは出来ないので、ソフトタイプのドリンクボトルが空で持ち込めるギリギリのラインでしょう。
会場内で販売されている飲料はカップ入りで、持つ手がふさがってしまうのでこのボトルに入れ替えて持ち歩くようにしていました。
もちろん、給水所で水を入れるのにも使います。
 
炭酸は入れたらアカンです。
飲もうとしたら口にガスが一気に噴射されて死ぬかと思った。
 

軽量リュック

旅行のサブバッグとしても便利な折りたたむとコンパクトになるバッグ。
両手が空いて疲れないリュックタイプを選びました。
会場に持ち込める手荷物はA4サイズに収まるものという規定だったので、ちょうど良い大きさです。
 
ドリンクボトルとリュックは『Decathlon』で購入しました。
 

財布・チケット

フェスチケットはもちろんお忘れなく。

最近はスマホに保存できるオンラインチケットが増えていますね。

未成年者の管理や、偽造チケット防止の為身分証明書の提示を求められることがあります。身分証明できるものを持参しましょう。

会場内ではクレジット、デビットカード各種カードが使えました。

万が一に備えて現金、小銭も用意しておいた方がいいと思います。

音楽フェス【服装編】

ここではフェスファッション(おしゃれ)としての服装ではなく、機能的にフェスに適した服装を考えたいと思います。

 

私は基本的にはTシャツにロングパンツ、帽子とサングラス、足元はスニーカーでした。

日が暮れると寒いので薄手のはおりもの。

汚れても洗濯が楽で、軽量、ポケットが付いているものが便利だと思います。

会場では女子はショートパンツにタンクトップというスタイルが多かったんですが、気温差に対応するには肌はなるべく出さない方がよいかと思います。

地面に座り込む場面も多いですし。

 

私は、ベルリンの無印で買ったリネンのパンツが着心地も良く、使えるな~。と実感しました。

www.muji.com

 

履き物はスニーカーが疲れなくて良かった。

特に郊外型フェスの場合はサブの履き物を持って行くなら、サンダルよりも長靴がいいと思う。

雨になったら泥のぬかるみの中を歩く事になるので。

 

夜の防寒には薄いペラペラの上着を持って行きました。

こんなやつ↓

裏地さえも付いていない薄手のジャケットで、フード無し最軽量コンパクト。

防風の機能があれば自分の体温を閉じ込めてくれるので、意外と温かいんです。

寒冷地のフェスだと夜はもっとしっかりした上着が必要かもしれないけど、ドイツの6月はこれでなんとかしのげました。

 

Tシャツは白T好きなんだけど、ライブ会場には向かないな。

ブラックライトに反応して蛍光に光っちゃう。

 

プラス持って行くといいのは、洗える大判のスカーフ!

寒ければ羽織って、日差しが強ければ日よけ、敷物として、多用途に使えるスカーフは男性でも持って行くと便利だと思います。

 

フェスってお祭りだから、少しくらい突飛な出で立ちでも浮かないし、挑戦できるいい機会ですよね。

でも、だからって着ぐるみとかで行っちゃうとトイレが大変だし、熱中症になっちゃうかも。

そこは、よく考えてフェスを楽しもう!

 

今回は、私が便利だと思った音楽フェス参加の持ち物リストと服装でした。

【ドイツの音楽フェス】『Hurricane Festival』ライブレポ・サンデー

Hurricane Festival

2022年6月16-19日に開催された『Hurricane Festival』

hurricane.de

 

19日、日曜日に私の観たライブを紹介します。

 

『Tones and I』

『Tones and I』 Hurricane Festival

『Dance Monkey』の世界的大ヒット旋風が落ち着く前にコロナパンデミックに入ってしまったから、ヨーロッパでライブを行う機会がずっとなかったと話す『Tones and I』

フェスや大きなステージで歌う事にまだ全然慣れていない、緊張が伝わってきました。

その分、ここに立てた喜びや、感謝の気持ちを精一杯表現しようとする彼女が一生懸命で、おばちゃん、泣きそうや。

若い女性として容姿への自信の無さや、大ヒット曲を生み出した後の次へのプレッシャー、私には分からない色々なものと戦っているのだろうな。

どうか、彼女のまわりの大人が良心的でありますように。

早い時間だったので、1時間とライブの時間は短かったのだけど、楽曲の良さと歌唱力で、凄く良いものを観たステージでした。

実は楽曲のタイプとしては私の好みからは外れるんですが、彼女の歌声には特別惹きつけられる何かがある。

またフェスで会いたいアーティストです。

 

『Royal Blood』

Hurricane Festival『Royal Blood』

前週に行った『Tempelhof Sounds』でも最前列で観て、『Hurricane Festival』でまた観に行こうと走るくらいには好きなバンド『Royal Blood

でも、ベルリンで観てから少し熱が冷めたのは事実。

楽曲もいいし、歌も演奏も上手い。

でも、ライブならではのファンとの間に生まれるような何かが無い。

フェスと自身のヘッドライナーショーとでは客層も環境も違うのかもしれないけれど、ライブなのにスタジオでの演奏を観ているみたいな無味、乾燥したステージで虚しさを感じる。

『Hurricane Festival』では始まって3曲目くらいでボーカルのマイクがギターを投げ捨てて退場しちゃった。

会場、唖然。

その後、ドラマーのベンが「マイクは喉に問題があって歌えないんだ。申し訳ないけど」って言い訳していたんだけど。

なんだか、違う事で怒って退場しちゃったみたいに見えたな。

この二人の関係にチャゲアス的なものを感じました。

 

『The Hives』

Hurricane Festival

2000年代初頭のガレージロックを代表するバンド『The Hives

フロントマンのペレがめちゃ可愛いおじさんになってるの知らなくて衝撃だった。

デビュー当時の美しさを知っているだけに、その差が・・・。

ライブは、流石に長くやっているバンドだけあって楽しいステージでした。

微妙に合ってないドイツ語で一生懸命観客に語り掛けたり、動きがおじさんでモタモタしてるのに「ロックしてるか~い!」と上がらない足を蹴り上げたり、これなんのコント?

土埃の中の過酷な環境の中でゼーハー言いながら頑張るペレが微笑ましくて、会場全体が彼を応援しちゃう温かいライブ。

全然、ロックじゃない(笑)

でも、ペレ以外のメンバーはまだキレキレだったな。

公式スポンサーのArte Concertが動画を公開しています。


www.youtube.com

 

『Kontra K』

『Kontra K』

ドイツのラッパー『Kontra K

ギャングスタラップは私の守備範囲ではなく、しかもドイツ語ラップなんてあまり縁がない、ホントない。

次の『Rise Against』の場所取りする為に観たの。

でも、悪くなかった。

食わず嫌いはダメだよね。

ギャングスタラップのイメージもあるし、キン肉マンだし、全身タトゥーだし、めちゃいかついのに『Kontra K』トークが温かい優しい。 

ファンと出来るだけコミュニケーションを取ろうとするステージで、感謝の言葉もあるし、好感触。

「セキュリティー、前にいる人たちは僕のファンでずっと待っててくれて、水も飲んでないからお水あげて。」って、何 めっちゃいい人!

なんか、イケメンに見えてきた。

そう言われたセキュリティー、前列の観客にブシャーって水ぶっかけてたし。

いや、そういう意味じゃないから。

 

ゴ--!!って火を背負う演出などもあり気合入ってるステージでした。

Arte Concertの動画、ドイツを代表するラッパー、見てみる?


www.youtube.com

 

『Rise Against』

『Rise Against』Hurricane Festival

隣のステージの『Bring me The Horizon』を諦めて場所取り待ち観た『Rise Against

私にはちょっと懐かしいバンド。

ライブは初めてでしたが。

「コロナで辛い時間を過ごした人、大切な人に長く会えなかった人、また、ライブが出来なかったバンド自身、みんなまた一つになれる時が来た。今、この瞬間は祝祭だ!」的な事を言ってたような気がする。

社会派だよね。

私の横にいたお姉さんが殆ど全ての歌を空で歌えて、しかもめちゃ上手で感動した。

 

私の『Hurricane Festival』はこれでお終いでした。

電車の時間があるからね。

『Rise Against』は最後に花火がドカーンと上がったりして、最後にふさわしいステージだった。

こちらもArte Concertの動画があります。


www.youtube.com

 

あまりにも素行の悪いお客は会場からつまみ出されるシステムで、同じ人が3度も連行されていて笑った。

人気のアーティストの時は入場制限がかかるから、どこかを飛び越えないと途中で入場できないはずなんだけど。

 

以上で、『Hurricane Festival』2022のレポートは終わりです。

次回は、フェスの為、ブレーメンで泊まったホテルを紹介します。

【ドイツの音楽フェス】『Hurricane Festival 2022』ライブレポ・サタデー

Hurricane Festival

2022年6月16-19日に開催された『Hurricane Festival』

hurricane.de

 

18日、土曜日に私の観たライブを紹介します。

 

と、その前に、土曜日は会場に向かう電車を間違えて選択してしまい、自分が予定していたより2時間も到着が遅れてしまいました。

ブレーメン中央駅

『Hurricane Festival』会場の最寄り駅Scheeßelはローカルな無人駅で、各駅停車の電車しか停まらないのです。

土曜日の朝もドイツ鉄道のAPPで時刻表検索して指定の電車に乗ったのだけど、それが急行列車で一つ向こうの駅まで行って折り返しの各停に乗り換えてScheeßelに行くやつだった。

確かにそれが一番最速、そうだけど!まさかそんな変則技出してくるとは思わなくて、なんで駅通り過ぎるの~!!ってパニくりました。

APPの1回乗り換えってなってるの見逃した。てか、凄く小さく書いてあるから見えん。

そのまま、乗り換えの列車に乗り損ねて一つ向こうの駅で1時間以上待つ羽目に。

私以外にもたくさんの人がドイツ鉄道APPの罠に嵌ってました。

いや、昨日と違うホームから発車するから違和感は感じてたんだよね。

バカ! 私。

 

それで、土曜日一番に観たい『Nothing But Thieves』を見逃しました。

Scheeßelの駅に到着した時にはライブが始まっている時間で、もう無理。

拗ねた。

諦めてScheeßelの町に向かい、アイス食べました。

Scheeßel

甘いもの食べて、自分の機嫌を取る。

 

ライブストリームのフルセット動画がありました。


www.youtube.com

黄色のパンツ かわいい。

 

『Jeremias』

『Jeremias』Hurricane Festival

ドイツ・ハノーファー出身のバンド『Jeremias

一緒に口ずさみやすい優しいメロディーと、イケメン揃いのビジュアルで人気のバンドです。

分かりやすいドイツ語の楽曲が多く、ドイツ語を勉強したい人にもおススメ。


www.youtube.com

『Hurricane Festival』の動画がなかったので、ドイツのテレビショーに出演した時の動画を。

 

『Foals』

『Foals』Hurricane Festival

英国のロックバンド『Foals

日本へも何回も行っているし、大物バンドと一緒にツアーを周ったりもしているので世界的に知名度の高いバンド。

ライブもそつなくこなす。といった感じでした。

ライブ中、ずっと軽ーくダンスしてられる、夏フェスにピッタリですね。

 

『IDLES』

『IDLES』Hurricane Festival

Tempelhof Sounds』でも観た『IDLES

2週連続でも足りないくらい愛してる。

今回は早くから場所取りしたから、2ブロック目のステージ正面で観る事が出来ました。

モッシュに巻き込まれたくないので、ステージ前のエリアは避けました。

自分は汚れる事なく、ライブは観たい。

特に『Hurricane Festival』は砂埃がえげつなくて、目も開けられない、息も出来ないくらいだったから。

あんな状態でも歌えるって凄いな。

プレスのカメラマンが果敢にもモッシュの渦に入って行きました。

あれ、カメラとマンは無事だっただろうか。

 

公式スポンサーArte Concertがフルコンサートの動画を上げています。

観客、最前列のピンクのキャップの人『Kat Frankie』じゃない?


www.youtube.com

私も米粒くらいの大きさで映っています。

 

『Von Wegen Lisbeth』

Von Wegen Lisbeth

ドイツ・ベルリン出身のバンド『Von Wegen Lisbeth

ドイツ語で歌っているバンドですが、このバンドは音作りが独自。

なんか分からんが聞いた事のない音のミクスチャーで、楽器は何を使っているのだろう?

ドイツではかなり人気のあるバンドです。

この遅い時間のメインステージですからね。


www.youtube.com

 

『Hurricane Festival』土曜日、見逃したアーティスト

この日、見逃したのは『Nothing But Thieves』の他にもたくさん!

『IDLES』の場所取りのために、『Mand Diao』と『Fil Bo Riva

『Fil Bo Riva』なんて先週の『Tempelhof Sounds』でも見逃したからね。

 

帰りの時間を過ぎてしまったから『Deichkind』と『Twenty One Pilots

『Twenty One Pilots』ライブ始まる時間が00:30だよ!

日付変わっとるやん。

私、無理。 眠い。

タイムテーブルに運の無かった一日でした。

 

それぞれライブの模様は、おなじみ『Arte Concert』さんが動画を公開しています。

 

次回は、『Hurricane Festival 2022』日曜日の模様をお届けします。

 

 

【ドイツの音楽フェス】『Hurricane Festival 2022』ライブレポ・フライデー

Hurricane Festival

2022年6月16-19日に開催された『Hurricane Festival』

hurricane.de

 

17日金曜日に、私の観たライブを順番に紹介します。

 

『Inhaler』Hurricane Festival 

U2のボノの息子Elijah Hewsonが率いる、アイルランド出身のバンド『Inhaler

ちょっとU2ぽい楽曲もありながら、フレッシュな音が心地よいバンドです。

ていうか、歌声がボノに似すぎているからU2に聞こえるのでしょうか?

ライブを観るのをとても楽しみにしていましたが、チケットとリストバンドを引き換えるゲートを素通りしてしまい、また折り返さないといけなかった為1時間近く時間をロスしてしまったんです。

ステージに到着した時には、もうライブが始まっていて後方から観るしかありませんでした。

残念。


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『The Dead South』

Hurricane Festival

カナダのフォーク?カントリー?バンド『The Dead South

バンドの構成にマンドリン、バンジョーとチェロが入っているのが個性的。

楽曲もとっても良い。好き。

このバンドを目当てに来ていた人は少なかったみたいだけど、会場を大いに盛り上げていました。

彼ら自身がライブを楽しんでいるのが伝わってきました。

『The Dead South』も、ライブで観る方が良いバンドです。

最後の曲でチェロの絃が切れてしまい、苦笑いだった。

替え、用意してないんか~い。


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『Giant Rooks』

Hurricane Festival

ドイツ出身、人気爆発中のバンド『Giant Rooks

『Giant Rooks』のライブは5回目。

毎日でも通える自信ある。それくらい『Giant Rooks』のライブは楽しい。

『Giant Rooks』の出身地HammとHurricane Festivalはそれほど遠くないので、彼らにとってはある意味ホームでの大型フェス出演。

ドイツ語トーク 良い♡


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私 チラリと映っとります。

 

『Fontaines DC』

Fontaines DC Hurricane Festival

『Giant Rooks』のラスト曲を背に、めっちゃ走った。

だって、『Fontaines DC』のライブが始まっちゃう!

しかもステージ遠い!ぐぉーっ!!

アラゴーあんま走らせないでぇ。ゼーハーゼーハー。

テントに到着した時に、ちょうどライブが始まりました。

意外にも混んでいなかったから、最前列に潜り込めた。

前週の『Tempelhof Sounds』と同じ角度になる位置だったけど、ステージが半分以下の大きさだったから、前回より近い~ 嬉しい~。

そして、前回と同じステージ衣装ですな。

夜22時のコンビニに行くと、こんな感じの兄ちゃんいますよね。

他のメンバーもほとんど同じ衣装で、スタイリストの意図か、それともメンバーの趣味か。

 

隣にいたおじさん2人組、背の高い方が低い方に対して『Fontaines DC』の良さをプレゼンしてたんだけど響かなかったみたいで、途中で背の低いおじさん出て行っちゃった。

空いた場所にすかさず詰めた私を推し仲間と認定したのか、背の高いおじさんめちゃ嬉しそうだったな。

このフェスでの良い動画が無かったのでHurricane Festivalならぬ『Hurricane Laughter』という曲を。

ライブで必ず演奏する曲です。


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『The Killers』

Hurricane Festival

空間全体が霞むような砂嵐がお分かりだろうか。

いきなりの『Mr. Brightside』で一気にぶち上げ、会場全体をまさにハリケーンにしちゃった『The Killers

流石のラスベガス出身なショーマンぶり。

私、この時にはへとへとに疲れていたんだけど、思わず立ち上がって一緒に歌わずにはいられない。

ああ、いいなぁ。

『The Killers』の単独公演も行ってみたくなりました。

 

---

『The Killers』のライブを観ていたら、『Giant Rooks』のBass担当ルカを発見!

すかさず捕まえて、ビデオメッセージもらっちゃった!

「子ども達に。」って頼んだら、

「あなたの娘さんの名前は?」って聞かれたから、もう私達のこと認識してると思っていい? 嬉しい!!

でも、ウチの子 ふたりとも男!!

男なの、ルカ。

www.takimama.com

ごめんね、ご両親とキラーズ観てる時に邪魔して。

世界一のナイスガイだよ、君は。

 

その後、23時からの『Seeed』も観たかったんだけど、キラーズが終わる頃に会場を後にしました。

電車の時間の選択肢があまりなかったし。

砂嵐の中にずっといるのがしんどかったし。

疲労がハンパなかったし。

好きなバンドをたくさん観られたし。

ルカに会えたし。

 

もう、満足。

Hurricane Festival

 

この日の出演者で出来れば観たかったけど、観れなかったのは『Seeed』の他に『LP』でした。

歌声だけ聞いたら女性かと思うような中世的なキャラのシンガーです。

 

次回は、『Hurricane Festival 2022』土曜日のライブレポをお届けします。

 

 

 

 

 

 

【ドイツ最大級の音楽フェス】Hurricane Festivalに行って来ました。【ソロフェス】

Hurricane Festival

2022年6月16-19日、ドイツ・シェーセルで開催された『Hurricane Festival』に行って来ました。

hurricane.de

 

『Hurricane Festival』概要

Hurricane Festival

1997年から(中止された年もあり)6月に開催されているドイツの音楽フェス『Hurricane Festival』

ロック、ポップ、オルタナティブ、エレクトロなど、ドイツで人気のある国内外のアーティストを集めた、ビッグフェス。

来場者数は8万人以上『Rock am Ring』と並び、ドイツ最大級の音楽フェスです。

同じ週末にドイツ南部で開催される『Southside Festival』は姉妹フェスで、出演アーティストが入れ替わりで、同時開催されています。

ラインアップは世界的に有名なアーティストと共に、ドイツで人気のあるドメスティックアーティストも多く出演しているのが特徴。

前週に行った『Tempelhof Sounds』のラインアップに比べると、よりドイツ人にフォーカスしたラインアップだと感じました。

来場者も外国人の割合が『Tempelhof Sounds』と比較して少ないと思います。

公式の発表では2022年の来場者は8万人。

誰かのステージで9万人とも言っていたので、8万人は確実に超える来場者数だったのでしょう。

『Hurricane Festival』2022年のラインアップ

Hurricane Festival

なんとなく分かりますかね、ドイツ語の曜日。

FR:Freitag(金曜日)

SA:Samstag(土曜日)

SO:Sonntag(日曜日)

フェスは“ウォームアップパーティー”と称して木曜の午後から始まっているんですけど、たいていの人は金曜から参加するみたいです。

見にくいけど、タイムテーブルはこんなんでした↓

Hurricane Festival

郊外型フェスの特徴として、最終ステージが夜中を過ぎ2時まである事。

その後もワイルドコーストステージでDJパーティプログラムがあり、夜通しお祭りを楽しむことが出来ます。

ここが“パリピフェス”と言われるゆえん。

 

『Hurricane Festival』チケット料金

公式サイトのスクショを撮っていなかったから、本当はどうだったか分からなくなってしまいました。

しかも、誕生日におねだりして買ってもらったので、料金をしっかり把握していないのです。

ネット上の情報では・・・

『Hurricane Festival』の通しフェスティバルチケットは222€から。

これには、期間中テントサイトでのキャンプ料金が含まれています。

1日券は102€。

任意の曜日を指定して購入できます。

1日券にはキャンプは含まれていません。

その他、トレーラーパーク利用者やVIPパス、ファミリーチケットなどフェスティバルチケットとは別に最大1000€のオプションチケットが用意されていました。

以上は2022年の情報です。

料金は毎年変更があるので、詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

『Hurricane Festival』アクセス

『Hurricane Festival』の会場は、ハンブルクとブレーメンの中間にあるシェーセル(Scheeßel)という町の郊外で開催されます。

モーターバイクの競技場『Eichenring』がメインステージの場所です。

Scheeßelの駅からフェス会場までは歩いて20分ほど、平坦な道なのでみんなキャンプ道具一式をトローラーなどで運んでいました。

私はフェス会場でキャンプをしたくなかったので、ブレーメンに宿をとって毎日電車で通いました。

電車の運行本数は少なく、日中は1時間に1本程度です。

遅い時間になると運行される列車が減り、ヘッドライナーを観てから帰ろうとすると2時間も電車待ちがある。など、どうしても観たいアーティストが遅い時間の出演の場合は、現地でキャンプしたほうがいいと思います。

実は自宅からだと姉妹フェスの『Southside』の方が近いんですよ。

でも、立地的にフェス会場でキャンプせずに近くの街に宿泊して公共交通機関で通う。という事が難しそうだったので『Hurricane Festival』にしました。

どちらのフェスティバルにしても、現地でキャンプしてフェスを楽しむ。事を前提にしたフェスです。キャンプもフェスのイベントのひとつ、くらいの感覚で。

郊外型フェスですからね。

電車で通う以外にも、車で行く事も可能です。

有料の駐車場が用意されていました。

駐車場からフェスティバルサイトまではかなり距離があり、電車で来た人と同じくらいは歩きます。

 

『Hurricane Festival』フェスティバルサイトMAP

Hurricane Festival

赤で囲んだエリアがフェスティバルサイトです。

フェスティバルパスを持っている人しか入場出来ません。

黄色の星印が入り口で、このゲートで手荷物検査があります。

注意しないといけないのは、フェスティバルパス(チケット)を提示してリストバンドをつけてもらうのは、フェスティバルサイトの1キロほど手前の場所なんです。

上の地図でいうと、ピンクの星印の場所。

特に大きく表示があるわけではないので、通り過ぎてしまいました。

 

多くの人がキャンプ道具を抱えて、会場に向かいます。

Hurricane Festival

 

『Hurricane Festival』ステージ

Hurricane Festival

ステージは4つ。

メインステージはグリーンカラーの“Forest Stage”

2番目に大きい“River Stage”テーマカラーは青。

Hurricane Festival

東方の奥まった場所にあるのが“Mountain Stage”カラーは赤。

Hurricane Festival

入り口から一番近い“Wild Coast Stage”は唯一のテント型屋根付きステージ。

ここが一番小さいステージでした。

Hurricane Festival

大きなステージや、人気のある出演者の場合はステージ前のエリアを限定して入り口と出口を分け、人の流れを管理して混乱が無いようにしていました。

そのような規制や、人のそもそもの多さ、各ステージ間が離れている事もあり、別のステージへの移動はかなり時間がかかります。

そこは見極めが難しいところでした。

 

メインのフォレストステージとリバーステージには介助が必要な人と、その介助者専用のバルコニーが設置してありました。

 

『Hurricane Festival』フェスティバルサイト内の施設

Hurricane Festival

広い敷地には

・飲食店ブース

・ATM

・救急センター

・インフォメーションセンター

・小包配送受付カウンター

・物販

・トイレ

・無料の給水所

・VIP用テラス

・様々なゲームやイベントを行うオリエンテーリングブース

・充電ブース

・ラジオやテレビなどメディアブース

の施設がありました。

 

ハリボー屋さん、これはかなりそそられる。

Hurricane Festival

豚の丸焼き。

削いだ肉をパンに挟んで食べます。大人気で行列でした。

Hurricane Festival

お祭りらしく、食べ物の種類は豊富。

お値段はフェスではない普通の場所で食べるものの2倍ほど。

待ち時間もかなりあり、時間を節約してステージを周りたい私はなるべく利用しない方向でした。

ただ、最後の最後に会場を後にする前に買って食べたケバブはめちゃくちゃ美味しかった。

お値段は普通に買う倍以上だったけど、あんなに美味しいのなら他のお店も試してみれば良かったな。

Hurricane Festival

Hurricane Festival

トイレは簡易式。

水洗で手洗場の付いているトイレは1ヵ所しかありませんでした。

手洗い出来ないのは困るので、ウエットティッシュを持参したほうが良いですね。

 

VIP専用テラスは、フォレストステージとリバーステージが見える場所にありますが、どちらもけっこう離れています。リバーステージからは音が届かないんじゃないかな。

『Hurricane Festival』インターネット

Hurricane Festival

私はボーダーフォンのデーター通信を利用していますが、フェス会場内全てでEでした。(2Gや3G、最近なら5Gと言われる通信速度のカテゴリーでEです。)

もう、インターネット熟睡してるんちゃうか、ってくらい繋がらない。

メインステージ横、西側に通信業者のブースがありその周辺だけWiFi利用が可能でした。

VIPはキャンプサイト、フェスティバルサイトの一部でWiFi利用が可能なようです。

 

『Hurricane Festival』気候

Hurricane Festival

そのほとんどが野外なので、行く前にお天気チェックはしっかりしていきました。

2022年は期間を通してくもり、日曜の午後は時折雨。

最高気温は28度でした。

ちょうど同じ時、『Southside』では熱波に見舞われ、ドイツ南部では今年一番の暑さになったのですが。

『Hurricane Festival』の開催されるこの地域はやっぱり北ドイツ。

朝晩は冷え込みもあり、薄手のダウンジャケットを着ている人もたくさん見かけました。

暑さが厳しいよりは、曇りの方がいいです。

 

気候はとても良かったのですが、会場が草地半分、残りが土だけの土地で、とても乾燥してる場所に8万人もの人が行き交い、ダンスしたりするもんだから土埃が凄い!

まるで、砂漠の砂塵嵐の中にずっといるようなものでした。

このフェスの写真、スマホの画質があまり良くないのもありますが、砂嵐の中で撮影したものが殆どで、くすんだように映ってしまってます。

酷い時には土埃がひど過ぎてステージが見えなくなってしまうくらい。

鼻水に色が付くとしたら黒なんですね。

過酷な環境でした。

 

『Hurricane Festival』テントサイト

Hurricane Festival

『Hurricane Festival』には、様々なタイプのテントサイトがあります。

・自前のテントを持ち込んでキャンプするノーマルサイト。

・運営側の用意したテントでキャンプする、おまかせサイト(オプション別料金)

・自前のキャンピングカーで会場に行く、トレーラーパーク(オプション別料金)

・設営されたバンガローやティピでキャンプするグランピングサイト(VIPオプション別料金)

私はキャンプしていないので、詳しくは分かりませんが、広大なキャンプサイトが用意されており、『Hurricane Festival』はキャンプもフェスの主要なイベントだという事が分かります。

 

VIPチケットについては、ブレーメンやハンブルクに宿を取った方が安いのにも関わらず、早々に売り切れになっていました。

 

『Hurricane Festival』のキャンプについては公式サイトで詳しい情報をご確認ください。

 

『Hurricane Festival』治安

Hurricane Festival

セキュリティーがしっかり配置されているので、無法地帯という事はありません。

でも、やっぱりお祭りなので酔っ払いやただ騒ぎたいだけのグループも多く、単純に音楽を楽しみたいだけの人にはストレスかもしれません。

若者が一番多いけど、年配の人も一定数いました。通しのフェスティバルパス、子どもが簡単に買えるほど、安くはありませんものね。

毎年来ているようなコアなファンも多いのだと思います。

 

とてもよく見かけたのはナンパ。

ナンパするのも、されるのも、目的で来ている人も多いようなので、そうでない人は辟易しちゃうかも。

私、そういうところとは既に無縁なBBAで良かった。

ひとりでいると酔っ払いに絡まれる事も覚悟しないといけません。

キャンプしていたらさらにそんな場面に遭遇しそうです。

 

会場、最寄り駅、要所に警察車両、警備員が配置されていました。

 

【余談】

キックスクーター

駅からフェス会場までけっこうな距離を歩くのが嫌で、ブレーメンでキックスクーターを買いました。

子ども用ですが私でも十分使えます。

はじめは、電動のキックスクーターか自転車をレンタルしようと思っていたのですよ。

レンタルの電動キックスクーターはレンタルの手続きから支払い、施錠まで全てスマホのアプリで行うシステムで、ネット接続のほぼ無いフェス会場では使用できないと分かりやめました。

自転車は、9ユーロチケットの混乱で、電車に自転車を持ち込む余裕がないので諦めました。

それで、まぁ家に持って帰って子どもと私が使えるからいいやと思って買ったキックスクーター。

50€+鍵5€ でした。

ライトは自宅から持参した。

これがあったおかげで、駅とフェス会場の行き来は素早くなったし、空き時間にScheeßelのカフェに行く事もできた。

 

停める時は宙に浮かせて停めます。

後から来た自転車をかぶせられ、取り出せなくなるのを防ぐのと、立ちション、嘔吐の被害を防ぐ為です。

そして、フェス最終日、帰り路でこの買ったばかりのキックスクーターが壊れている事に気が付いた。

翌日、購入店に持って行っても修理不可能だった為、返品しました。

元々大事な部分の部品がゆるゆるで外れそうだったし、不安だったんですよね。

という事で、フェス期間中だけとってもお世話になったキックスクーターでした。

グッジョブ!

 

ちなみに、駅とフェス会場間は、だるいけど歩けんことはないくらいの距離です(約2㎞)

キックスクーター買う程じゃない。

次は素直に歩くと思う。

 

---

『Hurricane Festival』のライブのいくつかは、公式スポンサーのArte Concertが動画をアップしています。

Youtubeをチェックしてみてください。

 

 

次回からは、私の観たアーティスト達のステージをレポしていきたいと思います。

【ベルリンの宿】Hotel Villa Konstanz

ベルリンの音楽フェス『Tempelhof Sounds』に行った時に宿泊したホテル『Hotel Villa Konstanz』を紹介します。

www.hotel-villakonstanz-berlin.de

 

『Hotel Villa Konstanz』アクセス

Sバーンの『Hohenzollerndamm』と地下鉄『Fehrbelliner Platz』の中間にあり、どちらの駅からも徒歩10分以内の距離です。

Sバーン『Hohenzollerndamm』からフェス会場最寄り駅の『Tempelhof』までは、乗り換えなし、約15分の乗車時間でした。

運行本数も多く、たいした待ち時間もなく次々と電車が来るので、時間の節約になりました。

 

『Hotel Villa Konstanz』の周辺は住宅地で、駅の周辺にしかお店がありません。

フェスが終わって帰って来るのは夜中。

駅からホテルまでの道は人気が無く、少し不安でした。

でも、薄着のマダムが小型犬を散歩させていたから大丈夫なんだと思います。

 

フェス終了後、会場近辺は混雑していて飲食しずらく、でもお腹は空いているから、宿周辺で少しでも食べるものを調達できるようなお店があったら良かったのだけど、全くなかったな。

次回は、深夜でもお店が開いている大きめの駅の近くの宿にしよう。

 

『Hotel Villa Konstanz』のお部屋

Hotel Villa Konstanz

建物自体が古そうなので、施設全体的に年季が入ってます。

音もけっこう響く。

でも、とても清潔で居心地は良かったです。

家族経営の小さな宿で、夜間はレセプションが無人になり、ホテル入り口のドアは施錠されます。

外出の際は自分のお部屋の鍵を忘れずに持って出てください。

1階に有料のドリンクマシンがありました。

お湯だけなら無料なので、自前のティーバッグでお茶を飲めたのは嬉しかった。

Hotel Villa Konstanz

私が利用したのはシングルルーム。

ベッドは日本で言うとセミダブルくらいの少し幅広のベッドで寝心地も良かったです。

Hotel Villa Konstanz

毎日、お客が朝食に行っている間にルームサービスが入ってくれます。

私は、毎日のルームサービスは必要ないので、1回はお断りした。掃除のお姉さん、嬉しそうでした。

バスルームはこんな感じ。

Hotel Villa Konstanz

どこも清潔で使いやすい。

全身用シャンプーが備え付けられていました。

 

私が利用したのは朝食付きのプランでした。

ブッフェ形式で、パンやチーズ、ハム、ヨーグルト、シリアル、ジャム、フルーツ、などドイツの典型的な朝食で種類は豊富に揃っていました。

宿の近くに、ベーカリーや朝食をとれるような場所がないので、宿で朝ごはんを食べられたのは良かった。

 

朝食込のこのレベルの宿で、ベルリンではお安い方だと思います。

常連が多いのか、客層は年配の家族やグループが多かったですね。

 

駐車場が付いています(有料かどうかは未確認)

 

値段とサービスを考えるととても良い宿でした。

女ひとり旅でも安心できる、オーナー家族と客層です。

 

でも、次にまたフェスで来るなら飲食店が近くにあるもっと便利な立地を選ぶかも。

これは、完全に私側の都合なので宿にはなんの不備もありません。

車でベルリンに行く人や、落ち着いた環境を希望される方には『Hotel Villa Konstanz』お勧めです。

 

 

朝は、しっかり食べたい派のTAKIママでした。

 

次回からは、“パリピの為のはっちゃけフェス”として有名な『Hurricane Festival』の様子をお届けします。

 

 

【The Strokes】ジュリアン・カサブランカスがぼやき倒す唯一無二のギグ『Tempelhof Sounds』ファイナル

The Strokes

Tempelhof Sounds』6月12日、3日目フェスの最後を結ぶのは『The Strokes』

最近になって、またバンド活動を活発化させたのに、コロナ禍の世の中になっちゃって今春からようやくツアーを周れるようになった『The Strokes』

待ちわびていたファンも多いことでしょう。

tempelhofsounds.berlin

 

『The Strokes』のライブを一言で表すなら、“Julian Casablancasの一人漫才にThe Strokesの伴奏がついている演奏会”でしょうか。

とにかくジュリアンがぼやき倒す。

絶対シラフじゃないよね。

ライブが始まってそうそうにマイクスタンドに引っかかってひっくり返る、歌いながらヘナヘナとその場に座り込んでしまう。

ステージの端まで歩いて行きたいけど、マイクのコードが足らず、コードがビンっ!と伸びきってしまい、それ以上動けなくなる。あはは!散歩中の犬か。

自分で絡めたマイクのコードをほどこうとして四苦八苦している時に、助けようと駆け寄ってきたスタッフに対して

J:「いい!あっち行って!・・うそ、愛してるよ。」

など 緊張感ゼロなステージ。

カラオケボックスで歌の上手い酔っ払ったおじさんを見ているみたいだった。

それが、『The Strokes』だから最高に面白い!

The Strokes

以下、フェスの〆にふさわしいメインステージでのジュリアントーク集。

 

「この前コロナに感染したから~ 上手く~歌えない~~」

 

伴奏が始まっているのに

「いやだ。まだ、歌いたくない。」

 

ファンが持っていた自身の数年前の顔写真のお面を奪い取り

「俺も昔はこんなイケメンだったんだよな~」

「スピーカーに貼っとこ♡ このライブの間ずっと見えるようにしとくよ。」

 

「ドイツ語って好きなんだよね。でも分かんないから、いつも真似事するだけなんだ。X△O/&+D^¥~VSHean◆!」

無駄にクオリティの高いむちゃくちゃなドイツ語の真似。

 

「ドイツの歌っていいのあるよね?なんかお勧めある?」

と、ファンに振っておいて

「え?何?まぁ、いいや 何言ってるか分かんない。」

 

「あの、ハリースタイルズの新曲良いよね?歌うべき?なんだっけ?なんて言う曲だったっけ?」

「“As it was”?」

で、歌わずに。

「期待し過ぎ。」

 

「大昔のEPの曲やろうか?」

伴奏が始まると

「んー そのEPと違う!」

 

後半は、ほとんど寝ころぶか座り込んで歌ってた。

しかも、客席にお尻向けて(笑

 

他のバンドメンバーは慣れた様子で、しゃべりの途中から伴奏をはじめてちゃんとライブが繋がるようにしていました。

そしてとても冷静。

ぐでんぐでんのジュリアンと対照的だった。

 

『The Strokes』のライブ行ったことある人、彼らのライブっていつもこんなん?

他のライブビデオ見ても、もうちょっと真面目にやってるような。。。

あんまりにもな箇所はカットしてるのかしら。

 

それとも、『Tempelhof Sounds』は調子が良かったのかな。

 

そんな状態でも歌唱は出来るのがやっぱり芸風なのかな。と思ってしまう。

ま、歌もけっこうグダグダな箇所ありましたが。

 

でもなぜか、その全てがいいんですよね。

名曲を熱唱! ではなく、めっちゃ力抜けてるんだけど、これこそライブでならでは。

ジュリアンのぼやきトークはその時限りで、同じトークはたぶん二度とない。

彼のトークを全て録画したかった。

 

---

 

昔、大阪の劇場にお笑いライブを観に行った時の事。

 

漫才で出てきた大悟がベロンベロンに酔っぱらってたんです。

『千鳥』の大悟ね。

真っ赤な顔して、眼も完全に座っているような状態で。

もうね、その状態が面白くて漫才の内容が入ってこない!!

ノブが切れてステージ上で喧嘩になるんじゃないかと思ってハラハラした。

それも、ちょっと期待した。

その日は他に、ロザンやジャルジャルなんかも出演していたけど“酔っ払い大悟”が強烈過ぎて他は全て霞んじゃった。

忘れられないライブです。

 

『The Strokes』もそういった意味でファンの期待に応えるライブだったんだと思う。

だって、また観たいと思ったもの。

あんな面白い楽しいライブないわ。

 

私の近くにいた女子は「The Strokesのライブはこれで18回目」って言ってた。

うん、そうなる気持ち分かる。

 

ライブのセットリストは主に最新アルバム『The New Abnormal』からの曲が中心で昔のヒット曲と半々でした。

 

 

ベルリンの音楽フェス『Tempelhof Sounds』の大トリにふさわしい『The Strokes』のライブでした。

 

【番外編】

 

ジュリアンがドイツの歌で何がお勧めか聞いた場面で。

 

Rammstein!」

「うわっ!Rammstein!?それ、ないわー。」

 

NINA HAGEN!」

「おまっ!正気か!それをドイツ代表にすんなよ!!」

 

NENA  !」

「いや、もっと他にあるやろ!」

 

以後、延々と続く。

ファン同士のドイツの歌選手権がヒートアップしていました。